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♯14 あなたは『本当に』必要としているものを理解しているか

いま「何が欲しい?」と聞かれて『お金』と答える方も少なくないかと思います。

実際、僕の周りでも「お金が欲しい」と言う人が多いです。

お金

もちろん僕もお金は欲しいですし、現金2000万円がいきなり手に入ったとしても一日で使いきれる自信があります。でも、その後も新たに欲しくなるものが出てくるだろうし、きっとまた「お金が欲しい」と言うでしょう。

そんな僕は本当にお金が欲しいのでしょうか。

結論から言うと『お金が欲しいのだが厳密には【お金が増える方法が】欲しい』ということになります。

僕が現金2000万円を手にしたところで家に全部使ってしまえば、その後はどうせ車が欲しくなるでしょうし、つまるところお金が足りません。

一度の『現金』2000万円より、(例えば)月に100万入る『方法』が僕には必要なのです。

でも、「お金が欲しい」と言う人全員が『方法』を必要としているのかというとそうでもありません。

例えば、とても大事な人が非常に難しい手術を緊急で迫られている場合、もし仮に手術の『方法』をこと細かに知ることができても、現実的に見たら医師免許がなければ手術はできないし、経験もそこから来る自信もなければ実行できません。その方法を情報としてお金にすることはできるかもしれませんが、事態が急な場面ではそんな時間もありません。

有名で権威有る医者に手術を頼む『現金』が紛れもなく必要なはずです。

どちらも端的に言うとお金が欲しいのですが、紐解くと微妙なニュアンスの違いがあります。

さて、僕はお金のスペシャリストではないのでこの話はこの辺で。

勉強

僕は当初、ごく身近なコミュニティからカウンセリングやコーチングを始めました。

特に印象に残っている二人の例なのですが、共に『お金持ちになりたい』という希望を持っていました。

一人は【実際に何をしていいかわからない】【色んな情報収集はしているけど自分にはできそうにない】【現状維持から抜け出す勇気がない】そんな方で。

もう一人は【特に情報収集はしていない】【とにかくお金が欲しいので思いついた方法で行動】【猪突猛進】そんな方。

そんな二人に僕のことを話し、コーチングの依頼をいただいたのですが『お金が欲しい』という共通目的にも関わらずアプローチは全然違うものになりました。

いまでこそ最初の無料相談のタイミングで明確に判断をしていますが当時はそこそこガバガバで、内容(自分のスキル)こそ自信がありましたが問題の切り分けとアプローチの的確さがスマートでなかったかもしれません。。

というのも感覚なのですが・・・

カウンセリング→『マイナスから0に戻す作業』

コーチング  →『0からプラスにする作業』

こんなイメージなのですが、頭の中で理解しているだけなのと、しっかり認識しているかの違いは大きく。

結果として前者の方にはカウンセリングの技法を、後者の方にはコーチングの技法を使用しているのですが、自分自身が相手が本当に何を求めているのか認識しないといけないと感じた自分の経験談・・は少し余談。

要するに前者の方は『お金持になりたい』(≓変わりたい)からコーチングを求めたのですが、必要だったのはカウンセリングだったってお話。

前置きのお金の話とは例えとしても少し路線が違うのですが、本当に求めているものを理解しておかないと、ゴールまで遠回りしてしまうだけならまだしも、辿り着くことさえできなくなってしまうよってことをお伝えしたいのでした。

この話は実は脳の仕組みとも関連していて、近いうちに書ければと思います。

最高の一日を創っていきましょう。

それでは、また。


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