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THINK THOUGHT TOGETHER #07 SAFE PLACE

WHAT IS YOUR SAFE PLACE

居場所という言葉を英訳するとSAFE PLACE と変換されます。時折、日本語よりも英語訳の方がしっくりくる言葉があるけれど、この居場所はそのうちの一つかもしれません。以前、とあるフリースクールのスタッフの方とまさにその「居場所」について話をしたことがあります。

居場所は「ここなら頑張れる」「ここなら安心できる」「ここなら話せる」「ここなら学べる」「ここなら遊べる」のまさに「ここなら」ですよね。そして、その「ここなら」は本人が見つけるしかない。他人は提案はできるけれど、用意してあげることはできない。それは本人にしかできないこと。居場所作りは本人にしかできない。

すごく納得したことを覚えています。

WHERE IS YOUR SAFE PLACE

そんな風に居場所を考えると居場所は一つでなければいけないということは無いですし、人によっては複数あるということが自然だと感じるでしょう。
例えば、生活していく居場所は家庭であるとか、学べる場所は学校だとか、集中できる場所は畑だとか、落ち着くのは図書館だとか、遊べるのは公園より空き地だとか、本当に様々です。そして、その結論は本人にしかわからないし、それで良いということです。同時に自分の居場所を肯定する為に、他人の居場所を奪ってしまう可能性も肝に銘じなければなりません。

IBASHO

居場所という言葉を以前より、多く耳にするようになったなと感じています。子どもの居場所をつくりたいと希う大人が増えたことは本当に素晴らしいことです。
ただ、施設を用意しても居場所は作れません。逆に、なにもなくてもただ隣に座って話を聞くことだけで、その子にとってその空間が居場所になることもあります。
ここは子どもの居場所ですよ。という言うことは本来はできないのです。居場所とは何か、その為にどんな眼差しを大人・地域は持っていったら良いのか、きっと答えは一つでは無いと思いますが、もっともっと理解が深まることを願います。一緒に感じて考えていきたいです。

WHO IS PRINCIPAL THERE

最後に、子どもの居場所つくりが大人の居場所になっている場面をよく見かけます。主役は誰か。中心は誰か。目の前の子どもに居場所はあるのか。絶対に忘れてはいけない問いだと思います。全ての子どもが「ここなら」を持てる世界になっていきますように。

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