ポレポレ研究所

DESIGN・FASHION・EDUCATIONを軸に「こどもの笑顔があふれる今」を発…

ポレポレ研究所

DESIGN・FASHION・EDUCATIONを軸に「こどもの笑顔があふれる今」を発信。 アクティビティ・ワークショップの企画を行っています。 日本の大学・専門学校で教鞭をとった実績と英国の大学院で学んだ経験をベースに自由楽校の設立、地域の拠り所をつくることを目標としています。

最近の記事

pole pole laboratory meets home ground schooling

地域の特色を活かしたプログラムを組んでアクティビティを行う総合学習の時間に関わって思ったことを少し書こうと思います。 昨年度に引き続き、今年度も講師の先生にお声をかけていただき、授業サポートとして参加しました。後期も関わらせていただく予定です。 そこでの経験から、プログラム作りやタイムスケールに改良点を見出しました。 現場での実体験をもとに ・単発の学習ではなく通年、複学年を通してのタイムスケールデザイン ・学校の枠を超えた人材派遣 ・教科の枠を超えたアクティビティプ

    • YAMANO GAKKO step#02

      こんにちは。今日は山の楽校についてです。 山の学校の近くでは炭窯プロジェクトが始動しています。”沼山炭っ子共和国”として、現地の木こりさんをはじめ、山を拠点に活動する方々が中心となって活動しています。活動に少し参加させてもらって、少しの時間でしたが、お手伝いの皆さんとお話させてもらって、とても嬉しい気持ちになりました。 炭窯作業の後は、山主さんに許可をいただいて、山菜を採らせて頂きました。 現在の山の楽校の課題として、参加する子どもの寝床問題が一番でしょうか。 別荘をお持ち

      • THINK THOUGHT TOGETHER#09

        『壊すな、造れ』 天野さんのオンライン公演で、この表現を耳にした。 今の子ども達は社会で「壊すな、造れ」と言われることが圧倒的に多い。 確か、そういう表現だった。 言語化するとあまりに強烈で、今も尚、アタマから離れない。 だからこそ、自分にとって戒め的に作用するのかもしれない。 『ルールは壊すためにある』 その公演では、このような言葉もあった。 かつてヤンチャだった人の中には「ルールは壊すためにある」なんて思っていた人もいたよね、と。 何を隠そう、筆者自身がそうであった

        • THINK THOUGHT TOGETHER #08 THINGS TO WANT TO DO & I WANT YOU TO DO IT

          子どもが「やりたいこと」と大人が「やらせたいこと」 日々、後者をよく見かける 運動会で踊っている子 水泳教室に通う子 外の遊び場で工作をする子 踊っている 泳いでいる 工具を使っている どちらもやっているのは同じ1人の子ども けれども「やりたいこと」か「やらされている」かでその本質は全く異なる やりたければ子どもは絶対に自分でやる 誰かに座りなさいとか、静かにしなさいとか、集中しなさい などと言われなくても黙って、 自分で良い場所を見つけて没頭する その世界に入っ

        pole pole laboratory meets home ground schooling

          久しぶりにブログをアップしました。うさぎ年初です。

          久しぶりにブログをアップしました。うさぎ年初です。

          NITCHI&SACCHIというブログを始めました

          NITCHI&SACCHIというブログを始めました

          THINK THOUGHT TOGETHER #07 SAFE PLACE

          WHAT IS YOUR SAFE PLACE 居場所という言葉を英訳するとSAFE PLACE と変換されます。時折、日本語よりも英語訳の方がしっくりくる言葉があるけれど、この居場所はそのうちの一つかもしれません。以前、とあるフリースクールのスタッフの方とまさにその「居場所」について話をしたことがあります。 居場所は「ここなら頑張れる」「ここなら安心できる」「ここなら話せる」「ここなら学べる」「ここなら遊べる」のまさに「ここなら」ですよね。そして、その「ここなら」は本人

          THINK THOUGHT TOGETHER #07 SAFE PLACE

          YAMA no GAKKO step 01

          福島県に山の学校をつくろうというプロジェクトの話です。準備のことや、経過報告などここにあげていこうと思います。また、ここでの収益は、山の学校関係に使用させていただきます。よろしくお願いします。 WHY DO WE THINK SO?自然欠乏症候群のことは前回の#00に書きました。 養老孟司さんの著書「子どもが心配」の冒頭にこの様な表現があります。 養老孟司さんのお言葉を借りるなら、自然をコントロールしようとすることと、子どもをコントロールしようとすることイコールだという

