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勤労に、感謝。

「世界は誰かの仕事でできている」

ジョージアのこのコピー、前からとっても好きなのですが、最近になって頻繁に頭の中に浮かんでくるのです。

おそらく理由はふたつあって...
ひとつは、これまでの仕事は似たような職種の方が多かった職場だったけど、今は商品企画やロジチームといった業務の幅が広く、またパートナー会社さんも多く、ひとつのサービスを多くの人で支えている感覚が強いこと。

もうひとつは、担当しているサービス「オフィスおかん」が、多くの業種・業界に活用されているということ。最近、お客様事例の取材を立て続けにさせていただいたことも関係していると思う。


このジョージアのコピーは、世の中には多くのお仕事があって、直接会うことはなくても、それめぐり巡って繋がって誰かの暮らしは支えられていて、(そう、まるで伊坂幸太郎さんの小説のように、どこかで巡って繋がっていく感覚)
一人ひとりの今日の頑張りに「お疲れさま」を言いたくなる、そんな気持ちにさせられる言葉。

実は、もともとインターネットに関するお仕事に長く携わってきた私にとってのモチベーションのひとつはこれだった。

今でも覚えているひとつの出来事。

新卒1年目で担当していたアニメ系のサイトで、あるお問い合わせがあった。
「子供が楽しみにしていたのに、コンテンツがうまくDLできない・・・」

当時はガラケーで機種依存が激しかった時代。機種をきいて再現を試みるも、最新機種すぎて社内の検証用に同じ機種がなく、原因がわからない。

エンジニアさん曰く「同じ機種でこのURLにアクセスさえできれば特定できると思う」と言われ、社内に保有者がいるか確認するも撃沈。

「ちょっと待って、最新機種なら店頭にあるのでは?」と思いついた私は、URLをQRにしてプリントして、ポケットに突っ込んで、「ちょ、ちょっと行ってきます」と言い残し、オフィスの近所の携帯ショップに小走りで向かった。

該当機種を見つけた私は、店員さんに怪しまれないように、うまく背中で隠しながら、アクセス。今思うと本当に酷いけど、とにかく「できることならなんでもやるしかない」という一心でした。(若気の至りでお許しください)

帰社すると、エンジニアさんが、「バッチリー!」と速攻で修正してくれて無事報告。

翌日ユーザーさんからの「ありがとうございます。息子も喜んでいます」というメールをお知らせいただいたときの、あのなんとも言えない気持ち。

店員さんからの視線を感じつつのお店からの帰り道、「何やってんだっけな、私・・・」と少しだけ思ってしまったけど、「日本のどこかの誰かが私の小走りで笑顔になったのなら、めでたし!よし、お仕事、頑張ろ〜!」なんて思えました。
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という昔話になってしまったけど、勤労感謝の日にアップしようと思ってたのに、筆が止まったままだったので、今さらアップ。

最近ちょっと凡ミスをしてしまったので、ひとつひとつをどこかの誰かのためにという気持ちを忘れずに、丁寧にやっていかないとなと改めて感じています。そして、こんな環境の中、働き続ける全ての人に感謝をしないと、と思います。。

なんと、今年からは勤労感謝の日が最後の祝日だったようですよ・・・!体調に気をつけて、駆けぬけたいですね。

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