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杜子春 芥川龍之介 【読書感想文】~原田龍二とアンジャッシュ渡部~

今回も学生諸君には参考にしてはいけません。
今回も「汚れた感想文」になりそうです。
ですが現在不倫中の男性女性諸君は大いに参考にしてください。


①あらすじ

舞台は唐の都、洛陽。
名は杜子春。
あまりの貧しさに途方に暮れる杜子春に謎の老人が声をかける。
「あそこを掘ってみなさい。」
杜子春は言われたままにそこを掘ると黄金がザクザク。
大金持ちになった杜子春は遊びまくり。
いつしかその金も底をつく。
金がなくなれば友達も去って。
再び一人ぼっちの貧乏人に。
という日本昔話のようなくだりが2度続く。

ついに心を改めた杜子春。
お金より仙人になりたいと謎の老人に弟子入り志願をする。
老人に連れられ峨眉山で仙人の修行が始まる。
「何があっても一言もしゃべってはならないぞ!」という老人の言葉を忠実に守り、
杜子春はいかなる苦行にも口を開かずに堪えに耐える。
ついに、地獄のエンマ様の前に引きづり出された。
言葉を発しない杜子春に業を煮やしたエンマ様は、杜子春の両親を馬に変え、拷問を始める。
拷問に耐える両親と、それを黙って見つめる杜子春。
拷問の最中、母が発した「私たちのことは良いから幸せになりなさい」という言葉に。
杜子春は思わず「お母さん」と叫んでしまった。

それにて仙人修行は失敗に終わるのだが。
謎の老人は、そこで母を気にせず黙り続けるのならお前を殺すつもりであった事を話す。
思わず母を読んだ杜子春に人としての正しさを説いて。
小さな家を与え、老人は立ち去った。

という物語。


②褒められるであろう感想文

さてさてこの「杜子春」
中学校の感想文であれば

本当の幸せは金や金に群がる人の数ではないのです。
叩かれても蹴られても、自分を想いやってくれる、大切な人とのつながりこそが本当の幸せではないのでしょうか。

とまとめれば。まあ◎でしょう。

③汚れた感想文

でも。そんな誰でも書けるような優等生的感想文じゃ~つまらないじゃないですか。

ってなわけで。前回の 芋粥 に続いて。今回の杜子春も汚れた感想文となります。

僕は思うのです。
最後は「正直」であれと。
人は誰でも弱いのです。
時に
金があれば金に溺れます。
酒があれば酒に溺れます。
女があれば女に溺れます。
「私は嘘をつかない」なんて言う者が一番の嘘つきのように。
清廉潔白を主張する者ほど浅い者はいないと思うのです。
なぜなら
人は弱いのです。
その弱さを認めて受け入れる事こそが強さであり美しさなのではないでしょうか。
その強さや美しさを得るには、清廉潔白ではダメなのです。
弱さを経験し受け入れ許す経験がなければダメなのです。

人は時に間違えます。
それは仕方のない事です。
大切なのはその時どうするかではないでしょうか。

原田龍二さんはその不倫会見で
「原田さんは性欲は強い方なのですか?」というアホレポーターの問いに。
「はい。性欲は強い方だと思います。」と堂々と答えました。
それによって、みんなの笑いを得て、活躍の場を広げています。

一方
アンジャッシュ渡部くんはその不倫会見で
「なぜ多目的トイレを利用したんですか?」というアホレポーターの問いに。
「はい。それももうなんといいますか。私のだらしなさと。。えー。申し訳ありません」と誤魔化し続けました。
それによって、あの状態です。

なぜ堂々と
「それは私の性癖です!」と言わないのでしょう?
言えばいいではないか!と僕は思うのです。
どうせ世間の大半からは叩かれるのです。
しかしごく一部には「僕も(私も)トイレ。。。燃えるよね~。」というコアの人だっているでしょう。
「ああ。性癖と言われたら。私も人には言えない性癖持っているしね~。」と同情する人だっているでしょう。

④まとめ

この「杜子春」は
人間は弱いものです。過ちも犯します。
しかし最後は正直であれ。
そして。ここが大事なのですが。
正直な者は許してあげようよ。
というメッセージを感じたのです。

⑤PS I LOVE YOU

ちなみに
僕はトイレでは絶対にしたくないです。
でも車ではよくやっていました。
つまり
僕は原田龍二派です。

notoをはじめて一カ月
無難な飾った文章を書いていてもつまらない。
僕も僕らしい正直な文章であろうと思います。

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