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Måneskinに今頃ドハマりしたアラフォー元専業主婦 ~究極のファッションて結局…な話~

2月下旬、Summer Sonic 2024のラインナップ第1弾が発表された時、ヘッドライナーの1組としてMåneskin(マネスキン)というバンドがいて、あれ、そういえばこの人たち今年のMad Cool Festival(マドリードの夏フェス)にもいたなと思って、何気なくYoutubeで彼らを検索してみたんです。

そしたらどハマり!!!

この歳になってもまだ、心揺さぶられる若手バンドに出会えるとは…と、ちょっと震えました。

◆SUMMER SONIC 2024

◆Mad Cool Festival 2024(スペイン マドリード)

今日はMåneskinを取り上げます。

今さら???と思う人、大多数でしょう。
えぇ、そうでしょう。

ごめんなさいね~。(急にオバちゃん丸出し口調)
ちょっと前まで主婦業に専念してて、Rock情報完全シャットアウト状態だったもんで。
去年からRockのリハビリ(←表現がまた歳を感じる…)始めたから、温かい目でお付き合いいただけると助かります。

ではいってみましょうかね。


Måneskinとは

彼ら、サマソニの出演はこれが2度目となり、初出演は2022年。
大阪のステージではベースを担当するヴィクトリアのニップレスが取れてポロリするという伝説を残し、(それが理由ってわけじゃないけど笑)なんとたった2年でヘッドライナーに抜擢されて、今回は凱旋アクトとなります。

昨年リリースした3枚目のアルバム「Rush!」のワールドツアーで、実は昨年12月にも来日していてMステにも出演済み。

もし去年の12月日本に帰ってたら、ノエルだーMåneskinだーでライブ巡りに大忙しだったかもしれない…とか勝手に妄想しつつ、さてこのニューアルバム「Rush!」が尋常じゃなくイイ!捨て曲なし!
Måneskinて誰?という方もいらっしゃるかと思うので、ちょっと説明します。
(わかってる。わかってる。最近まで知らなかったの私だけだったりすることぐらい。でも語らせて笑。)

Måneskinはイタリアのロックバンド。

そう。イタリア。

イギリスでもアメリカでもなく、イタリア。

そこからもう異色なんだけど、メンバー4人ともビジュアルがべらぼうにいい
この辺は女子のファン増加要素だと思います。

そして、ベースが女子。
そしてメンバー全員ユニセックスというか、ジェンダーレスというか。
こういうところも昨今のご時世とZ世代にはしっくり受け入れられるポイントなのかもしれません。

だからと言ってナヨッてなんかなく、ゴリッゴリのロック。
ガレージロックっぽいしグラムロックだし…みたいな。

ボーカルのダミアーノ・ダヴィドの声が独特で、声量もさることながら、仕草共々に色気たっぷりのダミ声(ダミアーノだけに。←そういうのはいらない)というか、しゃがれ声というか。

やっぱりRockにはこういうクセのある声がイイ!と、聴く度に惚れ惚れしています。

Eurovisionっていう、ヨーロッパだけで放送してる歌のワールドカップみたいな番組があるんですが、この番組、正直私にはあんまり興味ないジャンルの世界的にはほぼ無名の歌手が国を背負って出場するっていうのが通例です。
※Eurovisionについては、最後に余談で少しお話ししますので、最後までお楽しみに♪

ところが、2021年にイタリア代表としてMåneskinが、しかもこの番組には異例とも言えるRockで挑み、見事優勝を勝ち取りました。

そこから一気に有名になって(いや本当はその前からTikTokで話題になってたりと、綿密な出世街道はできてたと思うけど)、世界でも大ヒット。

イタリアが生んだロックスターだ!ということで、GUCCIやらETROやらイタリアのハイブランドが衣装提供してたり、その辺はわぁ~さすがイタリアだね~っていう感じの(←適当な感想)オシャレなゴリゴリロックバンドです。

専門のECの観点から推察するに、先述のとおりMåneskinはTikTokなどのSNSですでに多くのフォロワーを獲得していましたから、こういったアパレルブランドが自社のマーケティングに彼らを抜擢したのは当然かと思います。

現にETROの2022年の売上高は、2021年と比較して17%増加し、2億7,700万ユーロに達し、パンデミックが始まって以来初めて営業利益を達成しました。

昨年、ETROのFabrizio Cardinali CEOは、「新たな株主の支援、強力なブランドアイデンティティ、そして策定された戦略計画による、挑戦的だが達成可能な目標」と、今後5年以内に5億ユーロに達するという目標を立ているわけですが、それってつまり、少なからずMåneskinの起用も含まれてんじゃないの?と!