          YAMA no GAKKO step 01

          BUN YU RYODO

          THINKING THROUGH PLAYING THINKING BASED IN PLAYING いぜん、プレーパークで子どもと遊んでいる時にインタビューを受けた。 「勉強より、こういうところへ来ることの方が大事ですか?」という質問だった。 そもそも、何故こういう質問が出てくるのかが疑問だなあと思った。 「習い事より遊びの時間ですか?」という質問へと続いた。 どういう風に捉えるかは本当に人それぞれなんだなと実感した瞬間だった。 先日訪れた藤野プレーパークでは一級建

          YAMA no GAKKO step 00

          福島県に山の学校をつくろうというプロジェクトの話です。準備のことや、経過報告などここにあげていこうと思います。また、ここでの収益は、山の学校関係に使用させていただきます。よろしくお願いします。 WHY DO WE THINK SO?自然欠乏症候群という言葉を知ったのは「身体を忘れた日本人」というC.Wニコルさんと養老孟司さんとの対談著書を読んだときでした。子どもに現れる症状は落ち着きがないとか、集中力に欠けるとか、無気力とか諸々ですが、特性のある子どもや子どもの鬱を表す症

          YAMA no GAKKO step 00

          THINK THOUGHT TOGETHER #6 JUST BE

          JUST GIFT先日、川崎子ども夢パークへ行ってきました。写真の子どもの権利は夢パークに掲げられています。何度か訪れたことのある夢パークですが、子どもと遊ぶ目的以外で行ったのは初めてでした。学校教育や子育てを考える保護者会のようなものがあると、ホームページで知りその会に参加する為に行きました。会場には、参加者、フリースペースのスタッフの方々、代表の西野さんなどがいらしていました。予定があったので、私は中座してしまいましたので僅かな時間でしたが、行って良かったと心から思いまし

          THINK THOUGHT TOGETHER #6 JUST BE

          cm&mm

          HOW LONG IS IT? 長さの勉強をし始めた小学2年生のクラスの授業を参観させていただきました。実際に授業の風景というか、進め方やこどもの反応を見ることは本当に面白かったです。こういうところを、疑問に思うんだとか、こういうところが心に響くんだとか、こどもの目線ってこの位置なんだとかそういう発見が本当に沢山ありました。 こどもは、ノート・教科書・筆箱・竹尺を各々持って授業に参加していました。 そこで、長さの測り方やそれを表す方法を学んでいました。 なるほど面白くとても

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          THINK THOUGHT TOGETHER #5 PLAY EDUCATION

          FOOD EDUCATION生活の3代要素である衣・食・住 この中で最も認知されているのは食育ではないかと考えます。 詳しくは分からなくとも、食育という言葉をご存知の方はたくさんいらっしゃると思います。 未就学児を対象とするこども園・保育園・幼稚園などでも取り上げられそれを特色とする施設も多くみられますし、そこに魅力を感じ賛同される方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。 食育という言葉は福井県出身の石塚左玄が造語し著書の中で提唱したのが始まりです。明治29年のことです。

          THINK THOUGHT TOGETHER #5 PLAY EDUCATION

          DON'T FOLLOW TEXTBOOKS

          DOES THE TEXTBOOK SUIT YOU ?教科図書を開いて、昨日の続きからやっていく。 その様な光景は日常茶飯事なのかもしれません。それでも、そんな光景を当たり前にしてしまってはもったいないと思いませんか? 教科書通りに学んでいくことで、その学年で必要とされることが網羅され次の学年へ進める。つまり、教科図書を道標として進んでいくのです。地図を片手に山を登る時、地図を正しく理解し順路を決め道標として山頂を目指しますが、この地図の如くに教科図書を片手に直走っている

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          THINK THOUGHT TOGETHER#04

          WHAT IS SCHOOL?「学校ってなんなんでしょうね」そう一人の先生がぽつりと呟きました。 その公立小学校は都市にあり、地域の子ども達の半数は私立校に通い、多くの子ども達が中学受験をするような環境下にあります。 こどもの多くは塾をはじめとした習い事が忙しく疲弊した姿を校内でよく見かけるといいます。地域の公園で見かけるこどもの姿は本当に少ないです。 「学校以外に世界がある」学校以外の世界に必死で注力しているから学校生活に全力で向き合えない。その先生はそう考えています。

          THINK THOUGHT TOGETHER#04

          DESIGN FASHION EDUCATION

          D F E 公教育において、必要だと思う3項目 DESIGN FASHION EDUCATION デザインやファッションはある意味特殊とされているクリエイティブ領域です。 しかし人は生きながらにして、アーティストであると言われるように 全ての人において影響のあることであり、意識的だろうが無意識的だろうが絶対に関わっている事柄です。 言うなれば、社会生活を送っている人は全員、デザイン、ファッションの影響を受けているということです。 本人としては無関心であったとしてもです。 そ

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