見出し画像

子育てブーメランと自転車と

子育てしていると、こんなことありませんか?

我が子に向かって言ったこと。我が子に対してアドバイスしたこと。
それらが、ブーメランのように、グイーンと自分の心に返ってくる現象。

私は、最近、長男の自転車練習に付き合っていて、こんなことがありました。

「最近、ちょっと停滞しているから、ママが見てくれない?
なんか転ぶの可哀想で、ずっと支えちゃうんだよね。たぶん別の人の目線を入れた方が上達しそう....」

と当初、練習を担当していた夫から相談がありました。

たしかに、夫だとちょいと優しすぎるのかもな、と思い、
「よっしゃ!やったるで!〜」と選手交代。

で、フタを開けて見ると、意外といけてる状態でした。

ある程度背中を押して勢いつけてこぎだすところを手伝えば一人でもまっすぐはこげる状態だったので、そこから「こぎだし」の練習。

「足元見ていないで!まっすぐ前を見て!」

「最初の一歩目が重要だよ。それで勢いがつけば安定するから!」

「怖くて足をつこうって思った時、あと1回だけでいいからこいでみて!」


最初はこんなことを何度も何度も言い続けてだいぶできるようになりました。

帰り道に、ちょっと誇らしげな長男の横顔をみながら、

そうだよな。足元見ていないで、向かう先を見ないとだよな〜。
うんうん、初動の勢いって大切だよな〜。
もう無理だって時、あとちょっとだけ踏ん張ると見えるものがあるよな。

とビジネスパーソンとしての自分にブーメランがぐっさぐっさと刺さってきました。

うーん、自転車の練習、深いぞ・・・!

夫は「え?どうやったの??」と不思議そうだったので「うーん、、、逆になにもしていない。前をみろと言って、背中を強く押しただけだよ」と。

手を離すことは怖くて難しいけど、信じて背中を押すのも大事ですね。

その後も練習のたびに、転びながらも一個づつ自分で感覚を掴んで上達していく様子は勇気を与えてくれます。

初日は1回の練習で欲張って「もっともっと〜」とやろうとしてしまいましたが、一個前進したら終えて「今回はこれがバッチリになった。次はこれにチャレンジしよう」と課題を残して終えるように工夫したところ、

以前は乗り気でなかった練習も、成功へのイメージがついたのか自分から「今日も行こう〜!」と言ってます。

小さな成功体験と自分の位置の把握って、重要だな〜、と「人の成長」についても学びが多いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?