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【レビュー】読書感想文とか映画レビューとか音楽とか

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記事一覧

「騙し絵の牙」映画感想文

大泉洋の映画。 「騙し絵の牙」を観てきました。 大泉洋という俳優ありきで大泉洋を主役にす…

YASU
3年前
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【読書感想文】家族という病 下重暁子 ~結婚について考える~

2015年の60万分のベストセラー。 そもそも「家族」とはなにかを提起する一冊です。 この本の内…

YASU
3年前
4

日本国憲法を口語訳してみたら 塚田薫 【読書感想文】

もう、いい年ですし。日本人ですし。 日本国憲法。真剣に向き合ってみようと思うのであります…

YASU
3年前
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【読書感想文】「妻のトリセツ 黒川伊保子」&「女はなぜ突然怒り出すのか? 姫野友…

今回は男と女のすれ違い。 その根本を突き詰めてみたいと思います。 いつも通り、最後は汚れた…

YASU
3年前
4

蜜柑 芥川龍之介 【読書感想文】 ~一瞬を切り取る描写力~

今回は「ぼんやりとした不安」を抱える現代人への感想文です。 ①あらすじ私は日々疲労と倦怠…

YASU
3年前
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【読書感想文】木嶋佳苗100日裁判傍聴記 北原みのり ~女の幸せを考える~

凄い話もあるものです。 木嶋佳苗という女。 多くの多くの男から金をむしり取り。3人を殺害し…

YASU
3年前
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甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実  中村計 【読書感想文】

ドラマの主人公は一人ではありません。 一人一人がみな主人公なのです。 松井秀喜5連続敬遠というドラマをそれぞれの視点で紐解きたいと思います。 ①「5打席連続敬遠をされた男」の誕生ドラマ 1992年夏の甲子園、星陵(石川県代表)VS明徳義塾(高知県代表)。 「怪物」松井秀喜。5打席連続敬遠という作戦を遂行した明徳義塾。 結果3-2で明徳義塾は勝利し。 松井秀喜は1度もバットを振ることなく甲子園を後にしました。 そういうドラマです。 「高校生なら高校生らしく勝負しろ!」とか

トロッコ 芥川龍之介【読書感想文】 ~人生には自己満足を追求する自己責任がある。…

今回は自分は何もしないくせに、安全地帯から他人の挑戦や失敗を「そんなの自己責任だ!」と嘲…

YASU
3年前
4

杜子春 芥川龍之介 【読書感想文】~原田龍二とアンジャッシュ渡部~

今回も学生諸君には参考にしてはいけません。 今回も「汚れた感想文」になりそうです。 ですが…

YASU
3年前
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芋粥 芥川龍之介 【読書感想文】 ~中学生諸君は参考にしないように~

大好きな芥川龍之介文学ですが。 この「芋粥」は好きではありません。 今回は「汚れ感想文」と…

YASU
3年前
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【読書感想文】羅生門 芥川龍之介

本日は芥川龍之介の代表作「羅生門」の読書感想文です。 中学生の国語の授業にありそうな ●…

YASU
3年前
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【読書感想文】或る日の大石内蔵助 芥川龍之介

芥川龍之介と酒を飲みながら、赤穂浪士を語る。 芥川くん。君は優しいね。 そんな小説。 ①あ…

YASU
3年前
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【読書感想文】鼻 芥川龍之介 ~時代に先駆けたショートショート~

夏目漱石にその才能を大絶賛された作品。 ①あらすじ禅智内供というお坊さん。 顎の下まで下…

YASU
3年前
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【読書感想文】蜘蛛の糸 芥川龍之介 ~あれ?なんか違うぞ的感想文~

みなさんお馴染みの「蜘蛛の糸」 一応。こんな物語です。 ①蜘蛛の糸のあらすじ1 お釈迦様が地獄を覗いてみると「カンダタ」という大泥棒を見つけます。 蜘蛛を殺さなかったという善行から「タンダタ」を助けてやるか。と 迦様は一本の蜘蛛の糸を地獄へ垂らします。 2 カンダタは天から下りてきた蜘蛛の糸を見つけて。 「これを登れば地獄から脱出できるぜ!」と必死で登り始めます。 でも、下から何百何千の罪人が同じく蜘蛛の糸にしがみついています。 カンダタは「下りろ!これは俺の蜘蛛の糸だ!