『ソーシャルグッド転職』専門転職エージェント プロビティ・グローバルサーチ

「良い人材と良い企業をつなぎ、よりよい社会の実現を」をモットーに、優秀で「想い」がある…

『ソーシャルグッド転職』専門転職エージェント プロビティ・グローバルサーチ

「良い人材と良い企業をつなぎ、よりよい社会の実現を」をモットーに、優秀で「想い」がある人材と、社会課題に挑戦するような「想い」のある企業のベストマッチを目指す、ソーシャルグッド転職に特化した転職エージェント。人の才能と可能性が花開く社会の実現を願い活動しています。

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心理的安全性に関するかけ声が空虚な号令に終わる理由

エイミー・C・エドモンドソンが提唱した「心理的安全性」という概念。Googleのプロジェクト・アリストテレスにより有名になり、多くの組織人が一度は聞いたことがあると思います。 “心理的安全性の高い組織ほど生産性が高い”ことが先のGoogleの調査によって示唆されたので、組織変革を推進したり、チームを率いる立場の方がこぞって、自社や自身のチームを心理的安全性の高い場にすることに注力していることと思います。 また、「ウチの組織は心理的安全性が低くて、、、」なんていう発言もしばし

    • 相対的な世界で絶対的なものを見つける、それこそが生きるよろこびなのかもしれない

      正義の色は玉虫色。この言葉にすがって生きている。 世の中の対立のほとんどが正義と悪の対立ではなく、正義と正義の対立であり、みんなそれぞれ守りたいものがある。そう考えると心は驚くほどに穏やかでいられる。対立に巻き込まれようとも。 一方で、この考えは自身を厭世的、冷笑的な立場に追いやろうとする。相対化される世界で明確にポジションを取らずに、「まぁ、それぞれの立場があるからね。」と世界を理解している素振りで、傷つかずにすむ安全圏に安住し達観する。 これはクソださいと思う。 相対化

      • なぜ地方創生が必要かを考えてみた

        あちこちに“地方創生”の言葉が並ぶ昨今。「地方創生に関わりたい。」という求職者の声も多いです。さて、そこまで地方創生に注目が集まる理由は何なのでしょうか。理由は様々でしょうが、僕なりに地方創生の必要性について考えてみたいと思います。 民間の有識者で構成される「人口戦略会議」によると、全国に1729ある自治体のうち、744が消滅可能性自治体とのことです。消滅可能性自治体の定義は以下です。 “2020年から2050年までの30年間で20~39歳の女性人口が50%以上減少すると

        • Fire&Forgetの考えを日常に活かす

          「Fire&Forget」という言葉を聞いたことはありますか? この言葉は、目標を自動追尾し発射後はそれ以上の操作を必要としないミサイルのことを指す軍事用語です。軍事用語ではありますが、日常生活における心配事に対するアプローチとしても応用が可能と考えます。 人はしばしば、心配しても結果が変わらないにも関わらず、過度に心配する傾向があります。 僕も心当たりが沢山あります。 新人のまりちゃんにLINEを送ったのに、既読がつかない、既読がついても返ってこない、悶々として何度もス

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        • 智也の部屋
          81本
        • 転職者の声
          10本
        • たかゆうの部屋
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        • ソーシャルグッドキャリア研究所
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        • イベント開催
          12本
        • 「いい会社」の変わり種求人情報
          6本

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          臨死体験~Memento mori について考えてみる~

          臨死体験のワークショップを受けてきた。昨年も受けたので今回で2回目だ。ワークショップの流れはざっくり言うとこのような感じ。 大切なモノ・思い出・人、現世でやりたいことをそれぞれ紙に5つずつ書き出す。(1つの項目につき、紙は1枚) 目の前に、自分の大切なモノなどが20枚並ぶ。しばし、眺める。 暫くして、ナレーションが始まる。このナレーションを目を瞑り、聞く。 このナレーションの主人公は自分という設定である。ナレーションは以下のような内容である。 季節は冬の終わりから春にかけ

          エネルギーのぶつかり合いが世界を創造する~意味と浪漫~

          誰しもがそれぞれの正義を持っていて、多くの対立は正義と正義のぶつかり合いである。 この視点を持つか持たないでは世界の捉え方が大きく異なる。 この視点を持つことにより、自身の外側で起きる事象にいちいち振り回されにくくなる。 自分の外側で起きている事象、つまり世界は自分の内面を投影したものであることを知っている状態である。 この視点を持つことは、冷静さの獲得、場合によっては自分の正義への没入の喪失にもつながるかもしれない。 冷静でいることは、本当に良いことなのだろうか。ともす

          エネルギーのぶつかり合いが世界を創造する~意味と浪漫~

          営業と哲学と私

          自分がその職に従事してきた為、一定のバイアスがあることは認めるけど、営業はとても創造的で魅力的な仕事だと思う。 会う、本音で話してもらえる関係を作る、顕在化しているニーズを確認する、潜在化しているニーズまで確認する、ニーズに沿った最適な提案をする、クロージングする、納品する、お金を回収する、営業の工程を雑にまとめるとこんな感じだろう。 BANTを確認するだの、相手に選択肢を与えるだの営業の技術的な話は色々あるんだろうけど、相手との交渉が行き着くとこまで行けば、哲学と哲学の

