『コンコルディア』 フォーラムタイル評価
まずは初期フォーラムとしての評価を書いていきたい。
初期フォーラムなので当然ながら貴族タイルだけが対象となる。
評価基準は得点競りをした時に何点まで払えるか。
ちなみに得点競りとはこれのこと↓
通常の2枚引いてそこから1枚選ぶルールでは引き運の要素が強いと思うので、それが嫌な人はこのルールでやるといい。
実際のゲームでは他のタイルとの相対評価で値付けがされるけど、ここでは絶対評価で書いていく。
ちなみに言うまでもないが、すべて個人的主観である。
ではさっそく。
■アルカディウス家
アウルス・アルカディウス:8点
単純に強い。
ゲームを通じて最大でも15セステルティウス安くなるだけなのだが、拡大再生産を一回り大きな歯車で回すことが出来る。
建築先の選択肢が多い1番手だと特に有用だが、結局どの番手でも有用。
アッピウス・アルカディウス:6~8点
5人ゲームの5番手が最も強く使える。
一方で狭いマップや最初から3移動力あるゲルマニアマップでは価値がちょい低め。
またこれがあれば最後まで入植者2人で戦えるかも。
(そしてその分の資源を次の建築やカード購入に回せる)
アンナエウス・アルカディウス:1点
そもそも他者の入植者が移動した先は大抵その入植者が建築をしていて、序盤はそういう所よりも誰も建築していないところに建てたい。
従って序盤に役立つことはほとんどない。
ほぼ空気。
ただBAJで世界の強豪がブリタニアマップなら重宝すると言っていた。
理屈はわからん。
他人の入植者と接触することの多い狭いマップのほうが活きやすいが結局のところそれほどでもない。
アドウェントゥス・アルカディウス:4点
建築前にレンガを買ったり、後々入植者出す用の麦や道具を買っておいたり、いろいろと小回りが利く。
意外と便利。
もちろん金策は大事。
クルスス・アルカディウス:1~2点
人口密度が高いマップほど重宝する。
逆に広いマップだと馬跳び出来ないことが多くてさびしい気持ちになることも。
■マルケッルス家
セルウィウス・マルケッルス:7~9点
強く使うにはそれを意識したプレイングが必要。
すなわち優先的に商人を買う、布などの高額物件の生産体制を整えるなどだが、いずれにせよそれほど難しくないので概ね強い。
このフォーラムでゲームを開始した場合、布都市に建築していってゲームを回し、最終的に織屋狙いに行くのが良いと思われる。
ガイウス・マルケッルス:3点
購入できた商人カードの数次第だが意外と儲からない。
ファウストゥス・マルケッルス:3~4点
2回目の建築前にはだいたい何かを売ってレンガを買うので、そこで3金浮くのは強い。
けど、ゲームを通じてで考えるとレンガを買う機会は思うほど多くない。
石工を買ってると空気になりがち。
3種売買マンことセルウィウス・マルケッルスと相性がいい。
ウィトゥス・マルケッルス:3~5点
ワインが入手出来そうかどうか次第。
これでスタートしたらワイン都市に建築して酒商を買うパターンでいきたい。
■ポンペイウス家
ドナトゥス・ポンペイウス:4点
意外に金が入る。
総量で言えばアウルス・アルカディウスと同じくらいなのでは。
知らんけど。
このフォーラムで始めた場合、初手に長官をプレイしてレンガが特産品の属州で生産し、レンガ+2セステルティウスを入手してから建築をする手筋がある。
クラディウス・ポンペイウス:3点
特産品のような高額な物品は結局次の商人で売却することが多くあまり意味がないことも多々あるが、商人カードが買えずに少ない時は意外と重宝することも。
ゲームエンド間際で金も物品も手番数も足りない時とかに1手番で物品と金が同時に入手出来て助かる時もある。
また初手長官を布属州に打って、+7セステルティウスを持って建築を始める手筋もある。
ちなみに長官を打つと倉庫から物品が1個溢れてしまうという場合でもルール上この能力でその物品を売却することが可能(豆知識)
セクストゥス・ポンペイウス:2点
もともと外交官が好きではないこともあって評価が低い。
外交官でカード販売列をコピー出来るルキウス・フラウィウスと組み合わせると、販売列の執政官を外交官でコピーして長官買ってきて、その長官を外交官として使ってまた執政官コピーして長官買ってきてとワケのわからない動きが出来る。
リヌス・ポンペイウス:1~4点
レンガ都市や麦都市と同居している塩都市があるかどうか、そしてそこに建築出来るかどうかに大きく左右される。
■スキピオ家
コルネリウス・スキピオ:2点
カードが買いやすくなる為、外交官を買って他人の元老院議員をコピーしてカードを買い集める戦略と相性がいい。通称倉庫マンことクラウディア・アグリッピナと組み合わせたい。
また特定のカードを集める特化戦略の時にも重宝する。
また、石工と農夫を買ってレンガ都市、麦都市建設に特化する作戦の時も布が入手しづらく、かといってレンガ都市を建てる関係上ユピテルでは点が伸びないのでそれ以外のカードを買う必要に迫られるため、このフォーラムがあるとわりと便利。
残りカードが3枚以下になるとさびしい思いをする。
エメリトゥス・スキピオ:0点
役に立つ場面を見たことがない。
いや、1回くらい能力使ったことあるかな?
逆に執政官を元老院議員として使えるならすごく強いのに。
ツォルキンでいうところのアフマキク族的ポジション。
■その他
クラウディア・アグリッピナ:5~6点
初期資源に追加のレンガがあることで、最初の建築で塩を温存出来るのが強い。
(1番手の麦都市道具都市建築や2番手の麦都市ワイン都市建築などで)
また余分な物品を抱えながらプレイ出来るので、他人の元老院議員コピーを狙いながら回すことも簡単になる。
もちろん倉庫の格納量が増えるのも利点で、石工や農夫で大量の資源が手に入る場合でも倉庫が溢れにくくなったりする。
ティトゥス・ウァレリウス:3~4点
一周目の終わりに麦か道具があれば、その他の資源を塩に変えることで入植者を出せるのが地味に便利。
でも一周目の終わりにこのフォーラムを取っても使用回数が変わらないので初期フォーラムにあっても心理的には損した気分。
ちなみにBAJのゲルマニアマップでは、ローマの城塞に落ちてる物品を拾ってこのフォーラムで塩に変えることが出来ないバグがある。
(先にこのフォーラムの能力解決を求められるため)
ルキウス・フラウィウス:2~4点
1番手の場合、販売列に建築家があればそれをコピーすることで自前の建築家を温存出来る。
従ってスタートプレイヤーの場合はその分価値が高い。
他にも執政官をコピーしてカードを買ったり、ミネルバをコピーして自分だけ資源を得たり、入植者カードを買わずに入植者のアクションが出来て便利だったりする(特に入植者カードの価値が高いエジプトマップで)
ただし、終盤には販売列のカードが少なくなってさびしい思いをすることも。
前述の通り、セクストゥス・ポンペイウスと相性がいい。
ちなみにBAJでは、カード販売列に複数の執政官だけが並んでいる場合にこのフォーラムの能力が使えなくなるバグがある。
ミヌス・デナリウス:1~3点
1回目の建築前にこの能力で布を売り、+5セステルティウスを持って建築する手筋が強い。
1番手だとしても10セステルティウス持ちで、布都市と塩都市に建築出来たりもする。
ただしその時しか能力を使わないことも多い。
この手筋でいい建築先があるかどうか次第。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?