『コンコルディア』マップ解説(インペリウム・イタリア)
コンコルディアには基本セットにインペリウムマップ、イタリアマップの2枚が付いているほか、拡張として12枚のマップが出版され、計14枚のマップが存在します。
・インペリウム
・イタリア
・ゲルマニア
・ブリタニア
・ヒスパニア
・ビザンチウム
・ガリア
・コルシカ
・エジプト
・クレタ
・ヘラス
・イオニア
・キプロス
・バレアリカ
これからしばらくはコンコルディアの各マップについて書いていきたいと思います。
まずは基本セットに入っているインペリウムマップ、イタリアマップから。
■インペリウム
地中海全域を網羅したマップ。
3~5人用。
ABCD全タイルを使用した30都市12属州。
内訳は
レンガ7
麦6
道具5
ワイン4
布4
塩4
一応3~5人用となっていますが、開始位置ローマからの進出方向が限られるため、5人プレイの5番手はよく建築場所がなくなって死にがちであり、個人的には5人プレイはお勧め出来ません。
このマップでまず考えることは(どのマップでもそうですが)3都市属州を独占出来るかどうかです。
インペリウムマップではそれが可能な属州がふたつあります。
DACCAとGALLIAです。
(イタリアも3都市属州だが、普通他プレイヤーも建築して独占にはならないので考慮外とする)
DACCAには、まずAQVILEIAとSIRMIVMに建築してITALIAで生産、その資源を元に2回目の建築でNAPOCAとTOMISに建築します。
GALLIAへは逆方向に同じことをする感じ。
あとはその3都市属州で生産してカードを購入出来れば言うことなしです。
まあそうそう上手くはいかないですけどね。
これが出来るのは感覚的には30%くらいでしょうか。
他に注意すべきは、エジプトの奥地、PETRAとMEMPHISが何を生産するかです。
ここは首都から遠く建築しにくいため、ここで産する産物のミネルバは価値を減じて考える必要があります。
■イタリア
イタリア半島を中心としたマップ。
一部シシリア島とコルシカ、サルディーニャが含まれており、コルシカ、サルディーニャには海路でしか行けません。
2~4人用。
ABCタイルの25都市11属州。
内訳は、
レンガ7
麦5
道具4
ワイン3
布3
塩3
塩都市、麦都市、レンガ都市で15軒あるので、石工と農夫を買い、これらを全て建築して逃げ切る作戦が成り立ちます。
こんな感じ。
なので、ここでは3都市属州独占よりも、石工と農夫を買って、塩都市麦都市レンガ都市に建て切る作戦が出来るかどうかの確認をします。
この時、考慮すべきなのは、
・カード販売列における石工、農夫の位置
・塩都市、麦都市、レンガ都市の場所
です。
石工、農夫カードの位置は、要するに自分が買えるかどうかの見込みですが、具体的な話はプレイ人数と番手によるのでなんとも言えません。
ついでに言えば、この戦法を取るときは、メルクリウスとユピテルもなるべく購入しないほうがいいので、それ以外(サトゥルヌス、マルス)のカードが買えるかどうかも大事になってきます(特に2人戦)
都市の配置についてですが、最初の建築では出来れば道具が特産品の属州の塩都市に建築したいところです。
道具が入手出来ないと入植者を出すのに苦労することになりますので、まずそういう建築場所がないかを確認します。
最初から決め打ちしてレンガ都市に建て始めるのは、石工を購入出来なかった時のダメージが大きいのであまりお勧め出来ません。
実戦では、麦都市レンガ都市に決め打ちして建築を始めるよりも普通に塩都市や布都市ワイン都市の高額物件に建築していって、カード購入具合をみてシフトしていくほうが間違いが少ない気がします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?