『想いを馳せる朧雲』
お空が大渋滞
おぼろ状に連なる
窮屈そうだけど
空いているようにも
一つ一つ爪楊枝で突いて
パクッと食べちゃう
ずるっと一気にいこうかな
とても美味しそう
とろろ昆布を思い出す
少し冷んやりした夕暮れ
「オヤジ!」
「温かい蕎麦一杯!」
次はもっともっと上の方
なぜか焼肉を落として
雲間からスルッと抜け落ちて
下界の人が拾って食う
朧雲は美味しく見えて
雲間には希望が見えて
下から見上げる人々
上から見下ろす天神
身に纏うと、隠れ蓑となりにけり
朧雲よ
晴わたる空になる前に
もう少しだけ楽しませてくれ
水の中を泳ぐカエルのように
静々と泳がせてくれ
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