          コミュニケーションのハノン

          コミュニケーション程、その技術が軽んじられているものはないように思う。 生活の中でコミュニケーションの呪縛に縛られない者はほぼいない。好むと好まざるに関わらず、人は人とコミュニケーションを取らなければいけない。 良質なコミュニケーションを行うには、様々な能力を要する。 論理的に、構造的に理解し、伝える力。 相手の機微を感じ配慮をしながらも、言いたいことは言う胆力。 相手の話に解釈を加えずに聴き切る粘り強さ。 分かり合えないことを受け入れる潔さ。 列挙しだすとキリがないく

          REM~すいみんのおはなし~

          みなさん、特に徹夜や夜更かしをした訳でもないのに、日中に眠気を感じることはありますか? 日本以外の国では、“日中に眠いことは異常”と捉えられることも少なくないようです。 OECD,Gender data portal2021: Time use across the worldによると、OECD加盟国33ヶ国中、日本人の睡眠時間が最も短い(7時間22分)ようです。当該調査の平均値は8時間27分なので、約1時間も日本人の睡眠時間が短いことになります。また、他の調査においては、

          命の別名

          最近、友人が自費でこれまでの人生を綴った本を出版した。 彼の外側で起きる事象と、それに呼応して揺れる内面について、飾らない言葉で生々しく表現されており、彼の壮絶で壮大な人生を追体験することが出来た。 そこには与えられた命への没入感があった。 最近、没入感を感じられないことがしばしばある。没入感を自分の中で強く認識してしまったせいなのかもしれない。 そんなものを認識の対象とすべきではないことは、頭では分かっている。 没入している人は没入どうのこうのなんて考えていない。

          “好きなことを仕事にしよう”について

          “好きなことを仕事にしよう” こんなムーブメントが日本中を席捲しております。 もちろん、この考え方に異論はございません。ただ、この言葉が生み出している現象に若干の違和感のようなものを感じております。 その違和感の所以は、この言葉の解釈の自由度の高さにあると考えます。 「好きなことを仕事にしよう。」と発する側と受け取る側で解釈、意味づけは様々なのです。 好きなこととは何でしょうか? 僕は走ることが好き、映画を観ることが好き、お酒を飲むことが好き。 残念ながらどれも仕事に

          映画「PERFECT DAYS」の感想

          「春は桜 夏には星 秋には満月 冬には月 それで十分酒は美味い それでも 不味いんなら それは自分自身の何かが病んでいる証だ」 比古清十郎が放った言葉が本当だとするならば、ほとんどの現代人の多くが病んでいる。おそらく僕も病んでいる。 “丁寧に暮らす、足るを知ることの素晴らしさ” そんな言葉で安く形容することはしたくない。映画「PERFECT DAYS」についてどこまで表現しきれるかは分からないが、この物語については何らかの表現はしておきたいと思った。 この映画は渋谷区の

          ウェルビーイング-1.0

          「以前から意味も知っている:59% 以前から言葉だけ知っている:31% これまで知らなかった:10%」 2023年度にHR総研が実施したウェルビーイング&健康経営に関するアンケートのウェルビーイングの認知度に関する結果である。 調査の実施主体がHR総研であることを考えると、アンケート回答者の母集団と平均的な日本人の母集団の間には多少の乖離はあるだろうが、ウェルビーイングという言葉が十分に市民権を得ていると言っても差し支えない。 ウェルビーイングという言葉が広く普及しだし

          最後のフロンティア

          「世界は成熟し宇宙やメタバースにしか未知が残されていないように思えるが、本当のフロンティアは人間の中にある。」 今年、最も僕の胸を刺した文章だ。 この文章に出会った瞬間、その時は確か、地方のマイナー路線の人がほとんどいない駅で電車を待っていたのだけど、狂ったような高揚感が押し寄せてきた。 ここ数年、考えてきたこと、向き合ってきたことを、この文章がカタルシスに導いてくれた。 明快な文章であり、その通りだと思う。 人間の中(内面)にはまだまだ未開拓領域が残されている。人間

          自立とは依存先を増やすこと

          最近よく聞くようになった「自立とは依存先を増やすこと」(おそらく、最初に発言されたのは当事者研究で有名な東京大学先端科学技術センターの熊谷晋一郎准教授)。 このフレーズを口にすると、多くの人が「そうだよね。」と共感をしてくれる。一方で、どういうこと?と訝しげな反応を受けることもままある。 前者の方にはより理解が深まるように、後者の方にはなるほど、と思って頂けるように自身の実体験を交えながら書いていこうと思う。 “経済的に収入が複数ある方が自立的である” これはとても分か

          阪神ファンのおっさんが教えてくれた大切なこと

          「日本一やから!38年ぶりやから!飛び込ませてくれ!飛び込ませてくれ!」 SNSなどでも動画が話題になっていたので、ご存じの方もいるかもしれない。先日、阪神タイガースが日本一になって、とあるファンが道頓堀川に飛び込もうとしたが、警察官に取り押さえられた際に放った、何の混じりっ気もない魂の叫びであった。 SNS上では彼のことを揶揄するような動画などが出回っているが、実は彼から学ぶことがあると考えている。 僕たちは、それっぽい理由をつけることに慣れすぎている。故、自分の本音に