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みやけ たくや【Takuya's Writing Space】
2018年7月25日 19:40
「別れようか、僕たち・・・」「えっ・」今日も性懲りもなくマスターのバーに来ているわけだが今日の先客は若いカップルで居心地があんまりよくなかったので今日は帰ろうかと思っていたところとんでもない修羅場に出くわしたようだ「待って、何で突然別れようなんて言うの?他にいい人でもできたの?」「突然ではないよ、もう終わりかなと思ってて今日言うつもりで誘ったんだ、最近お互いに忙しくて会えて
2018年7月10日 14:13
今日はなんだかな・・・変な天気だなそう思いながら僕はまたマスターの店に向かった店のドアに手をかけたとき、かすかに店の中から話し声が聞こえた。「今日は先客がいるのか、どんな人だろう?」ドアを開け、中に入るとマスターと小学生くらいの女の子がピアノを囲んで談笑しているのが目に入った「あ、お客さんだ! こんばんは!」「こんばんは、マスター、彼女は?」「ご近所さんでね、親御さんが
2018年6月30日 21:07
駅からしばらく歩くと、彼の店に着いた。「Closed…」やっぱりかぁと肩を落としていると「何してるの、ピアノの音がしてるじゃない。入ろうよ」そう言って彼女は勢いよく僕にとって未知の世界へと通ずる扉を開けた。薄暗い店内でそのおじさんはいた「おぉ、いらっしゃい」私たちに気が付くと、演奏をやめてそう言った。「Danny boy...」無意識に僕は呟いていた。依然ふ