見出し画像

【大改造劇的ビフォーアフター】衝撃のモロッコ式サウナ「ハマム」とアルガンオイル

なにげにお初だったnoteリレー企画のバトンをこのたび、デンマークで会社員をしているひぐち @ デンマークで仕事中🇩🇰さんより受け取りました。いつも幅広い生情報を提供して下さるひぐちさんとは、noteを始めた時期が同じだったり、幼い頃より転勤の多い家庭で海外育ち、なんと最近では歳まで一緒だったことがわかり、なにかと共通点が多い方です。

そのひぐちさんから受け取ったバトンとは、PV数が伸びなかった昔の記事をリメイクして蘇らせよう、という画期的な企画。

私は普段トラベルライターとして、イギリスに限らずほかの国のことも記事として取り上げるのですが、以前noteで紹介したモロッコ産、高品質の純正アルガンオイルについての記事が「女子旅」と限定したタイトルだったせいか、思いのほか反応が薄く残念でした。

そこで、今回受け取ったバトンでは私が他社に寄稿した、同じくモロッコの伝統的サウナ「ハマム(Hammam)」についての記事と(完全転載ではないので問題なし)アルガンオイルについての過去のnote記事それぞれを抜粋し、合体させることにしました。

モロッコ版垢すり「ハマム」

2018年のちょうど今頃、私はモロッコ旅行の締めくくりとして滞在最終日までとっておいた、ハマムというモロッコ式サウナを体験すべく、モダンなデザインの宿泊施設「リヤド・ヌースヌース」にいました。

画像1

モロッコに来るまで知りませんでしたが、モロッコはフランス語圏。当日施術してくれたセラピストはフランス語しかできないので、私たちのコミュニケーションは

グッド?かノーグッド

しかありませんでした。さっそく着替え、というよりパンツ一丁になれ、との指示がありましたが、脱衣所らしきものは見当たりません。仕方がないのでその場で脱ぎ始めるのですが、罰ゲームの野球拳か?という状態で、セラピストは後ろも向かず、脱いだ服を受け取るためにずっと目の前で立っています。

すでにプチ衝撃

その後、軽いサウナ状態の部屋のベッドに横たわるとバジャーっとぬるめのお湯で洗礼を受けます。そう、ヌルいので、しかも、本格的なサウナほどの温度ではないので

サムイ‥!

その後は黒いソープを塗りたくられて、ひとり放置

しばらくすると、シューシューとスチームが出てきました。どうやらこれがサウナ、ということのようです。ようやく少しは暖かくなった、という程度ですが。

数々の衝撃

長時間のうつ伏せは、仰向けより疲れます。それでも少しウツラウツラしていると、スタッフが入ってきて今度は垢すりを開始しました。

衝撃その1。身体すったそのタオルで、もすられるのかぁ〜!

日本では「洗顔時は泡で洗うように」などと、いかに肌を傷つけないかということに注力するというのに、この事態です。そのすり上げた顔にも黒のソープを塗られるので、案の定ヒリヒリです。

画像2

洗髪もしてくれるのですが、頭皮はノータッチで、脚を伸ばしたまま直角に起き上がって洗われるので、少し腹筋を使います。

衝撃その2。極めつきは、ほとんど水状態のぬるま湯をすすぎとして頭からかけられること。モロッコはアフリカ大陸にありますが、北部で乾燥しているので12月は結構寒いです。

「マダム、グーッド!サバ、サバ ça va?」

や、全然グッドでもサバ(大丈夫)でもないけどね‥。かけられる水が口に入らないよう口を閉じて、さらに鼻まで水の勢いで塞がれるから、息ができなくて窒息しそうでしたから。

オイルマッサージ

水も滴るいい女状態でバスローブを着せられ(拭いてくれないんかい・・)、部屋を移動します。お待ちかねのマッサージです。こころ落ち着くヒーリング音楽をバックにお香も焚かれて、良い雰囲気の中さっそく始まりました。

