どんなモードでも、血がピンク色でも。
宇多田ヒカル、新アルバム『BADモード』を聴きながら、
今は疎遠になってしまった古い級友のことを思い出した。
出会ったのは、留学先のソウル。同じ教室で学んだ。
彼のルーツは韓国だけど、オーストラリアで育ち、大学はアメリカで通っていた。
飄々としていて掴みどころがなく、人見知りはしないけど、だれかと親密になっている様子はない。みんなでわいわい話しているとふと輪にはいってたりするんだけど、またふと気づくと消息不明。そんな奴。
なにかの授業中だったか、彼がぽろっと言った言葉が忘