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nicco
2023年9月9日 06:48
退屈が苦痛だった、ギラギラした目で語りまわるオレはきっとただの獣より劣る生き物だ満たされない衝動が心を貪っていく欲求不満で頭はいっぱい誰も彼もが異形の顔つき欲しているものも分からないまま、あぁ、オレは行く蓮池の奥、モラトリアムの入り口であの子が眩しい光を放つ救い出してくれ終わりのない螺旋階段から叫べば叫ぶほど虚しくて喉が渇く ぶつ切りの感情で空なんか飛べる
2023年7月12日 08:07
自販機一つないホームベンチに座り、うわの空頼りにならない街灯がチカチカ、時折り熱風が通り抜ける各駅停車のアナウンス流れる、冷や汗がじわり真夏の夜が見せた残像思念問いかけた答えは今もまだ返ってこない相も変わらず僕はこの風景に住み着いたまま電車から降りてすぐに階段を駆け降りる振り払え、憂鬱を考えられなくなるまで走れ、光のようにひたすら帰り道もわからなくなる
2023年7月7日 23:00
待っていてよ、夜空の星追いかけていくから今なら流れ星より自由に早く飛べる大昔だったなら、気球に乗って、果てしなく続く大気圏を見上げていたんだろう?奇跡がぶつかり合って未来で答え合わせしてそうして常識が増えていく僕らの生きてる時代もさらに遠い未来なら宇宙にだってターミナルがあるのが当たり前だろう?Milky way行きのチケットを握りしめて、僕たちは胸に空いた
2023年6月23日 10:02
苗字しか知らないの許せないボクのプライド秘密のプロファイルを君で埋め尽くしたい夕方、小田原行きの電車を待つ最寄り駅でジムの着替えを背負っているね、アメリカ製のリュックボクの名はストークキング誰にも怪しまれずにボクの名はストークキング知らない事を知りたいだけボヤけて曖昧なレンズを買い替えて鮮明な視界で君をメモリの中に閉じ込める朝方、新宿行きの通勤快速灰色の枝
2023年6月6日 21:11
だれにも言えないきっと分かり合えないあの日、おやすみを言った夜からキミは眠り続けたまま無言が胸を突き刺す時に人はナイフより残酷になるボクは本当は知っていたキミの表情の違いを見ないふりをしてたキミの心の扉はどんな言葉も傷つけると わかってたから白い部屋の真ん中で今、静かな夢を見てる息を吸うことさえ躊躇うくらいに優しい横顔で机の引き出しに隠されていた日記帳
2023年5月30日 04:41
埃かぶった屋根裏は僕の大事な秘密基地息が詰まるといつもこうして頭隠して泣くんだ今日も一人でお留守番扉が閉まる、昼下がり父と母と姉の三人を僕は窓の外から覗き込むいつまで僕は一人きり朝も昼も夜も時々、不意に殴る拳が痛い、痛いよ、ごめんなさいいい子にするね買い物から戻る車が灰色の空を作るまた今日が終わる前に僕は声を殺して泣くんだいつまで僕は一人きり朝も昼も夜も
2023年4月27日 20:24
私の好きな人とても穏やかでお喋りが好きピアノを弾く手が優しいの私の好きな人白いシャツを第二まで開けて気まぐれな歌を気ままに歌うどうして手の届かないほど遠くへ逃げてしまったの?追いかけすぎた胸の内は誰にも分からない私の好きな人誰にも言えない日々の境目に立っていた早すぎた恋の人焦りを感じてしまうほど裸の心でいたのね傷だらけでは価値がないと思い込んでいたの夢
2023年4月14日 17:34
真夜中の月が照らす道2人だけの静かなステージ心を奥にしまいこんで横顔をのぞいた胸の鼓動が一人歩きしてるあなたを見つめたいずっと優しい光を浴びながらあなたの唄を歌うの初めて好きになった日もたしかこんな夜でした夏の終わりの切なさに涙が溢れてくる風が少し冷たいから?ふわりスカートが揺れる瞳の中のあなたに捧ぐいつまでも変わらない想い森の中迷い込んだ私に手を引いて
2023年4月14日 09:07
君はただ浮かぶ月とても繊細な仕草が僕は好きだよねぇ、もっとそばで眺めていたいなどうして?そんな風に誰が笑うというのだろうだから恥ずかしがらないでさぁ宙に舞うよ、僕らは腕時計しか動かせないけどそれでも一度だって不幸だなんて思わなかったさぁ宙に舞うよ、僕らは躊躇う時間が長くても大丈夫、いつまでも涙ばかりじゃないから荒波にさらわれてもずっと泳いでいたいなそんな
2023年4月14日 09:13
おもちゃのお城止まらない物語の手君はいくつもの鍵の中で息を潜めていたんだねあどけない光春風が笑ってるいつかは終わる夢の中で君はまた眠ってしまうんだね止まらない物語の手嘘つきの記憶君はいくつもの鍵の中で答えに迷っているんだね春風が笑ってるいつか忘れる夢の中で君の神様に願いをかけるよ君のもとに幸せが訪れますように
2023年4月14日 17:46
青い夜に光る満点の星君の瞳に映るものそれは小さな幻から出てきた透き通るビー玉のよう君が残した土星型の食べかけのチョコレートはきっともうすぐ壊れてしまうような深い悲しみを見た長い長い時を越えて僕らは疲れ果てたなぁ「少し休んでもいいかな」それが最後のわがままだったね青い夜に光る満点の星銀河旅行の終着点それは小さな子供が夢見た淡い三日月の船君がもし、起き上がったら
2023年4月14日 17:54
キミは僕を見てるね遠くても感じてるよここにはいないどこかで元気に駆け回ってさ立ち直れないって思ってるの?いつもの垂れ目で覗き込んで心配そうに鳴いているね遠くても感じてるよ今を生きているキミはとても輝いていたね一度も諦めなかったキミの目は透き通る星のように綺麗だった最後は一人でいるよりみんなでいる事を求めたねキミのメッセージちゃんと届いてるよ「好きだよ、大好き