読書記録8

『幸せについて』作者:谷川俊太郎さん

「一度でも

ナマで幸せを

体験していれば

コトバの幸せな嘘に

だまされることはない」

これは表紙の詩。

2018年の本で、この時谷川俊太郎さんは87歳。

幸せとは何かということを、私は中学3年生の頃に初めて考えた記憶があります。主張分を書くような課題が出された時に思いついたテーマだったと思います。

その時の私の考えは、不幸な経験をしたことがあるから、幸せを幸せだと理解することができる…みたいなものだった気がします。

過去の私は幸せの比較をしていました。

でも、不幸がないと幸せを幸せと思えないなんて、それは悲しいなぁと今なら思います。当時結構辛い思いをたくさんしていたので、そういう思考回路に繋がったのだと思います。

谷川俊太郎さんは、この作品で、「今、ここ」を大切にすることを表現していました。

最近よく耳にする言葉です。

谷川俊太郎さんのような人でも「今、ここ」を大切にすることが幸せに繋がると考えるのだなと知って、より一層私も今を大切にしていきたいと思えました。

しかし、87歳ってすごいなぁ…今はもう89歳でしょうか。まだまだこの世界で言葉を紡いでいってほしいと勝手に願っております。

ありがとうございました。ぽくこ

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