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コラム 越境EC

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越境EC(オンラインショップ、ECモールetc)に関する世界の記事・レポートを紹介します。
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記事一覧

NISSANカナダ、オンラインプラットフォームで新車販売

今やインターネットで何でも買える、何でもできる…と言っても過言ではない時代。 車に関するオンラインショップは、日本でもここスペインでもポピュラーなイメージがあり、しかしそれは中古車販売やカーリースが主流とばかり思っていましたが、そうではないんですね。 日本の正規国産車のサイトを見てみると、TOYOTAやHONDAは中古車専門のオンラインショップがあり、HONDAはサブスクリプションで新車を楽しむことができ、気に入れば買い取りも可能だとか。 その他、例えばMAZDAやNI

ヨーロッパのECファッションリーダーに急伸したSHEIN、過酷なEUデジタル規則の標的に②

中国発オンラインファストファッション小売業者SHEIN。 前回は、SHEINがスペインを筆頭とするヨーロッパ各国で、H&MやZARAなどいわゆる地元ブランドを追い越しシェアを拡大、ヨーロッパの新たなオンラインファッションリーダーに急成長しているとお話ししました。 目覚ましい躍進を続けるSHEINですが、巨大マーケットになったからこその宿命でしょうか。先週金曜日(4月26日)、EU、欧州委員会はプレスリリースを発表しました。 SHEINご指名のプレスリリースです。(怖っ。

ヨーロッパのECファッションリーダーに急伸したSHEIN、過酷なEUデジタル規則の標的に①

今回は中国のオンラインファストファッション小売業者SHEINについて、2本立てでお送りします。 まずはこちらのニュースをどうぞ。 SHEIN、ZARA、H&Mがスペインのオンライン・ファッション市場をリードしているドイツのコンサルタント会社ECDBの調査でも、ヨーロッパにおける電子商取引は2027年までに7,560億円を超えることが明らかになっている。 欧州のEコマースは成長を続けており、世界デジタル経済の重要な柱としての地位を確立しつつある。ノルウェー、英国、ドイツ、

2024年、TikTokを取り巻く世界の動向

今月4月20日付けのフランス版新華社通信(XINHUANET/French.news.cn)によれば、中国商務部のデータによると、中国の第1四半期の越境ECは前年同期比9.6%増の5,776億元(約813億ドル)に達したとのこと。 以下、記事全文です。 ちなみにスペインの2023年第3四半期の越境EC売上額は、約3億1,000万ユーロで、米ドルに換算すると約3億3,000万ドル。(1€=1.07ドルで計算) 日本の2024年の越境ECの収益は、1,910億米ドルに達すると

Amazon「Buy with Prime」~サービス開始から2年たった現在の状況~

2022年4月から始まった米Amazonのサービス「Buy with Prime」。 Buy with Primeとは、米国を拠点とするAmazon Prime会員が、迅速な無料配送、シームレスなチェックアウト体験、簡単な返品など、Primeショッピング特典を利用して、参加オンラインストアから直接買い物をすることができるサービスです。 参加オンラインストアで買い物をする際、各商品ページにある本来の購入ボタンの他に「Buy with Prime」ボタンが表示されます。 「参

eBay、AIを活用したファッションキュレーションツール「Shop the look」を導入

当noteでやっとeBayの話題を提供することができ、一人悦に入っております…笑。 eBayのプロダクトマネージャー、Raul Romero氏がブログを投稿しました。 翻訳しましたので、まずはこちらをご覧ください。 Shop the lookの紹介:AIでパーソナライズされたコーディネートをキュレーションするeBayeBay.aiを利用することで、ファッションファンはよりパーソナライズされたエキサイティングなショッピング体験を試すことができるようになりました。 eBay

【Magento】データベース内に巧妙に作成されたレイアウト テンプレートが発見される

⚠️今日のコラムは、特に現在Magentoをご利用の方に読んでいただきたいコラムです。 最後に読み物を少し書いていますので、Magentoをご利用でない方も最後まで読んでいただけると嬉しいです。 まずは今日紹介するニュースをご覧ください。 ハッカーがMagentoのバグを悪用して電子商取引サイトから決済データを盗むMagentoの重大な欠陥を悪用し、ECサイトに永続的なバックドアを埋め込む脅威が発見された。 この攻撃はCVE-2024-20720(CVSSスコア:9.1

