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同じ意味の語を重ねる表現

以前も「違和感を感じる」という表現は合っているのかどうかという話を 違和感 という回で話しましたが、今回は二重表現のみに絞り、更に詳しく調べました。

二重表現について、相変わらず白黒はっきりしない言葉がいくつかありました。

言葉遣いに詳しい方は今更何をと思われるかもしれませんが、メモ代わりに調べたものをご紹介します。


また違和感が出てくる

日常的に文章を書いていると、やはり違和感は出てきます。
前回 旅行と計画 で文章を書いていた際にもその違和感は出てきました。

旅行に行くという表現。

入力しながら間違っているなと思い「旅行をする」としましたが、果たして「旅行に行く」でもいいのでしょうか?

調べたところ、また意見が曖昧のようです。
「旅行」は、固有の名詞(漢語)なので「行く」とつなげても問題なしという貴重な情報も載っていました。

ただ、私としてはあちこちのサイトに書かれていた
「旅行をする」と記載をしておくのが無難なのではという意見に従っておこうかなと思いました。

正直なところ、曖昧で決まりが無い言葉に関しては片方から承諾を得ても、もう片方からはNGが出ることもあるので、白黒はっきりしてほしいなと思うこともあります。

参考⇒ 重言(二重表現)は誤用か否か。「旅行に行く」は正しい日本語?


問題のない表現方法もある

「歌を歌う」という表現方法はどうなのかということについても調べましたが、こちらに関しては様々な意見があるものの大半が
「歌を歌う」という表現方法で問題なしとしているのだとか。

確かに、“歌う”という表現方法に関して代わりの言葉が見つからないので、「歌を歌う」とする他なさそうですね。

参考⇒ Wikipedia二重表現


「する・ある」に変えられるもの

「違和感を感じる」は「違和感がある」に言い変えられるように、やはり
変えられる言葉は「する」もしくは「ある」に頼るという方法を取るのが良さそうです。

例えば「返事を返す」は「返事をする」に変えたり、
「日本に来日」は「日本に来る」と置き換えて表現しておくと、安心です。

参考⇒ 二重表現


見直してみると片方だけで済むことも

見直してみると、片方だけの言葉だけで意味を補ってしまえることもありますよね。

「後で後悔する」は、「後悔する」だけで意味が通じる。
「再び再開する」は、「再開する」だけで充分。

参考⇒ 「二重表現」とは?二重表現


いつ習ったのだろう?

今この歳になっても言葉のミスをしている自分に悩みますが、仕事になっても意外と誰もそのミスに気付かないままネットなどを通して世に出てしまうこともあります。

見直しの段階で二重表現をしてしまっていることに気づいては何度も直しているのですが、切りがないほどです。

何歳頃、学校で二重表現について習ったのでしょう?

よく「将来困るから今からしっかり勉強を」「後悔するよ」と大人は言いますが、極端に教え込まれていた数学や歴史の勉強は今ほとんど役に立っていません。

やはり大人にならなければ実際には何をつかうのかはわからないものですね。





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