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こころに深く残る小説や映画を見たあと、
ただ、うつくしい物語だった、と思う。
そこからなにか学んだことや感じたことはなくて、
ああ好きだなって思うことしかできない。
分析して、解析して、ここのこういう部分がわたしのこういう部分に作用して、感動という感情をつくりだしたんだ、なんてことが出来ない。
何にもわからないまま、魔法みたいだなって、
ただの受け手で在れるコンテンツがあることが嬉しい。
い
アルジャーノンに花束を
「おれの光りがおまえの暗闇よりいいなんて誰に言えるかい?」
といったチャーリイの言葉にこの小説の全てが要約されているような気がした。
暗闇に光を当てるという表現に啓蒙思想を感じた。洞窟の中や窓の中にいるチャーリイと、それを外か
ら見ているチャーリイの比較。啓蒙思想は、無知の状態(暗闇)から、勉強することや知識をつけること(光を当てること)で世界がより見えるようになる、といった思想だが、チャーリイ
あの日ほどけた淡い呪いに心からのさよならを
星野源さんの「喜劇」という曲の、
「あの日ほどけた淡い呪いに心からのさよならを」
という部分がとても好き。
淡い呪いって日常の些細な「これはこうするべき」「こうするのが正解」っていう自分が深く考えないまま従っている洗脳みたいなもので
ふと気づいたときにはすごく疲れてるけど、理由が分からないほど、当たり前に自分に浸透しているもの
それらは、誰かの一言とか漫画の一コマとか歌のワンフレーズとかで