ECプラットフォーム界から初!AliExpressがUEFA EURO 2024の公式専属スポンサーに決定

少し前に、ECと欧州プロサッカー界の話題をしたばかりでしたが、再び欧州サッカーの話題です。 以前の記事をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ♪ 中国のアリババグループが運営するEコマースプラットフォームAliExpressが、この度UEFA EURO 2024の公式専属スポンサーに決定しました。 AliExpressとはAliExpressは中国に拠点を置くオンライン小売サービスで、2010年に設立されました。 B2BのECポータルサイトとして始めていましたが、後にB

クレジットカードはもう古い!世界のEC決済方法トレンド

コンビニやスーパーで買い物をする時、カフェやレストランで食事をする時、皆さんはどのように会計を支払っていますか? 現金? クレジットカード? それともスマートフォンやスマートウォッチをピッとかざす? オンラインショップで買い物する時はどうでしょう? 代金引き換えかコンビニで現金払い? クレジットカード? PaypalやPay Payのような決済サービス? 私、実はだいぶアナログタイプでして…。 実店舗では、未だに現金で支払うことの方が多いです。 普段のスペインでの生

EUのEコマースを牽引するスペイン

今月、スペインのObservatorio Nacional de Tecnología y Sociedad(国立技術社会観測所、通称ONTSI) が発表した「Compras online en España(Edición 2023 - Datos 2022)」(スペインのオンラインショッピング(2023年版 - 2022年データ))によれば、スペインのオンライン・ビジネスの量は過去5年間で倍増しており、2022年の電子商取引総額は853億3,200万ユーロに達し、2021

欧州サッカー界に吹き荒れるか?ECの風

ドイツのスポーツマガジンからECに関するニュースを発見しました。 サッカーの世界でも今やECは欠かせないマーチャンダイジングツールです。 今日紹介する記事では、欧州サッカー界ではEC市場は思ったより芳しくないと、少々辛口に批評していますが、さて、今回の記事の主役SCAYLE社は欧州サッカー界にECの“春一番”を吹かせることができるのか? ぜひご覧ください。 ーーーーー 聞き慣れない(私だけ?)企業名がいくつか出てきますので、先に紹介しておきます。 ◎SCAYLE社 ド

2024年オンライン販売のトレンドTOP10 比較してみた

オンラインショップを開く時、この製品で勝負する!といった具体的な商品をすでに用意している場合は、あとはその商品をどうマーケティングしていくか、です。 でも、まだ売る商品を決めていない、どんな商品を売ろうか悩んでいるのなら、今日のコラムは必読です! 中米発の経済マガジン「E&N」が、昨年の売上データを分析し、今年世界レベルでオンライン販売が予想される商品トップ10を報告しました。 あれ? だけどこの手のトピックは、今年の年明け1月にすでに様々な経済紙やECプラットフォーム

ECのカギは物流にあり?!スペインZARA 物流に18億ユーロ投資すると語る

今日はここスペインのニュースを紹介します。 スペイン発のブランドと言えば、バッグなど皮革製品のLOEWE、シューズブランドCAMPER、磁器のLladróなどがありますが、ファストファッションのZARAもまた、今や世界各地でよく知られるブランドではないでしょうか。 現在ZARAは日本では60店舗以上あるとされています。 ファストファッションとは言うものの、洗練されたハイセンスなデザインは多くの人に人気です。 ZARAを所有するInditex、18億ユーロのロジスティクス

2024年 フランスのインターネットユーザーが好むECサイトはこれだ!

日本もハリウッドも、映画のアカデミー賞に沸く今日この頃、ここ最近、ヨーロッパではECサイトのグランプリも続々と発表されています。 今日はフランスのECサイトグランプリの結果を紹介します。 今回、紹介するECサイトにはすべてURLをつけました。 フランス国内のみで展開しているもの、フランスドメインでアクセスできたECサイトについてはフランスドメインのURLをつけています。 中にはスペインでも展開しているECサイトもあり、EUの規定かどうかは不明ですが、我が家のPCからはス