マガジンのカバー画像

Z級映画レビュー

10
バカの感想です。全く参考になりません。
運営しているクリエイター

記事一覧

ビビりもホラーがお好き

私はビビりである。あらゆる点でビビりであると自負している。

高いところは落ちるんじゃないかと不安になる(これは子どもの時の家族旅行でやたら崖に連行されたのが原因)し、お化け屋敷は6~8割くらい目をつむる(これは子どものときにお化け屋敷で執拗に父親がおどかしてきたのが原因)し、些細な物音でもめっちゃびっくりしてしまう(これは幼少期にリビングでテレビを見たり宿題をする私を、父親が隙あらば突然大きな声

もっとみる

仮面ライダービルドは愛と平和の戦士②

卒論を1ミリもやりたくない今日この頃なので、またも仮面ライダービルドの話をしたい。
前回が主人公の仮面ライダービルド(桐生戦兎)とメインストーリーの雑な話だったが、今回はサブライダーの話をする。

登場ライダーについて登場ライダーライダーは敵も含めて7人。作中の登場順に並べるとこうなる。
・ビルド/桐生戦兎(きりゅう・せんと)
・クローズ/万丈龍我(ばんじょう・りゅうが)
・グリス/猿渡一海(さわ

もっとみる

Z級備忘録2023年7月中旬:初週を逃すと壊滅的に見れない映画が多すぎる

毎週毎週、新作映画の公開がある。映画配信サービスが隆盛していてもまだまだ多くの映画が劇場で楽しめるのは映画館好きとしてはありがたい。さすがコンテンツが氾濫している大消費社会といったところだ。

ただ、それにともなってか劇場での上映作品は入れ替わりが激しい。私は基本的に海外の映画の字幕版しか見ないので、タイトル通り公開1週目を逃すとよっぽどの人気シリーズか話題作品でない限りあっという間に上映回数が減

もっとみる

暴力と『ジョーカー(2019年)』

私は映画の記録を取るのにフィルマークスを利用しているが、いまだに昨年の『ジョーカー』(JOKER, 2019)のレビューにいいねをいただくことがあるので今でも時々『ジョーカー』に思いを馳せるが、思い出すたびに作品の内容だけでなく当時の社会状況にぞっとする。考えれば考えるほど製作陣の意図や狙いが分からなくなる作品なのだ。公開当時、「日本人は誰でもジョーカーになる可能性がある」みたいなレビューが多く、

もっとみる

『ワイスピファイヤーブースト』という映画ではない何か、そして悪役

ここ数年、漫画でも映像作品でもやたらと「サイコパスっぽい奴」が悪役をやるのを見かける。最近見た映画だと『ワイルドスピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』のダンテが記憶に新しい。誤解を恐れずに紹介すると、真島吾郎(『龍が如く』シリーズ)と映画『スーサイドスクワッド』シリーズのハーレイクインが悪魔合体したラーメンの上澄みのようなキャラクターだ。そう、公式が「サイコパス」を強調したにもかかわ

もっとみる

RRRとブラパンとイップマン

ブラックパンサーとRRR、どちらも白人の抑圧・支配を受けた背景が作品の根本を流れてるんだけど、RRRが被支配者が語手として解放の物語を紡いだのに対して、ブラックパンサーは1の時からD社という支配者によってエキゾチックさのアイコンと娯楽として産み落とされたの、ほんま歴史の連続性を感じる。

ブラックパンサーは、どっちかというとUS本国で現在も差別を受ける「黒人」=エリックキルモンガーの物語だし、多分

もっとみる

Z級ログ:趣味ハラスメント

今年の3月、つまり会社から自然退職になってすぐの頃、2〜3週間ほど親から延々と

・折角買った一眼レフを趣味にしろ
・読書をやめて実用的な資格を取れ
・料理を趣味にしろ
・新聞を読め

などと「社会に順応した趣味」をするように強要され続けたのを思い出した。
そりゃ朝から晩まで一人で黙々と読書をする姿を見れば、何かしら実用的かつ実利をもたらす趣味をして欲しくもなるものなのだろうが、それにしても辛かっ

もっとみる

仮面ライダービルドは愛と平和の戦士①

中間発表がほんと詰んでいるので今夜は好きな事して時間を浪費しようとここに誓います。あと1週間でレポートの締め切りだなんて信じられない。この1週間一体自分は何をしていたんだよと思いましたが、必死に生きてたわ!一応論文も読んでたし、レジメも推敲してた!!!なのになんでだ!!!!


自分と仮面ライダー

自分は子どもの頃から仮面ライダーが滅茶苦茶好きで、親の影響もあって平成シリーズは一部作品を除いて

もっとみる
君は『デイライツ・エンド』を知っているか

君は『デイライツ・エンド』を知っているか

ここ最近生き恥の記録ばかりだったので、久しぶりに映画の話をしようと思う。

今回は『デイライツ・エンド』という作品だ。2016年に制作されたアクションホラーだが、2021年最も私を夢中にさせたカス映画である。謎のクリーチャーが、生き残りの人間を襲う、よくあるゾンビ映画の悪い所(褒めてる)が雑にぶち込まれた闇鍋のようなストーリー。

オープニングは1台の世紀末改造車がこちら側に向かって走ってくると

もっとみる

俺たちの『パシフィックリム』

明日に公開を控えた「パシフィック・リム:アップライジング』。『パシフィック・リム』からから5年の時を経て、ついに続編の公開日がやってくる。楽しみでならん。明日の公開に向けて、前作の復習を個人的にしつつ、この場を借りてパシリムの良さを語りつくす。いや、良さは尽きることないけどね!!


『パシフィック・リム(原題:PACIFIC RIM )』は2013年8月9日に公開された映画だ。ストーリーはと

もっとみる