Source:L Catterton initiates recapitalization of Etro(FASION NETWORK)

…失礼。
ここはROCK! ROCK! I LOVE ROCK!なマガジンでした。
危うく「コラム 越境EC」マガジン用noteを書き始めるところでした💧

※Rockとはうーん、おそらく無縁…?意外とそうでもない?いや、みんなチケット買ったりグッズ買ったりしてるでしょ?オンラインで!そういう専門系コラムを書いてます。よかったら遊びに来てください♪

自己分析:なぜハマったのか

Rockを冷凍保存して主婦に専念していた頃、よく聴いていたのは日本のポップでした。学生時代や社会人なりたてぐらいの時にカラオケでよく歌っていたような曲ばかり…。

たぶん日本語が恋しかったからというのもありますが、あとね、思ったのは、年を取ると往年の歌謡曲や演歌が好きになる気持ち、わかるな…みたいな。

そんな人生の悟りの境地みたいな所にいた私が(まさに自分そうだなーwなんて「異邦人」熱唱しながらベランダで洗濯物してた私が)、まさかこんな、今をときめくMåneskinにビビビッときちゃうんだから驚きです。
そこで、なぜ40超えてもビビビッときちゃったのか、自分なりに分析してみました。

◎その1:ダミアーノの色気のある声

シャウトもラップもこなすボーカル・ダミアーノですが、バラードで聞かせる伸びがあって妖艶な歌い方。そしてあのクセのある声がスパイスとなり、アラフォー女子に限らず世代を超えて1度は「ん?」と目を引くのではないかと。

◎その2:あれ?誰かの曲に似ている?

有名になってくると多少なりともこういう叩き系ゴシップが発生するわけですが、すみません、実は私もちょっと思うところありました。

Måneskinの曲は、NIRVANAやArctic Monkeysに似ているなどというコメントを見ました。
でも私はRed Hot Chili Peppersっぽいなと思いました。
おそらくしっかり叩くドラム音と、しっかり響くベース音、そしてこれでもかってぐらいのギターのリフ。この組み合わせがまさにレッチリみたいだなと。

Red Hot Chili Peppersは私もだいぶ聞き慣れているし、大好きなバンドの1つなので、そんな若かりし頃(!)の耳の慣れからMåneskinをすんなりと受け入れられたのではないかと思います。

ちなみにRockバンドのロン毛は、私は個人的に今までこれまたRed Hot Chili Peppersのアンソニーのサラッサラなロン毛しか認めていませんでしたが、イーサン・トルキオのロン毛、認めましょう!笑。

◎その3:久々に聞くゴリゴリRock

私は約10年のブランクがありますので、この間洋楽Rock界がどう変遷したのかはさっぱりです。

たしかスペイン移住直前によく聴いていたのは、Animal CollectiveやFoster The People、Vampire Weekend、twenty one pilotsなどのキラキラ系、エレクトロ系が多かった記憶があります。当時はそういう系が自分の中でもブームでした。

でも、Måneskinの骨のある、ドラムとベースが空きっ腹にズンドコ響くサウンド、鳥肌立つほどしびれるギターの音色を聴いて、あぁRockってこうだったよね!と懐かしくなりました。

どんだけ乳首晒すのよ

とにかく彼らとってもオシャレ!

…なんだけど、ライブ映像見る感じ、最初のうちはみんなシャレオツな衣装なのにどんどん脱いだりはだけたり…。

もしくは最初のうちから際どい衣装だったりして、メンバー全員(紅一点のヴィクトリアでさえも)どんだけ乳首晒すのよってほどスッポンポンになる笑。

PVも然り。
Rage Against the MachineのTom MorelloがフィーチャリングしてるPVでも、みんなスッポンポンになるwww

大丈夫かな…💦
さっきから乳首だのスッポンポンだの連呼して、挙句こんな破廉恥なYoutube載せちゃって、私のnote、BANされちゃわないかな💦笑。

結論:究極のファッションとは?オシャレとは?

で、そんなオシャレな彼らを見ていて辿り着いた結論は、結局ファッションの究極の形ってスッポンポンなのかなって。

ただそれを言いたかったがためのこの長文www

彼らのPVも、どれもめちゃんこカッチョイイので、よかったらぜひどうぞ。
ここには私のお気に入りを載せておきます。

余談:Eurovisionについて

この番組、もちろんスペインでも見れます。
個人的には春頃に気がつけば放送してる…という感覚です。
が、実は最初から最後までじっくり見たことは1度もありません…。

Eurovisionの正式名称はEurovision Song Contest

私の夫はよく「スペインなんて1度も優勝したことない。政治の匂いがプンプンするつまらん番組!」などと言いたい放題言っていましたが、Wikipediaを見てみるとたしかに。
過去にスペインが優勝したのは、夫が生まれる前に1度。そしてそれっきり…のようです。苦笑。

2021年のMåneskinが優勝した年の、ヨーロッパ全土の視聴者からの電話投票(…と最近はネット投票もあるのかな?)による、最後の結果発表がちょっと笑えたのでそれもおすそ分けしておきます。

特に最下位のイギリス、ドイツ、スペイン辺りの結果発表(序盤)は、きっつwwwって何度苦笑したことか…。

でも、こうして実際にEurovision優勝者のMåneskinにドハマりしているわけだし、次のニューカマー発掘のためにも、今年からはマジメに見ようかな。

…と思ったり思わなかったり笑。

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