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私が旅した国の鉄道(4)いろんな国の夜行列車に乗りました

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

私が今まで旅行した国々の鉄道写真をお披露目するシリーズ第四回は、世界各地で乗車した夜行列車を取り上げようと思います。

私が初めて海外で夜行列車に乗ったのは、1992年の初めての海外旅行の時で、場所は韓国でした。

もう今はなくなってしまった寝台列車(ムグンファの2段式寝台)で、ソウルー釜山間を移動しました。ソウルと釜山の間の距離は400kmちょっとで、所要時間は6時間程度だったと思います。ベッドに横になったらもう着いた、という感じです。

この時の韓国旅行は、大学時代の友人たちと一緒だったこともあり、観光より、ひたすら鉄道に乗ることに主眼を置いていました。一週間近く旅行していたのに、まともに観光したのは、慶州とソウルだけでした…

韓国に行くまでの道のりからして、当時発売していた「日韓共同きっぷ」を使い、東京から新幹線で博多まで行き、そこからジェットフォイルのビートル号に乗って釜山に入るといった、今では決して考えられないルートでした。

その後、友人たちとの海外旅行では、以下のような夜行列車に乗りました。

・アメリカ本土の旅行で、ロサンゼルスからフラッグスタッフまでアムトラックの座席夜行列車

・タイ旅行でバンコクからラオス国境の街ノンカイまで寝台列車

・ミャンマー旅行でヤンゴンからマンダレーまで座席夜行列車

・中国旅行で、広州から杭州まで寝台列車

本格的に一人旅を始め、ヨーロッパに行くようになってからは、ギリシャのテッサロニキから、トルコのイスタンブールまで二人個室の寝台列車に乗りました。もちろん(私から見て)外国人男性(確かギリシャ人)が同室で、拙い英語を使って、いろいろ話しをした記憶があります。なお、このギリシャとトルコを結ぶ夜行列車も、今は運行されていないようです。

実はここまでご紹介した夜行列車は、すべてフィルムカメラで撮影しており、デジタル写真化をしていないので、ここでお披露目することができません…申し訳ございません。

前置きが長くなりましたが、ここから、デジタルカメラで撮影している夜行列車の写真をご披露したいと思います。

1.フィンランド

2009年に、首都ヘルシンキから北極圏の街ロヴァニエミまで、奮発して、シャワー・トイレ付きの個室寝台列車に乗車しました。(この当時はまだ会社員でお金に余裕がありました…)

シャワーとトイレの部屋は機能的にできていて、洗面台を手前に出すと、トイレをふさいでシャワーが使えるようになります。

(おまけ)ロヴァニエミのスナップ

2.アゼルバイジャン→ジョージア(グルジア)

2012年5月に、アゼルバイジャンの首都バクーから、ジョージア(グルジア)の首都トビリシまでの寝台列車に乗りました。4人コンパーメントでしたが、乗客は私一人で貸し切り状態でした。

リネンには、何故か新幹線っぽい柄が…

3.ジョージア→アルメニア

同じく2012年5月に、ジョージアの首都トビリシからアルメニアの首都エレバンまで寝台列車に乗りました。ジョージアの出国審査は車内で行いましたが、アルメニアはビザが必要なので、入国審査は一度車外に出て、国境の駅にある入国審査カウンターで行いました。

4.タイ

2012年6月に、ラオス国境の街ノンカイから、タイの首都バンコクまで寝台列車に乗りました。

客車なのですが、寝台の構造は日本で走っていた583系電車寝台列車と似ていて、これはまだ寝台をセットする前の状態です。

5.ポーランド→オーストリア

2012年11月に、ポーランドのクラクフから、オーストリアの首都ウィーンまで寝台列車に乗りました。三段寝台です。

6.インド

2012年12月に、ニューデリーからバラナシ、バラナシからジャイプルまで寝台列車に乗りました。人気のあるエアコン付き車両は、事前のインターネット予約でもすでに満席で、私は「sleeper」という一番安いクラスの車両に乗ることになりました。運賃は格安なのですが(ニューデリー→バラナシ間でも1,000円しない)、シーツ等のリネン類は当然なく、窓からすきま風が入ってきて、とにかく寒く、まともに眠れませんでした…

※北インドの冬は寒暖差が激しく、昼間はそこそこ暖かくても、日が落ちると凍えるほど寒くなります。そのため、日中は濃霧が発生して、列車が大幅に遅れます。私が乗ったニューデリー→バラナシ間の列車は16時間!遅れました…

7.オーストラリア

2013年3月に、シドニーからメルボルンまで、座席夜行列車に乗りました。

8.ベラルーシ→ウクライナ

2018年5月に、ベラルーシの首都ミンスクから、ウクライナの首都キエフまで寝台列車に乗りました。出国審査はベラルーシの国境の駅に停車中の車内で行いましたが、入国審査はキエフ駅に着く前に、パスポート読み取り装置を首からかけた審査官が車内を周ってきました。

9.スロヴァキア→チェコ

2018年5月に、スロヴァキアのコシツェから、チェコの首都プラハまで寝台列車に乗りました。チケットは事前にネット予約していて、二段寝台のはずだったのですが、実際に乗ってみたら三段寝台でした…

もう年齢も年齢なので、寝台でも夜行列車に乗るのはきついところはありますが、宿泊費と時間を節約できるので、この先も機会があれば乗ることにはなるのでしょう。ただし、インドのsleeperはもう乗りたくありません…

またまた宣伝ですが、今回ご紹介した国の中で、海外旅豆本に仕立てている国もございますので、もしご興味ございましたら、以下のハンドメイド作品通販サイトをご覧いただけたら幸いです。

次回は、昼行の高速列車や長距離列車をご紹介したいと思います。まだまだ鉄ネタは尽きませんよ。

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