げいじゅつがばくはつだ~!
先日、4歳の甥っ子がぬりえをしている横で、7歳の長男がふいにかけた言葉にみんな「ぽかーん」となってしまった。
「すきないろでいいんだよ。
はみでちゃっても大丈夫!
あのね、だって、げいじゅつは、ばくはつだから....!」
7歳の口からとびでた岡本太郎先生の有名な言葉に、甥もその場にいた母も「・・・?」という状態。
わたしだけが爆笑。
他でもない。
長男に「芸術は爆発だ」と普段から教えていたのは、この私。
絵を描くとき、色をぬるとき、ねんどをするとき、工作をするとき。
「これはこうするのであってる?」「こうしてもいい?」
といったまるで正解があるかのような発言を彼がしたとき。
わたしは決まって慌てて、
「いや、じゆう!自由!きまりはない!」
「じぶんのすきなように、おもったようにやっていいよ」
「げいじゅつはね、ばくはつなの!」
と何度もいってきた。
最初はただ、ばくはつという響きを気にいってよく叫んでいたのだけど、
私もおもいつかないような発想で創作をおこなっているのをみると「爆発してるね~」などとと言ってほめていたりしたのでなんとなく沁みついていったようだ。
最近は兄として弟にも諭したりして、兄弟ふたりで叫んでいる。
「げいじゅつは、ばくはつだ!」「げいじゅつは、ばくはつだ!」
そういえば、小学校の保護者面談でも
「●●くん、図工のとき、すごいです。みんな教科書にある例やサンプルの域をこえないんですけど、そこから発想を広げて一工夫アレンジしてくれるんですよね~」とのこと。
なるほど、太郎パワーかとニヤニヤしてしまった。
『心の中に、生きている。その心のなかの岡本太郎と出会いたいときに出会えばいい』(岡本太郎)
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