見出し画像

2020:波

2020年が波乱になるであろうことは、もう年始の時点で予想はしていたんです。

自身の転職と長男の入学が決まっていたから。
それだけでも、変化の1年になるとは思っていた。

からの、コロナ禍。

もう春〜夏くらいの記憶が遠い昔のようです。
ガラス玉に入った記憶のように歪んで見える。

先が見えない中、必死で駆けぬけましたね。
自分の仕事の変化。子供の環境の変化。生活の変化。

それぞれ、振り返って、言語化して、浄化しておきたい。

自分の仕事の変化


長く務めた会社を離れ、スタートアップに飛び込んだ私は、もどかしい時間を過ごした。3ヶ月の面談で「ごめんなさい。全然期待に合う価値を発揮できてない...」と吐露。

もがきつづけた日々だったけども、自分の課題に気づくことができたのは収穫。

例えば、数ヶ月後にやっと気がついたのが「あとで落ち着いたらやろう」はできないということ。そう、スタートアップに落ち着くことなんてありえない。「重要だけど緊急ではない系のタスク」はボロボロと落としながら走るしかない。本当に重要と思ったら、瞬発力で「えい」とやるとか、うまくねじ込まないといけない。同僚がこう言ったのが印象的。「なんかやるべきことが竹の子のようにどんどん生えてくるんですよね。」
その辺のスピード感覚が身につくのに時間がかかった。

もうひとつが、自分で決定すること。長く支援側にいたことも影響しているかもしれないけど、「自分で決める」ことの難しさを実感した。受託側から事業側への転職あるあるかもですが、「あ、そっか、私が決めるのか...」という場面が何度もあった。

自分自身は不甲斐ない日々だったけども。やっぱりミッションファーストで転職して良かったと思うことも多かった。

「あれ?儲かったとして、それはいい未来に近づくの?」みたいなことを悶々と考えてしまいがちな私にとって、常に立ち戻るミッションがあること、同じ目標のために頑張る仲間と働く幸せを感じた。

コロナもあり、夏には長男入院もあって「あぁ、もしや転職、今じゃなかったかな?」って一瞬頭をよぎったけども、でも「やっぱり行動して良かった」と、年末になって確信しました。

子供の入学

休校から始まったので、思ってた小1の壁とは違った。
でも、じわじわとそれはやってきたように思う。

週末の上履き洗いや、毎日の宿題チェック、プリント対応。
そして、何より保育園のようには、日々の様子が分からない。
面談も延期延期で秋まで先生ともほぼ話せなかった。

もうここは、信じるしかないのだな、と。

保育園時代も離れて過ごす時間が長かったけれど、それとは圧倒的に何かが違う。保育園の世界には保護者たちが存在しているけれど、小学校は保護者のいない別の世界ができるイメージですね。

気弱タイプなので実はすごく心配だけど、それなりに楽しそうにして、毎日通ってるし、それは昨年本当に良かったこと。

生活の変化

なんと言っても、長年言い続けて言い続けて、全く進まなかった夫のリモートワークが進んだこと。これまで「セキュリティーがぁー」の1点張りで、許可がでなかった在宅ワーク。「あんだけ無理言うてたのに、いけたやん!」と、夫は在宅ワーカーになった。

でも、夫婦ともに仕事と家の境界線が作りにくくなったのは課題。以前は、会社から移動して保育園に向かう途中にスイッチを切り替えてたけど、そうもいかなくなった。
私はむしろくっきりかっちり分けたくないタイプなので、そこまで自分では気持ち悪くないのだけど、、、、

次男が最近すごく週末を楽しみにしているのを見て「うむむ」と思う。
平日は「パパもママもおうちにいるけども、なんか仕事モードだぞ!」と感じているのだと思う。(この年末も起きるたびに「え、今日も、おやすみ?!」と喜んでいる)

この新生活リズムの中で、どうスイッチを切り替えるか、2021に持ち越しの課題だな。

ーーーーーーーーーー
1文字で表したら「波」かな。
乗りこなすことはできなかったけども、来る波、来る波にのまれながら、なんとか泳いでいた。足がつりそうでもあった。
2021年はもっと漕がないといかん。

年が変わったからって何かが変わるわけでもないのに、人々が「今年はもっと良い1年に!」と願わずにいられないのは、2020年は季節もいろんな節目もさっさと足早に過ぎ去ってしまったからかもしれない。

でも、あいも変わらず子供は走って転んで泣くし、仕事は大変だけど楽しくて面白いし、夜には眠くなり昼にはお腹がすくから、そんな小さな幸せも見逃さずに、過ごしたいな〜なんて思いまする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?