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イラスト描いてます

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最近の記事

返事の下書き

お元気ですか。返事を書き始めるのになんか長いことかかってしまった、ごめん。言いたいことがいっぱいあるのと、もうあなたの顔がおぼろげになってきているからかな。どう伝えたらいいのかなと考えてしまって。でも、常に頭の中にあったし、いい加減書き出さないとな、と思って。それが今。 質問に答えることから始めると、村上隆のキュレーションについて、図版含めて100ページ以上。やっと修士号もらったよ。 期間は2000年代前期に限った。「スーパーフラット」から「リトルボーイ」まで。論文ってテ

    • ランチューバー

      私自身は走るの嫌いなのですが、連れ合いがジョギングを趣味としており、フルマラソン大会によく出ています。実績のある選手がゲストで数名、フルの付き合いではなくても一緒に走ったり、折々声かけしてくれます。大きな大会では瀬古監督(意外にお喋りで元気)とかQちゃん(幾つになっても可愛い!)とかよく見るし、有名人だーと思うと嬉しい。参加費は今やフルだと一万円以上かかるものが多いけど、そうなると参加選手はヒマで金持ち、シニアが多く、しぜん参加者数は減っていきます、、、。 しかし、県名つい

      • アイドル(偶像)について感じたこと

        地元フルマラソン大会(大手)の応援に行った。ゴール直前の道の角でローカルアイドルが一生懸命踊っていた。ヘトヘトで顔も上げられない大半のランナーは通り過ぎるんだけど、一部の人は彼女に手を振ってあげていた、それが尊かったという話です。 仮設ステージともいえない、石畳に2畳ほどのマットが敷かれ、マイクと少しの音響設備に数名のスタッフがいるだけ。出演は彼女だけではなく、他にもチアガールや応援団が控えていた。その中のひとりだった。 レースはクライマックスだが、コーナーで人々は内側に

        • 査読からのリジェクト

          春に人生初の学会発表、その後論文にして夏に学会誌に投稿し、査読を経てリジェクトされました。今後の展望を含め軽く振り返ります。同様のケースの参考になれば良いなと思います。 正規学会員です。所属学会(人文科学)は小さいが、一定数のアカデミア所属の研究者が在籍しています。発表原稿は当時の指導教員のアドバイスで修士論文の一部を発展させました。規定文字数は12000字です。 査読者は3名です。隅々まで懇切丁寧に読んで頂いたことへは感謝しかないです。形式やデータの不備という理解しやす

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          関西人を馬鹿にするスタイル(ソウドリを観て)

          ソウドリという有田哲平MCのトーナメント制お笑い番組が好きで。アシスタント可愛いし。3組から4組のお笑いコンビまたはピン芸人が芸を競って視聴者が投票して1番になった人が賞金を全部頂くやつなんだけども。 今日は「とにかく明るい安村」が絶対ソウドリだと思ったんだけども、全然ダメで。納得いかないのでここで吐き出す。 最初から「安村の見た関西人」ってネタ内容の宣言してて。ちなみに北海道出身らしいんだけども。あるあるを散りばめつつ、変に誇張してて、例えば、頭痛いからって風邪薬を箱か

          関西人を馬鹿にするスタイル(ソウドリを観て)

          誰のための個展か

          来月、主に平面作品の個展を開催します。理由とプロセスを備忘録として書き留めておきたいと思います。私はキュレーターに見出されたり、ギャラリーのお膳立てがあって制作だけに没頭できるような実績のある作家ではありません。賞に応募したこともなく、好きな絵を自分のタイミングで適度に描く、いわゆる日曜画家のひとりです。 個展開催は今回が初めてではありません。しかし今まではカフェや規則のゆるい公共スペースをお借りしての作品展でした。タイトル、場の雰囲気に合わせて掲示した作品、ステイトメント

