子育てに向き不向きはあるのか?

「子育てに向いてる、向いていないとかってありますか?」

大学生からそんな質問を受けて、「うむ....」と一瞬戸惑ってしまった。
あんまり考えたことなかったな、と。

そもそもなぜ大学生とお話ししていたかというと、スリールさんのおこなっている大学生へのキャリア教育「ワーク&ライフインターンプログラム」に育児中の社会人として参加したからでした。

大学生が子育て中の社会人にオンラインでインタビューしたり、子供と触れ合うことで、10年後をイメージしたり、自分の将来ワーク&ライフを考えるきっかけを与えるプログラム。

わたしのキャリアや普段の両立生活についてお話しした後で「家事分担のこつは?」「保育園って実際にはいるの大変なんですか?」などの質問をもらって答えたのですが、最後にもらった質問がこれでした。

「子育てに向いてる人、向いていない人とかってあるんですかね?」

難しいけど、すごくよい質問に思えて、答えがでないまま考えながら、ぼそぼそと話をはじめました。

「うーん、どうだろう、、、。
たぶんそもそも子育てって、いろんなスタイルがあって、人や子供それぞれすぎて、、、うちの子供たちも兄弟で全然違う。だから、合う合わないよりは、自分にあったスタイル、その子との関係性を見つけるイメージが近い気がしています。

あと、、、そうだ、子育てに必要な力やスキルって多岐に渡りすぎるんです。

コミュニケーション、共感、遊び、ケア、洞察、家事、運動、忍耐とかとかとかとか、月齢によっても違う。

まぁ、それ全部完璧持ってる人っていないじゃないですか。

なので、子育ての中でもここが得意、こういうのは向いているってのはあると思うけど、全体で見て、向いてる向いていないってのはないんじゃないかな~。

そうそう、だからこそ、一人でやるものではないと思っているんです。

え、、これ今日すごく伝えたいなって思っていたことでした!

そうなんです。だからこそ、母親、父親、それ以外の家族、保育園や幼稚園の先生、近所の人、、、社会全体で子育てするっていう考えが大切だなと思っています。

わ〜、質問のおかげで、言いたかったこと言えました。ありがとうございますー!」

期待した答えになったのかは分からないです。でも、質問もらった時は、「やばい難しい…」って思ったのですが、最終的に感謝とともに「わー、インタビューってこれが醍醐味だわー」と思いました。

大学生からの質問で、こちらも言語化するきっかけになり、元々はどちらかというと教える立場だったけど、結果自分の学びに。

プログラムは長男にとっても、普段関わりのない大学生という未知の存在と接して、緊張して、どぎまぎして、でもなにか通じあったという経験が自信になったようで、よかったです。

次の世代にとって、微力でも子育てしやすい社会にしていきたいと常々思ってる私にとってよい機会でした。

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