ぽちょむきんすたー

『コンコルディア』というボードゲームについての雑文書き

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『コンコルディア』というボードゲームについての雑文書き

最近の記事

コンコルディア:ソリタリア 徒然

コンコルディア:ソリタリアを何回かプレイしてみました。 1回目 イオニアマップ 難易度:標準 20点スタート ○158-135 2回目 ヘラスマップ 難易度:標準 16点スタート ○164-128 3回目 バレアリカマップ 難易度:標準 9点スタート ●148-154 4回目 キプロスマップ 難易度:標準 9点スタート ○152-109 5回目 コルシカマップ 難易度:標準 1点スタート ○137-107 6回目 エジプ

    • 『コンコルディア』街で見掛けたルール間違い

      コンコルディアは非常に面白いボードゲームですが、それでもルールを間違えて遊んでしまうとその真価を十分に堪能することは出来ません。 そこでそんな悲しい目に遭う人がいなくなるようにと、自分が見たことのあるルール間違いをここに列挙してみたいと思います。 ■建築は一度に1軒しかできない →資源と資金がある限り複数の建築が可能です。 ■人数にかかわらず時代1~5のカード全部使う →人数分の時代しか使用しません。 例えば3人プレイなら時代1~3までのカードのみを使用します。 ■

      • 『コンコルディア』フォーラムタイル評価その2

        以前、貴族タイル(青)について書いたので、今回は平民タイル(緑)について。 どういう風に書こうか悩んだけど得点評価するのも難しいので、単純にランキング形式で書いていくことにする。 そうすればこれは何点にしようとか迷うことないし(名案) ということで、個人的に好きなフォーラムタイルランキング、第16位から。 ■16位 ユリウス 有効に使うにはある程度開拓者が必要だけど、十分な開拓者がいればこのフォーラムはあまり必要ではなくなるという自己矛盾を孕んでいる。 基本的に自分の

        • 『コンコルディア』適正人数の話

          先日ツイッターで話題になった適正プレイ人数の話をしたい。 コンコルディアの各マップで適正人数は何人なのかという話で、BGGのスレッドを引用していたが、正直そのスレッドで用いられている手法にあまり説得力が感じられなかったので自分なりに考えてみようという訳だ。 (あとコロナ禍でゲーム会が軒並み中止になって暇を持て余していたという話もある) まずは適正人数を定義するパラメータについて考えてみる。 件のスレッドでは ・都市数 ・属州数 ・首都からの距離の平均 ・道数 このあた

        コンコルディア:ソリタリア 徒然

          『コンコルディア』次に買うべき拡張

          本来ならマップ解説の続きでイオニア/ヘラスの解説を書くべきところなのですが、何かを書けるほどこれらのマップをやり込んではいないので別の話を書くことにしたとかそんな次第。 で、先日ツイッターでどの拡張を買うべきなのという話が散見されたのでこの話を書こうかなと。 個人的には全部まとめて買っていいとは思うのですが、諸事情で一個ずつ買わざるを得ないとか、まだそこまでハマってはいないのでという人向けに、どの順番で買っていくのがオススメなのかを書いていきます。 ということで、独断と偏

          『コンコルディア』次に買うべき拡張

          『コンコルディア』マップ解説(エジプト、クレタ)

          今回は、コンコルディアの拡張であるエジプトマップ、クレタマップの解説です。 ちなみにこれがコンコルディア4番目の拡張になります。 当然ですが、拡張というのは本体以上に売れることはありません。 つまり本体が売れなければ拡張も出ないわけで、多くの拡張が出ているコンコルディアにはそれだけ多くのファンがいると言っていいでしょう。 ■エジプト エジプトを中心にナイル川流域からシナイ半島やアラビア半島、中東の一部までを含んだマップ。 ACDタイルの22都市10属州 内訳は レンガ5

          『コンコルディア』マップ解説(エジプト、クレタ)

          『コンコルディア』マップ解説(ガリア、コルシカ)

          今回は、コンコルディアの拡張マップであるガリアとコルシカの話をしていきたいと思います。 ■ガリア 現フランスを中心にイギリス南部やスペイン、ベルギー、スイス、イタリアの一部までを含めたマップ。 ABCタイルの25都市10属州。 内訳は、 レンガ7 麦5 道具4 ワイン3 布3 塩3 5人だと狭すぎ、2人だと広すぎるため、3~4人でのプレイが良さそう。 とは言え、最初に動かせる入植者が一体しかおらず、建築場所の選択肢が狭いことに変わりはない。 例えば1~3番手が以

