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境界線について考える〜重力の井戸の底で〜
先日、初めて対馬を訪れた。
国防の島として知られるこの島からは、天候に恵まれれば海の向こうに半島が見える。
島国日本で過ごしていると、なかなか感じとることが難しい国家の領土というものを少しは感じられた気がする。
何年か前に国境について、「勝手に人間が地球に引いたもの。それにより争いが引き起こされる。」と人間の卑しさを揶揄、非難するような誰かの発言を聞いた。当時の僕は、「なるほど、そういう考えもあ
ソーシャルグッド・キャリア入門(1)ソーシャルグッドな仕事って?
ソーシャルグッドな仕事ってどんな仕事?
これまでの仕事の探し方は、「年収」「勤務形態」「業務内容」「勤務地」などと言った条件面で探して言う事が一般的でした。
しかし最近は、お金のためだけでなく、社会に役立つような仕事をしたい、またはSDGsに取り組んでいる会社で働きたい、という方が増えてきています。
2021年のワークポートさんの調査でも、なんと73%もの方が、SDGsに取り組んでいる企業で
髪を盛り、偏差値を上げ、地方を盛り上げる 〜野武士系人材の軌跡〜 小湊鐵道 堀江雄太氏
小湊鐵道株式会社
タクシー部門 統括部長 堀江 雄太 氏
ソーシャルグッドな観点でキャリアを築いている方をお招きし、仕事観、人生観について伺うインタビュー連載。第2回のインタビューは小湊鐵道株式会社で勤務する堀江氏。
教育大学を卒業後、学生時代から勤務していた歌舞伎町の美容室で社会人生活をスタート。その後は進学校である高校の教員を経て、学習塾を運営する事業会社でマネジメントやマーケティングの研
転職者インタビュー No.15
30代/男性/外資コンサルティングファーム→環境系スタートアップ
ービジョンに共感したこと、やりたい職種だったこと、さらには熱意をもってオファーを頂けたことです。
ー内省を通して自分自身のやりたいことが見えたこと、それを現職で実現することが難しいと考えたためです。
ー高藤さんに正に最初に紹介していただいた企業に転職することになったので、振り返るとすごいことだと思いますし、とても満足です。他エ
転職者インタビュー No.13
20代/男性/IT企業 →IT系企業
ー・将来的に北海道で働くという事が実現できるから
・会社の文化や雰囲気がマッチしたから
・将来的に自身が身につけたいスキルが身につけられそうだから
ー・興味のある業種を試しに挑戦した際に、自身のキャリアを俯瞰的に見直すことができ、20代をどの企業で、将来的にどう生きていくかを考え始めたから。
・結婚を機に、どこで、どう働くかが自分の中で優先度が高くな
転職者インタビュー No.12
30代/女性/IT企業 →医療・IT系企業
ー多様性と変化を重視する環境で組織づくりに携わることができるのが魅力的だった
ー今回の転職先を含め、PGSさんからご提案頂いた求人はどれも自分だけでは辿りつけなかったと感じます。条件よりも想いや価値観の一致を重視して頂いたので、無理をして会社に合わせるような姿勢ではなく、ありのままの自分で面接に臨むことができました。
ー今回の転職先を含め、PGSさ
転職者インタビュー No.11
30代/男性/IT企業→ITスタートアップ
ー代表、社員の考え方や価値観が私と同じだったため
ー現在の職場との方向性、考え方の不一致や職場の雰囲気の悪さがあり、異動を願い出たが叶わず転職を考えました。
ー他のエージェント等と遜色無く安心して利用できました。
ー改めて自分の大切な価値観を考えました。
根本は新卒の頃と変わりがないと、自らを再認識しました。
また退職の際、予想以上に現職への愛情
転職者インタビュー No.10
30代/女性/コンサルティング企業→大手国際NPO
ー事業内容が私の携わりたいことと方向性一致していたこと。制度、事業について面談時に真摯に話して下さったこと。
ー社内の体制改善がされず、サービス残業が多くなっていた。今後の働き方や自身のキャリア形成について改めて考えたため。
ー明確にできていなかった希望分野や職種を引き出そうと話を聞き、様々な可能性を示してくださいました。また、私自身のどの
