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『本業は自分』〜やりたいことが見つからない!自分を生きる5つの心がけ~


「自分は本当は何がしたいんだろう?」
「好きなことをして充実して生きたい。」

そう思うことってありませんか?

私は、社会人になってから40代になるまでずっと

「自分は何がしたいんだろう?」

と、いつも心のどこかにモヤモヤとした穴が空いていました。


15年間勤めた大手都銀を辞めることになったのも、

離婚して最愛の娘と別れることになったのも、

役員として関わった会社を去ることになったのも、


そのモヤモヤ感が根底にありました。

他の人には頑張っているように見えても、心の内側ではどうしても、「これをやりたい!」という好きなことが見つからない。


そんな私のモヤモヤがなくなる転機となったのが、ミャンマーでの僧侶体験でした。

2004年の秋、43歳のとき。

数ヶ月にも満たない短期間の異国の地での僧侶体験でしたが、


「私は私でいいんだ! 自分自身を生き抜くことがやりたいこと。天職を自分自身としよう!」

と思えるようになったのです。


僧侶体験のことについてはこちら↓


それ以来、


『 本業は自分 』


として生きています。


今の私には、もう あの モヤモヤ感 はありません。


人それぞれ、こころが充実していく過程はさまざまだと思います。

' これ ' といった一つの方法はないと思います。

ただ、私の心に ぽっかり あいていた穴が、
どのようにして埋まっていったのか。。。

今回は ひとつの「例」として、そのお話をします。




自分を生きるために心がけている「5つのこと」


「本業は自分」として生きることとは、

自分を愛し、いつも自分を見つめながら、他人と比較しないで正しいことを行い、正々堂々と生き抜くこと。

だと思っています。


そのために、師と仰ぐミャンマーの杖の高僧から学んだことで、心がけていることがあります。


~ ミャンマーの高僧からの学び 〜


自分を生きるために心がけている「5つのこと」

1.損得抜きに考えてみること。

2.他人と比較しないこと。

3.好き嫌いでなく、そのときに「必要」なことをすること。

4.自分が決めたことには精一杯臨むこと。

5.心にピンときたことは、すぐに行動に移すこと。



1.損得抜きに考えてみること


何かをするときに、損得勘定をいったんはずして、

「これって、本当に自分がしたいこと?」

と考えるようにしています。

お金がたくさん入りそうだから。。
友達に嫌われたくないから。。

その見返りを求める気持ちからいったん離れるのです。

お金はたくさんほしいですよね。
でも、なんでそんなに欲しいのかを考えます。

エゴや執着、世間体、プライド、比較などは、本来の自分のこころに気づくのを難しくします。

そう簡単にとれるものでないことは、あなたもよく知っているはずです。

なので、それらとなるべく上手く共存しながら、自分のこころが何に嬉しく感じるのかを見るようにしています。

そうすると、頭ではなく「ハートで話している自分」にも気がつきます。



2.他人と比較しないこと


ものごとを決めるときに、

「他人と比較して決めようとしてないか」

と考えるようにしています。

世間体やプライドで他人と比較して行動すると、それに使う時間やエネルギーを浪費するし、

なにより疲れますよね。

本来のこころで生きるには、他人と比較しないで決めることが大切だと思っています。

そして、他人と比較しないで行動するには、ときには「勇気」が必要。

このようにものごとを決めていると、自分の軸ができてきました。

いちどでき上がった軸は、環境が変わってもそう簡単にブレません。



3.好き嫌いで判断せずに、そのときに「必要」なことをすること


ミャンマーの高僧から、

「好き・嫌い や、 良し・悪し でものごとをジャッジしてはダメだよ。今なにが必要かということを見ていくんだ」

と教わりました。

もちろん、好きな趣味や仕事のことを言っているのではありません。

ものごとを判断するときに自分の好き嫌いを基準にすると、本質から離れていってしまうということ。

このことを心がけて、目の前にきた必要なことをやっていったら、ものごとがスムーズに流れるようになりました。

後々振り返ってみると、それが自分の成長につながっていたんだ。。と気がつくことにもなります。

そして、杖の高僧から、

「よかれと思って人にすることは、大抵よくないことだよ」

とも教わりました。

このことばとともに、

「それって本当に必要なこと?」

といつも考えて行動するようにしています。



4.自分が決めたことには精一杯臨むこと


自分が決めたことは、精一杯するようにしています。

誰も手伝ってくれなくても、仲間が抜けていってもそれをやり通す。

反対に、

ものごとを自分で決めるときにはそこまで自分がやるか。。
を考えて決めています。

誰かが決めたことに参加するにしても、自分の意志で参加しないとあとで疲れたり、モヤモヤが残ることになりかねませんものね。

* そして、休む時には精一杯、休んでいます。



5.こころにピンときたことは、すぐに行動に移すこと


こころにピンときたことは、頭で考えるばかりでなく、なるべくすぐに実行(現実化)するようにしています。

ゲストハウスをオープンするときもそうでした。

「ゲストハウスをやってみよう!」

と思い立ってから、4カ月後にオープンしました。

いろいろ本を読んだりせず、すでにゲストハウスを運営している人から話を聞いて開設準備を進めました。
(開設資金がとても少なかったという事情もありますが。。)

下準備は必要だけど、時間をかけすぎるとチャンスをのがします。

本当にやりたい!と思ったら身体が動いているはずです。
そのように臨んだことに失敗はありません。

たとえできなくても、それがすべて 将来の ' 糧 ' となる「経験」になると思っていますし、実際そうでした。

私の場合、ノウハウ本を読んでばかりいたらゲストハウスはオープンできてなかったと思います。

宿のスタッフにも、

「今、この瞬間に、どのような心で、何をするか」

を心がけてお客さまをお迎えしよう!と言っています。




『本業は自分』として感じていること


5つの心がけは、とってもシンプルなことですよね。

でも、シンプルなことほど実行するのは難しい。


でも、「本業は自分」として5つのことを心がけていたら、いつの間にかずっと心にあった モヤモヤ感 が無くなっていました。

ことばと行動の歯車が噛みあうようになって、ものごとがスムーズに進みはじめ、「自分の人間ドラマを楽しもう」と思えるようになりました。

楽しいことはもちろん、苦しいことも自分が成長できる経験と思えるようになったのです。

去年、急性心筋梗塞になって心臓が半分になってしまったのですが、たぶん、以前だったらかなり落ち込むところ、

今は、

「あっ!今回の私の人生は今、こう来たかー!」

と思っています。

そうでなければ、書くことに大の苦手意識を持ってる私が note の記事を書いていることなんてあり得なかったと思います。


今は、

職業で人の価値が決まるものではない。

人生は何回でもやり直すことができる!

ということを感じています。


金沢でゲストハウスをオープンすることになったのも、

この宿が全国ランキングに入るようになり、いろいろなメディアでとりあげられるようになったのも、


運営している自分やスタッフが、心から楽しくやれているからだと思っています。


『本業は自分』

どうしてもやりたいことがわからない。。
天職に就いて充実した生き方をしたい。。
生きづらい。。

もし、あなたが モヤモヤ感 を持っているのであれば、
私のような人もいるんだ。。と、

いちど視点を変えてみるのもいかがでしょう?



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