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第5回プレゼン&交流会 振り返り

今回のプレゼン&交流会ですが、新型コロナの状況を鑑みて、オンライン開催としました。

参加者は30名ほどで、東京を中心として海外からも参加していただきました!
オンラインならではの利点を生かし、幅広い人たちが交流する場となったと思います。

開催形式

リアルイベントの雰囲気をオンラインでも再現するため、参加者全員が発言できる内容にしています。参加者がお互いに意見を交換してくれ、リアルと近い雰囲気になっていたかと思います。

1.自己紹介
 5〜6人の小グループに分かれて一言ずつ×3回
2.プレゼン&意見交換
 - プレゼンテーション   10分
 - 小グループで意見交換  5分
 - 全体で意見を共有    10分
3.交流会
 より少人数で話題を深められるように、現実の立食パーティに近い距離感覚でコミュニケーションができるSpatial Chatというツールを使いました。

プレゼン内容

幅広いテーマでありつつ「支援」「移住」といった共通項があり、感想や交流会ではそれぞれのテーマの似ているところ、違うところを分析して盛り上がりました。

1.「子供食堂について知ろう」by 浅野さん(Twitter

自らひとつの子供食堂を立ち上げた浅野さんが「みんなに知ってほしい」と子供食堂とコロナ禍での活動について話してくれました。
子供食堂の名前だけは知っていたのですが、食事をするのが難しい子供だけが参加できるものだという認識でした。実際は誰でも立ち寄れる食堂も多く、単に食べ物を供給するという場だけではなく、地域コミュニティーとして機能しているものだと知りました。自分もいつかどこかで関わりたい、と感じたメンバーも多かったです。
浅野さんは大学院1年生ですが、自分が学生だった頃に限られたコミュニティにいることが多かったことを思い返し、積極的に社会とつながる活力の高さに刺激を受けました。コロナ禍でも、全国の子供食堂はお弁当を配るなどの方法で活動を続けていると知り、応援したい気持ちが強まりました。

2.「香川でリモートワークがしたい話」by あらいゆさん(Twitter


香川の『ザ・丸亀ゲストハウスふくふく』を支援するクラウドファンディングの企画運営に携わるあらいゆさんが、クラウドファンディングに至るまでの想いや経緯、またゲストハウスに滞在してリモートワーク生活を行う予定について話してくれました。
プレゼンではゲストハウスや香川の魅力の話に加え、リモートワークを会社に説得するため作った資料も見せてくれました。その行動力に会場中が驚き、「地方でのリモートって数年単位じゃなくて、1ヶ月でもいいんだ!考えの幅が広がった!」という意見も出ていました。地方でのリモートワークでデジタルデトックスしたいという意見も共感を呼んでいました。プレゼンの最後には『ザ・丸亀ゲストハウスふくふく』との中継が繋がり、滞在中の人やオーナーさんとお話ができました。
話を聞いてクラウドファンディングに協賛した参加者もいて、あらいゆさんのプレゼンがリアルな支援に繋がっていました。主催も「歴史ある温泉旅館が無くなっていくのは悲しいね…」と口では言っていたものの、全く行動に移してなかった自分を反省しました。

3.「我的台灣生活 ワタシノタイワンライフ」by EBIさん(Twitter


就職後、語学留学を決めて台湾移住し、今は現地で子育てをされているEBIさん。ご自身が移住した経緯や住んでみて感じたこと、台湾生活のリアルな魅力を紹介してくれました。
台湾について知らない人にもわかりやすいウィキペディア的な情報から現地の生活が垣間見える生の情報と、食べ物の話から政治の話まで、幅広いテーマに皆が引きつけられていました。
今回オンライン開催にして良かった点の一つですが、台湾に住んでいるEBIさんの画面から聞こえる周囲の音などからリアルな「現地にいる感じ」を体験できました。交流会の時間では、家の近くを通過するゴミ収集車の音楽が聞こえてきて「プレゼンで話していた、あの音楽だ!」と盛り上がりました(気になった方は資料でチェックしてみて下さい!)。

4.「明日からはじめる!お隣県移住」by たなしょーさん(Instagram

最近都内から湘南に引越したたなしょーさん。あなたもリアルに明日から検討できる「お隣県移住」の魅力を教えてくれました。
機動力を残したままの移住、という言葉がキャッチーでした。現在住んでいるところ(例えば東京)から一つ隣の県に移っても、いざとなれば通ったり住居を戻したりすることが気軽にできるというメリットがお隣県移住にはあり、だからこそ「今住みたいところに、今住む」という判断がしやすい。このレベルでフットワークを軽くしておくことで、他の行動にも良い影響が出る、と言う話になるほどと思いました。あらいゆさんもそうですが、コロナを逆に楽しむという心意気を感じて元気をもらいました。
それにしても皆行動が早いですね!アーリーアダプターとレイトマジョリティでは、インプットやアウトプットの情報の価値が全然違うので、フットワーク軽く行動できる力は大事だなと思いました。

交流会

今回はよりリアルイベントの感じに近い雰囲気があり、吹き出しや絵文字も使って盛り上がっていました。

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全体の振り返り

今回はオンラインでの開催が3度目となり、オンラインでも楽しめるように意図した場が作れてきたと感じています。海外とリアルタイムで繋がれるのはオンラインならではの楽しさもあります。
一方で、その場にいる臨場感や特別感、新しい繋がりが生まれる力、といった部分はリアルイベントならではのものがあるので、コロナが落ち着いたらまたリアルで開催したいなと思います。
ここで生まれる出会いが新しい繋がりになる、そうした力のある場が理想なので、今後は状況が許せばオフライン・オンラインを組み合わせた開催も検討しています。

参加者の皆さんがプレゼンテーターの熱い想いに刺激を受け、初対面というギャップを乗り越えて、自分の考えを周囲と交換できる時間になっていれば幸いです。
プレゼン&交流会は、自己発信と様々なバックグラウンドの人の交流の場として、これからも定期的に開催していきたいと思います!