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なぜ行きたいと思えるお店なのか?リニューアルオープンおめでとうございます。

人生のキャリアを語ることは多いですが、今回は、お店のキャリアについてお話します。

キャリアとは、これまで積み重ねてきた経験のこと。

そして、今回お話したいのは、香川県高松市にある老舗の珈琲豆専門店『コーヒービーンズショップアロバー』のお話です。

私が高松に住んでいる時アロバーというお店を知ったのは、もう20年近く前のこと。

今はあちこちに珈琲豆のお店があるけど、当時は、珈琲豆専門店ってどんなお店?
カフェでコーヒーが飲めるってことと何が違うの?
という感じでした。

そして、私がアロバーを知ったのは、珈琲豆を買いたくて知ったわけではないのです。
当時、起業する人たちに向けてセミナーを企画することが多くそのネタ探しで、誰かお話してくれる人はいないかと探している時に紹介された女性経営者がこのアロバーの二代目社長梶早苗さんだったのです。

はじめて国分寺にあるお店に伺った時、お店に入るなり、笑顔で迎えてくれた方がその方でした。

お会いした瞬間、笑顔の中に凛としたという言い方がピッタリな雰囲気で梶さんのオーラに、私はすごっ!と息をのんだのです。

お店のことや、梶さん自身のことなどお聴きする中で、私はどんどん梶さんに惹きつけられました。

この出会いがコーヒービーンズショップアロバーとの出会いであり、梶さんとの出会いです。

あれから20年近く経ちますが、今も変わらず何が私を惹きつけているんだろうと考えてみました。


珈琲ビーンズショップアロバーとは

コーヒービーンズショップアロバーは、1991年に創業された香川県高松市にあるスペシャルティコーヒーの専門店です。オーナー自らが毎年産地から厳選したコーヒー豆を買い付け、店で扱っています。信頼関係を大切にし、生産者と直接交流を持ちながら、質の高いコーヒー豆を提供していることが特徴です。

Chat GPTに聞いてみた

と、出てきました。

ほぼ間違いない簡潔な答えだと思います。


ここに私が知っている内容を書き足しますね。

初代社長が創業半年ほどで急に亡くなられて、当時専業主婦だった梶さんが、経営のこともわからない状態で、でも初代の意思を引継ぎたいと継がれたそうです。

その後、女性ならではな経営で、お店はどんどん大きくなり、私が知った時は、もう10年以上経営されている時でした。

二代目社長梶さんとの関わり

それまでコーヒーを好まなかった私。
アロバーでコーヒー豆のことを教えてもらったり、おいしいコーヒーの淹れ方を教えてもらううちに、日常生活の中のコーヒーは当たり前になっていきました。

そんな私は母を連れてよくコーヒー豆を買いに行くようになり、そのうち私より母の方がアロバーのコーヒー豆のファンになっていったのです。

その頃私は、ある経営者の会に所属するようになり、そこでも梶さんとのご縁をいただきました。

先輩経営者として、私にいろんな挑戦もさせてくれました。

梶さんはいつも言うのです。

「できる機会があるときに、なんでもしとこー」と。

私が上京するのに迷っているときも、早苗さんが背中を押してくれました。それは私にとってすごい勇気にもなったのです。

三代目社長との関わり

当時は毎週のように母とお店に通っていましたが、そんな時にお店で出会ったのが今の三代目社長!

梶さんの息子さんです。

ただ、当時は、今とは違ってなんだか尖っていて、私たちがお店に行っても、知らん顔?(笑)

というか、自分のお客さんではなく、社長のお客さんという顔をされていたように思います。
※これは、私の勝手な感じ方で、全くそうじゃないかも~ですが💦

なので、私の方からも声をかけけるのもはばかられて…
あまり触れないようにしておこう…なんて思ったこともあります。←ココダケノ話(笑)

それがいつの間にか素敵な三代目社長になっていました。

アロバーの入り口は当時板?木が敷かれていてとてもいい風合いだったのですが、実は私が履いていた靴のヒール部分がその木をぶち抜いてしまったのです。

「ぎゃあ~、穴が開いちゃいました」って叫んだら一番に出てきてくれたのが、なんとなんと!息子さんである三代目社長。

え?怒られる?💦どうしよ~って思っていたら、なんと!優しく笑いかけながら「大丈夫ですか?」と。

その後、何事もなかったかのような対応をしてくれて、うれしいやら、申し訳ないやら、びっくりやら。

その頃からです。

私がお店に伺って三代目社長とコミュニケーションをとるようになったのが…

こんな風に、お母さんの代、息子さんの代とお店に買い物に行って、コーヒー豆を買うだけではなく、その場所でコミュニケーションがとれる場所があることがどれだけ楽しいか。どれだけ価値があると感じられたか。

それって大切なことだなあと、気づかせてもらいました。

スタッフさんとの出会い


また、2人の社長だけでなく、スタッフさんとのコミュニケーション。

これまでたくさんのスタッフさんと出会いましたが、今いる方、そして辞められた方もいますが、一人一人のことを忘れずにいられるお店ってアロバーだけじゃないかなあと思うくらいです。

あの時いた、あの人、
こちらのお店にいたこの方、

今は元気かな?なんて思ったりすることもあります。

そんな風にお店はもちろん、経営している方、そして働いている方、ほとんどすべての人と関わることができるお店って今考えるとすごくないですか?

せっきーとの出会い

そして、そのスタッフの中でも、現社長のスーパーサポーターである女性せっきー(関本さん)との出会い。

不思議とプライベートでも今もお付き合いをさせていただき、毎回会うたびにたくさん気づかせてもらったり、楽しませてもらっています。

会いたいお店になるための積み重ね

今回、このアロバーのことを書こうと思ったのは、明日4月6日に本店と別に松縄店というお店が別の場所でリニューアルオープンするのです。

私は、今香川から離れた場所にいるので、お店に行くことはできません。

でも、ふと思ったのです。

キャリアコンサルタントという仕事をしていて、毎回人のキャリアを聞いていったときに、やはりその人その人のこれまでのキャリアに価値はあるなあと。

そのキャリアがあったからこそ、今のその人が存在するのであり、そこにその人らしさ(強み)が生まれてきてるんだと感じています。

でも、それは人だけじゃないんだ。

お店や会社にもそんな一つ一つのキャリアがあって、その積み重ねが今を作っている。

今だけがすごいのではなく、これまでの積み重ねで素敵なお店が出来上がっていっている。

その一つ一つは、その時々関わったお客さんであったり、スタッフであったり。
その時々に関わった人がその時々に感じたものが次へと継承されていくんだと。

今、私は香川から離れた場所にいて、普段アロバーに行くことはないけど、それでも香川に帰った時は行きたいお店。

というか、会いたいお店。

それは、そこにいる人たちとのつながりがあったからこそ!
お店に行きたいと思うのは、そこにいる人たちに会いたいということなんだと。

もちろんアロバーの珈琲豆は、社長が毎年生産地まで出かけて買い付けてくるこだわった美味しいものなんだけど、それだけじゃない素敵で大切なものがアロバーには存在している。

ってことなのかなあと思う。

リニューアルオープンおめでとうございます

4月6日リニューアルオープンに向けて、伺うことはできないけど、香川から離れた場所でもこんな風にアロバーLoveな私がいるよ~と、そーっと書いてみました。

梶社長、早苗さん、せっきー、スタッフのみなさまリニューアルオープンおめでとうございます。

リニューアルオープンした松縄店。アロバーのインスタから勝手に拝借しました💦

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