衝撃その3。髪の毛はビシャビシャのまま。穴のあいた台にうつ伏せの場合、手は下ろすかと思うのですが、寒いのもあって縮こまるように伏せ状態に。

衝撃その4。突然、施術の最中に

「マダム」

と言われを渡されました。はじめに渡すのを忘れていたのでしょうか?普通、水を出すならサウナ後の水分補給だと思いますが、謎なタイミングです。仕方がないので、今度は背筋を使ってうつ伏せのまま半身だけ起こします。そこへ否応なくの水。この体勢で飲むのは初めてです。

サバ〜♪」

と、勝手にOK的な、上機嫌なセラピストさん。マッサージ自体は普通のオイルマッサージで、腕は確かです。ただ、やはり案の定、終わったら即また彼女の前で着替えをし、最後の衝撃、そのまま(の姿)で受付に案内されました。

ステキな宿のロビーに、マスカラははげ落ち、鳥の巣のようにぐちゃぐちゃな頭髪、水までポタポタ落ちているといういで立ちで支払いを待つ東洋人

画像3

え、待って?フカフカのソファでハーブティーとか、出てきたりしないの?てか、髪拭きたいからタオルそんな早くに持ってかないで・・。

数々の呼応する心の叫びをよそに、こんな状態でも

「マダーム、グーッド?」

と聞かれ、

メルシー ボークー、トレビアン!

と言って、チップまで渡してしまう日本人

高品質なモロッコの美容オイル

自分の身体は自分でケアすべし、と肝に銘じたハマム後、自分へのおみやげに高品質で世界に名を馳せる、モロッコのアルガンオイルを探しに出ました。

バイア宮殿に向かう途中、ナチュロム(Naturom)という、いい感じのお店を発見。オシャレな帽子と黒縁メガネが似合う髭おじ様の案内によると、こちらのお店では地元の雇用を支持し、手作業で製造された商品はどれも正真正銘の本物であり、オーガニック認定書もあると見せてくれました。

画像4

アルガンオイルはもちろん、サボテンの種子から絞り出し、さらなる稀少価値を持つサボテンオイルもしっかりありました。保水力が高いサボテンは保湿効果が高いそうで、最近ではアルガンオイルを上回る美容効果を得られる、と注目の商品なんだそうです。

その分値段も純正アルガンオイルが100mlで1700円程度なのに対し、サボテンは10mlで2000円を超えていたので(2018年時点)少々値が張りますが、それでも日本と比べたらかなりの安値です。

実際に肌につけてみると、これまで使ってきた数々のオイルとは明らかに一線を画す濃厚さ!にもかかわらず、ベタつき感はなくその後もシットリした潤いが続きます。

画像5

各種オイルも無事手に入れ、帰り道には世界遺産であるフナ広場で「食べるサボテン」の屋台を見つけたので、トライしてみました。食感はパパイヤのようで、種のプチプチ感が絶妙でおいしかったです。バラ売りしているので、お好きなだけ数を伝えてみて下さい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、このように大幅に過去の記事を加筆修正いたしました。このバトンは、実際に訪れなくても読むだけイタリアにトリップできてしまう、お料理がプロ級に上手なマンマならぬパパパスタ(PATA (papapasta))さんにお願いしたいと思います。

PATAさんのどビックリなところは、パスタはすべて手打ちで粉から作るところ。小型ピザカッターのような道具を駆使して、薄いシートから何通りもの異なる形を作るなど、もはや芸術作品です。

写真の腕前もかなりなもので、ほかに音楽にも造詣が深いなど幅広い引き出しを持つPATAさん。ただ最近はお忙しそうなので、お手隙の際にでもバトンを受け取って頂ければ幸いです。

リレー企画【大改造劇的ビフォーアフター】のルール

①過去に掲載した記事でPV数が少ないが思い入れがある記事をリメイク
②タイトルのはじめに【大改造劇的ビフォーアフター】と入れ、後半に元のタイトルを入れる
③記事内にこのnoteページのURLを貼り付け
④最大2名の方にバトンを渡す



こちらでもフォローして頂ければ大変嬉しいです! 【Instagram】https://www.instagram.com/surreymay_calligraphy/ イギリス生活、旅、カリグラフィー