          誰のための個展か

          凶器になる食べ物

          サヨリ、という魚がある。子供の時、塩焼きにしたサヨリを頭からガブっとかじって、舌の奥、喉の手前にくちばしを刺した。 そんなことをしつこく舐めて鋭利になった不二家のポップキャンディを口に挿しながら考えている。 そして、不二家の千歳飴がテーブルの上に鎮座している。しつこく舐めていると、つららを越えた狂気の突起になる。 家族は犬の✳︎✳︎✳︎に似ているという。言われてみれば、少し先端が曲がるのだよね、どうしても。

          凶器になる食べ物

          発表原稿なんてなかなか書けない

           この春修論をやっと提出した。これで研究は終わり?と考えた末、もう少し分からないことを明らかにしたい気持ちがあった。更に博士課程に進めるほどの費用も能力も時間もない、と自己診断した結果、取り敢えず一年「大学院研究生」という身分でバイトの傍らあれこれやることにした。費用は修了年度だけ半額なのです。  その一つが学会発表である。一度も経験しないでよく修士論文出せたね、という向きもあろうが、そういうケースもあるんですね。内心、在学中に先生が一度も打診してくれないのはダメな内容だか

          発表原稿なんてなかなか書けない

          右手と左手の戦いあれこれ

          今、短期バイトでテープ起こしをしてます。展覧会のトークです。音質がそもそも悪い上にハウリングや咳がボディブローのように脳髄に効いてきて、なかなか作業が進まない。 「描いてるうち、だんだんイタコになってくる」と述べるこのアーティストは、人の記憶をリサーチして平面作品にするのです。写真から鉛筆でドローイングをつくる。で、せっかく描いたものをせっせと打ち消す。そうして作品が出来ていくというのです。 「『博士の異常な愛情』って知ってますか、あれはどうしてもヒットラーを敬愛して挙が

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          みたらしと日照の関係

          まだ梅雨は明けていないけれど、暑い日が続きますね。 ジョギングする人たちの服装についての一考察です。炎天下の中肩丸出しのランニングにショートパンツで走る人がいる。UV加工を施した風通しの良い長袖や膝下まであるパンツを着用した時と比べて、一体どちらが快適なのだろう。日焼けを防ぐ意味ではUV加工でしょ、でも風通しでいうと露出度の高いランニングにショーパンが圧倒的。 見方を変えれば、醤油と砂糖の割合でいうと甘辛の度合いなのではないだろうか。つまり甘味のみたらしになるか、はたまた

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          たまちゃんと穴

          明晰夢というものを見てみたい。これは夢なんだと自覚したい、とずっと思っている。それが出来たらもっと理性的な行動を取れるはずなのだ(夢だけど) 今朝は勤め先のたまちゃんだった。たまちゃんは事務をやっている眼鏡っ娘アラフォーである。目は小さいけどつぶらな二重で、テニスが趣味ですらりとしている。安定した情緒という社会人として稀有な能力があり、頻繁に出勤簿の他人のところに印鑑を押したりする私にも優しく、バイト時の心のオアシスである。こんな人が一緒に暮らしてくれたら幸せだろうなと勝手

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          アートではないことをアートのように

           もう半年ほどになるが、市役所の図書閲覧コーナーの一部を借りて作業している。そこには50代以降と思しき男性が2名居るが、お互い行き帰りの挨拶をするだけの関係だ。業務が全く違うため目隠しされて見えないが、お昼の一時間はラジオが点いて、湯を沸かしたり麺を啜るなどの生活音だけ聞こえる。  彼らのうち1名は数ヶ月前に来た人で声が大きく、姿は藤岡琢也(以下「琢也」)に似ている。琢也には昼時同世代女性の訪問があり、昼食を共にしている。もう1名の前からいる白髪(以下「白髪」)は寡黙で、ラ

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          修士論文提出

          やっと修士論文提出しました。来週口頭諮問ですが、多分落ちることはないと思います。なぜなら指導教員の提出許可が降りたからです。 パートで働いていたので長期履修で4年貰えてそれは本当に有り難かった。それでもギリギリの出来だったので2年で出す人はえらい。

          修士論文提出