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バンドとの出会い

noteの数々の記事を読んでいる中で、あるバンドのページ(ご本人)がたまたま出てきて懐かしい思い出が一気によみがえってきました。

今回はバンドとの出会いについてお話したいと思います。


出会い

私は中学生の頃にヴィジュアル系ジャンルのバンドと出会い、それからというもの、今の時代で言うところの「推し」状態でかなりバンドというものにハマッていました。
そこで今回はそのような「バンドとの出会い」について話すことに決めたのです。

中学3年生の年の、ちょうど今日と同じ5月21日の出来事。

その日は友達と一緒にカラオケに出かけており、カラオケの帰りに本屋に立ち寄りました。

なぜ本屋に寄ったのかははっきりとは思い出せないのですが、可能性として考えられるのが友達がジャニーズ関連の雑誌を買うからと寄ったような気がします。

そこでたまたま、表紙からただならぬ雰囲気を醸し出している雑誌と出会います。

ヴィジュアル系バンドの専門誌でした。


雑誌の表紙

そのヴィジュアル系バンドの専門誌の表紙を見た瞬間、衝撃を受けました。
これは一体何なのだ!?」と。

私は元々あまり物を衝動買いするようなことがなかったのですが、そのただならぬ雰囲気を醸し出している雑誌からはどうしても目が離せませんでした。

おそらく音楽雑誌なのですが(ぶっちゃけファッション誌か何か不明)
この人たちはなぜこんなにも凝った衣装を身に纏っているのかと謎で気になって仕方がなく、その日は思い切って買いました。

ところで私は中学2年生の頃から既にゴシックやパンクというものには興味があり手をつけている状態で、そのカラオケに行った日も安全ピンが大量についた妙な服()を着て出かけていたのです。
ドイツの白塗りのゴシック文化、イギリスのパンクが好きでした。

雑誌の表紙に写っている人たちを見て思ったのが、
それらの文化と何となく近いものは感じる
ということでした。

その日の夜になると、一旦ベッド下に隠しておいた音楽雑誌(らしきもの)を出してきてコソコソと開いて端から順に読んでいったのですが、
言葉にできないような感情が湧き上がり、この日を境に自分の中の何かが狂い始めることになったのです。


狂う

狂うとはいっても、私に反抗期の時期はありませんでした。

CDを買いヴィジュアル系の音楽を聴きはじめ、DVDや音楽雑誌なんかを買い漁り、頭の中は彼らのことでいっぱいでした。
これを「狂う」としてコソコソとベッド下の収納場所にひたすら隠し続けていました。

しかし明らかにまわりの友達やクラスを見渡してもヴィジュアル系に手をつけている人などおらず
自分はヤバイものに手をつけている」感があったのです。

CDやDVDを買ったりとおよそジャニーズが好きな人と同じことをしているはずでしたが、なんだかむやみに人に話すのはマズいと思っていたのです。

その一方で“ヤバイものに手をつけている自分”というものにワクワクしているというような、厨二病あるあるにも侵されている末期患者でした。

そうこうしているうちに遡って5年ほど前にはヴィジュアル系ブームがあったということを知り、
ヴィジュアル系が流行るだなんてどんな世の中だったのだろう......」と想像しては、その世代の人を羨ましく思っていました。
(※今の30代後半~40代あたりの世代の方が該当するはずです)

実際にヴィジュアル系ブームがあった頃の私の様子を思い出してみたのですが、ギャルやルーズソックスに憧れていた小学生でした。
本当に勿体ないものですが、小学生の頃にヴィジュアル系と出会ったからといって、ハマッたかどうか。

特にマイナーなものにときめいていた部分も少なからずあったとは思うので、流行していた頃に自分も同じようにハマることができていたかどうかはわかりません。


音楽

はじめは見た目から入ったはずでしたが、意外と音楽そのものにかなりのめり込んでいました。

この頃に人気が出たヴィジュアル系バンドは所謂「ネオ・ヴィジュアル系」なんて呼ばれていたわけですが、私の場合は好きなバンドのほとんどがもうひとつ昔、ヴィジュアル系ブームがあった頃のバンドでした。

正直申しますと、ヴィジュアル系ブームがあった頃のバンドにもなると、見た目がかっこいいと思う次元ではないのですよね。

古いCDを手に取ると顏は白塗りで髪もモサモサに立ててありましたので、本当に好きでなければどれが誰だか認識できません。
逆にメイクをしなくなったバンドマンを友達に見せると「この人たちのどこがいいのか」ともよく言われていました。

その後は海外メタルを聴きながらヴィジュアル系の音楽もたまに聴くような流れで、今現在に至ります。


最近の話

ここでいきなり最近の話に移りますが、最近ちょっとだけ韓国系の音楽を聴いてみたりしていました。

ある本の中で「V系が好きだった人が韓国系のアイドルにハマッた」という情報を見ました。

まさかとは思いましたが、私も最近若干怪しいです。

今現在私が聴いているメンバーの方々は韓国人ではないので何とも言えませんが、ヴィジュアル系との共通点はメイクをしていることや耽美な雰囲気を醸し出していることなどではないかと思っています。
(※最近の男性はメイクをすることが当たり前になりつつあると知り、時代についていけていないことを実感しました)

結局は見た目から入ってしまうのだろうかと、そんな自分の浅はかさを受け入れたくなくて悶々としていましたが、好きなV系バンドのヴォーカルが昔こんなことを言っていたことを思い出しました。

メイクをすることは衣装を身に纏うことと同じくらい大切である」と。
世界観を表現する上で、必要不可欠であると。


そうだ、そう思いたい......。






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