転職者インタビュー No.14
20代/男性/マーケティング企業→食品企業
ー自分の将来やりたいことと企業のやりたいことが重なりが大きく、自身の今できることと求めることも重なりがあり求められると感じたため。
ー支援する側にいたが、自ら事業やマーケティングに打ち込めるように事業会社に行きたかったから。
ー他エージェントだとたくさん企業を勧めてくることが多いので、そうした、「とにかく転職させる圧」みたいなものがなかったのが良い
Pleasure’2024~人生の快楽~
快楽について考える。
快楽主義者などと聞くと、自身の欲望のまま、刹那的な生き方をする人物を思い浮かべる人も少なくないと思う。
だが、敢えて、全ての人は快楽の奴隷であると言い切った上で、快楽について考えたいと思う。
快楽を以下の軸で4つに分類してみる。
・その快楽の入手の難易度
・関わる人の範囲の広さ
①入手が容易×関わる人の範囲が狭い
②入手が容易×関わる人の範囲が広い
③入手が困難×関わる
Z世代とラベリングして論じる人たちのカルテ
Z戦士の闘いに夢中になった幼少期から約30年が経ち、僕もいい年の大人になった。
ここ数年、あらゆる場面でZ世代という言葉を見聞きする。
Z世代には厳密な定義はないが、概ね、生まれた時からインターネットが身近にあり、そのことと価値観の形成、行動様式の決定が密に関係している世代ということは間違いないだろう。
情報の民主化の恩恵を受け、物理的空間の制約を解除し、デジタル上で限りなく無限に情報を集める
心理的安全性に関するかけ声が空虚な号令に終わる理由
エイミー・C・エドモンドソンが提唱した「心理的安全性」という概念。Googleのプロジェクト・アリストテレスにより有名になり、多くの組織人が一度は聞いたことがあると思います。
“心理的安全性の高い組織ほど生産性が高い”ことが先のGoogleの調査によって示唆されたので、組織変革を推進したり、チームを率いる立場の方がこぞって、自社や自身のチームを心理的安全性の高い場にすることに注力していることと思
相対的な世界で絶対的なものを見つける、それこそが生きるよろこびなのかもしれない
正義の色は玉虫色。この言葉にすがって生きている。
世の中の対立のほとんどが正義と悪の対立ではなく、正義と正義の対立であり、みんなそれぞれ守りたいものがある。そう考えると心は驚くほどに穏やかでいられる。対立に巻き込まれようとも。
一方で、この考えは自身を厭世的、冷笑的な立場に追いやろうとする。相対化される世界で明確にポジションを取らずに、「まぁ、それぞれの立場があるからね。」と世界を理解している素
なぜ地方創生が必要かを考えてみた
あちこちに“地方創生”の言葉が並ぶ昨今。「地方創生に関わりたい。」という求職者の声も多いです。さて、そこまで地方創生に注目が集まる理由は何なのでしょうか。理由は様々でしょうが、僕なりに地方創生の必要性について考えてみたいと思います。
民間の有識者で構成される「人口戦略会議」によると、全国に1729ある自治体のうち、744が消滅可能性自治体とのことです。消滅可能性自治体の定義は以下です。
“20
Fire&Forgetの考えを日常に活かす
「Fire&Forget」という言葉を聞いたことはありますか?
この言葉は、目標を自動追尾し発射後はそれ以上の操作を必要としないミサイルのことを指す軍事用語です。軍事用語ではありますが、日常生活における心配事に対するアプローチとしても応用が可能と考えます。
人はしばしば、心配しても結果が変わらないにも関わらず、過度に心配する傾向があります。
僕も心当たりが沢山あります。
新人のまりちゃんにLI
臨死体験~Memento mori について考えてみる~
臨死体験のワークショップを受けてきた。昨年も受けたので今回で2回目だ。ワークショップの流れはざっくり言うとこのような感じ。
大切なモノ・思い出・人、現世でやりたいことをそれぞれ紙に5つずつ書き出す。(1つの項目につき、紙は1枚)
目の前に、自分の大切なモノなどが20枚並ぶ。しばし、眺める。
暫くして、ナレーションが始まる。このナレーションを目を瞑り、聞く。
このナレーションの主人公は自分という設