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デジタルトランスフォーメーション(DX)とマーケティングの関係について

最近デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が、各種メディアで登場するようになりました。

デジタルトランスフォーメーションとは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え方で、マーケティングなどでは様々なデジタル技術を組み合わせて利用することで、今までよりもよりデータ活用を可能にすることができるという概念です。

例えば、顧客管理「CRM」はマーケティングを行う上での基本ですが、DXを行えば今までよりも販路が広がる可能性が出てきます。

顧客の情報が企業の事業サービスごとにばらばらに管理されていたと仮定します。
使う顧客管理システムもバラバラだったり、顧客によって情報量の濃淡があったりすると企業戦略に非効率です。
これがもし、一元化して顧客情報を統合出来たらどうでしょう。
顧客の深いインサイトまで把握できれば、新しい商機が生まれてくるかもしれません。

このようにバラバラだった情報を、一つにまとめるということも広い意味でDXの概念になります。

逆に顧客にアプローチしていた方法がバラバラだった場合も、最も効率的なアプローチ方法は何かをデジタル技術で統合することで見えてくることもあるでしょう。

もしかしたら、デジタルアプローチよりも、営業担当が頻繁に足を運んで営業するほうが効果的であるという答えが導けるかもしれません。

つまり、DXはデジタル化が本質ではないということです。
DXにおけるマーケティングは、その販促戦略が最も有効かを確認するプロセスと言えます。

その際に様々な技術のうち、どれを組み合わせればより効果的に行えるかの戦略を立てるアプローチと言えます。

ユーザー自身がそのデジタルを利用することで、より便利になったり、効率が上がったりするのか、という視点で考えていかないと間違った方向になってしまいます。

DXを構築する際もユーザー目線で考える必要があり、相手がどのような環境でサービスを利用しているのかや利用のきっかけを掘り下げないと良いDXにはたどり着けません。

とはいえ、具体的にどうすれば最も効率的かヒントがあると、進めやすいと思うのでここに紹介します。

具体的には紙で利用していたものを全てデジタル化する、というのが最も分かりやすく間違えが起こりにくいアプローチです。

現在でも多くが紙やハンコで決裁されるような、手続きが社内で横行しています。
これをデジタル化することで、用紙代や用紙を郵送する時間も手間も効率化することができます。

今、不便だと思うことや、こうやったら効率的なのにと思うことなど、これまでの常識や慣習に囚われずに、一度俯瞰で見て、業務やサービスを見直してみると良いと思います。

思考停止が一番の罪なのです。

デジタルトランスフォーメーションもマーケティングも、時代の変化に合わせて、変革していくことが本質です。



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