          『コンコルディア』マップ解説(ガリア、コルシカ)

          『コンコルディア』マップ解説(ビザンチウム、ヒスパニア)

          今回はサルサ拡張に付属するビザンチウムマップとヒスパニアマップについての解説です。 ■ビザンチウム 現トルコを中心に、北は黒海クリミア半島、南はエジプト、西はギリシャ辺りまでを収めたマップ。 ABCタイルの28都市10属州。 内訳は、 レンガ7 麦6 道具5 ワイン4 布3 塩3 サルサ拡張のマップは他のマップと違って塩都市をいれても代わりの都市を抜かないのでその分都市数が多くなっている。 このマップでもワインを抜かなくていいのでワインが4都市あり、その分酒商の最大

          『コンコルディア』マップ解説(ビザンチウム、ヒスパニア)

          『コンコルディア』マップ解説(ゲルマニア、ブリタニア)

          前回は、インペリウムとイタリアマップについてコメントしましたので、今回はコンコルディア初の拡張マップとなるゲルマニアマップ、ブリタニアマップについて述べていきたいと思います。 ■ゲルマニア 現ドイツを中心としたマップ ABCD全タイルを使用した30都市12属州。 内訳はインペリアルマップと同じで レンガ7 麦6 道具5 ワイン4 布4 塩4 適正人数は3~5人。 陸入植者と海入植者の開始位置が別で、しかも海入植者は2移動力を持つというルールのおかげで最初から3移動力

          『コンコルディア』マップ解説(ゲルマニア、ブリタニア)

          『コンコルディア』マップ解説(インペリウム・イタリア)

          コンコルディアには基本セットにインペリウムマップ、イタリアマップの2枚が付いているほか、拡張として12枚のマップが出版され、計14枚のマップが存在します。 ・インペリウム ・イタリア ・ゲルマニア ・ブリタニア ・ヒスパニア ・ビザンチウム ・ガリア ・コルシカ ・エジプト ・クレタ ・ヘラス ・イオニア ・キプロス ・バレアリカ これからしばらくはコンコルディアの各マップについて書いていきたいと思います。 まずは基本セットに入っているインペリウムマップ、イタリアマップか

          『コンコルディア』マップ解説(インペリウム・イタリア)

          『コンコルディア』プレイの指針

          (以下は以前某所に書いたものを加筆修正したものです) コンコルディアは戦略的なゲームでありながら、どのカードをどのように、そしてどの順番で使おうかといった戦術的な面白さにも事欠かない作品です。 直接攻撃のない平和的なゲームですが、プレイヤー間のインタラクションは豊潤で、また多数の拡張マップがあり、産物の配置やサルサ拡張にあるフォーラムタイルによってプレイする毎に状況が変わるため、オンラインオフライン合わせて800回以上遊びましたが未だ飽きることがありません。 そこでここ

          『コンコルディア』プレイの指針

          『コンコルディア』 フォーラムタイル評価

          まずは初期フォーラムとしての評価を書いていきたい。 初期フォーラムなので当然ながら貴族タイルだけが対象となる。 評価基準は得点競りをした時に何点まで払えるか。 ちなみに得点競りとはこれのこと↓ 通常の2枚引いてそこから1枚選ぶルールでは引き運の要素が強いと思うので、それが嫌な人はこのルールでやるといい。 実際のゲームでは他のタイルとの相対評価で値付けがされるけど、ここでは絶対評価で書いていく。 ちなみに言うまでもないが、すべて個人的主観である。 ではさっそく

          『コンコルディア』 フォーラムタイル評価

          『コンコルディア』は皆が言うほど良いゲームなのか

          (以下は某所に書いたものを加筆修正したものです) ■出会い『コンコルディア』を初めて遊んだのは、たしか2013年の冬だったと思う。 エッセンに行った友人が現地で『コンコルディア』を買って帰国し、それを遊ばせてもらったのが最初だった。 当然日本語化はされておらず、同梱されていた英語カードとドイツ語カードを分けるところから始まったように記憶している。 遊んでみて、まずその隙のないシステムに感心した。 基本的にカードを1枚プレイしてその効果を適用するだけなのだが、しかし一度使っ

          『コンコルディア』は皆が言うほど良いゲームなのか