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『コンコルディア』マップ解説(エジプト、クレタ)

今回は、コンコルディアの拡張であるエジプトマップ、クレタマップの解説です。
ちなみにこれがコンコルディア4番目の拡張になります。
当然ですが、拡張というのは本体以上に売れることはありません。
つまり本体が売れなければ拡張も出ないわけで、多くの拡張が出ているコンコルディアにはそれだけ多くのファンがいると言っていいでしょう。

■エジプト
エジプトを中心にナイル川流域からシナイ半島やアラビア半島、中東の一部までを含んだマップ。

ACDタイルの22都市10属州
内訳は

レンガ5
麦4
道具4
ワイン3
布3
塩3

エジプトマップの特別ルールは3つ。

①乳香貿易

紅海にあるこのエリア、乳香貿易アイコンに繋がる海路に船入植者がいる状態で建築家アクションを実行するとその入植者が乳香貿易に従事したことになり、以降建築には使えなくなります(移動力は有効)
その代わり、乳香アイコンが書かれた属州で生産が行われるたびに5セステルティウス得られるようになります。
またゲーム終了時に7点となります。
ちなみにこれらの沿岸都市はゲーム開始時のスタート位置からは海路では繋がっておらず、ここに船入植者を持ってくるには入植者カードかフォーラムタイルであるプブリウスが必要になります。

②黄金貿易

乳香貿易と同様に、このナイル上流の海路(川ですが)に入植者がいる時に建築家アクションを実行すると、その入植者が黄金貿易に従事したことになり、以降建築できない代わりにゲーム終了時に7点になります。

③肥沃なナイル

ナイル川沿いの属州には麦タイルを置く場所があり、タイルがある属州で長官をプレイすると追加で麦がもらえます。
そして麦タイルは下流の属州へ移動、最下流まで行くと再び上流に戻ってきます。
そのため、このマップ特有の戦術として、まず初手に麦タイルのあるKVSHで長官をプレイし、麦と特産品を獲得するプレイがあり得ます。
その後、他人の建築家を外交官でコピーしてもよし、商人で物品を揃えてより高額な都市へ建築してもよしです。

このマップでは、いち早く乳香貿易に手を出すことが資金的に大きなアドバンテージになります。
その為にはまず紅海沿岸の都市に建築することが必要です。

紅海沿岸に進出するには、以下のようなルートが考えられます。

番手(初期資金)、他プレイヤーの動向、そして何より都市トークンの配置具合を勘案してどこに建築していくかを考えたいところです。

■クレタ

クレタ島を舞台としたマップ。

適正人数は2~3人。

ABDタイルの20都市9属州

内訳は

レンガ4
麦4
道具3
ワイン3
布3
塩3

属州の数が少ないため、コルシカマップと同様、長官でお金を貰うときは自動的に2セステルティウスが追加されます。

特徴は、1都市しかない代わりに好きな特産品を貰えるGAVDOS。

序盤、誰も建築していない布属州で長官をプレイすることがありますが、クレタマップではここGAVDOSでも布を生産することが可能なので注意が必要です。

■拡張カード販売列

マップとは関係のない話ですが、このエジプト/クレタ拡張には、新しいカード販売列も同梱されています。

変更点は追加コストの布が所々ワインになっていること。
その分ワインの価値が上がり、元老院議員でのカード購入に注意が必要となるでしょう。

ちなみにこの拡張に入っているカード販売列は薄紙製ですが、のちの拡張にはマップと同じ厚紙製のカード販売列が入っています(内容は同じ)

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