#50 「キノコ」のガチ解説

今回は「キノコ」について、ガチの！ガチの！解説をしていきます。

これを見れば「キノコ」について、周りの人より詳しくなること間違いなし！

それではいきます！

○「キノコ」の基礎知識

「キノコ」といえば、椎茸、エリンギ、まいたけ、しめじ、えのき、マッシュルーム、まつたけ、まいたけなどなど、様々な種類が存在します。

「キノコ」は、生活史のある時期に大型の子実隊を形成するから菌類のことで、植物に例えると、「花」に当たります。

子孫繁殖のために胞子を飛ばして、子孫を残しています。

同じ子実体である『カビ』とは、子実体の大きさで区別されていて、肉眼で見ることができるものが「キノコ」と呼ばれます。

分類学的には、「キノコ」は、植物（独立栄養）のような葉緑素を持っておらず、また、動物（従属栄養）のような移動行動を取らないことから、第3の生物群である『菌類』に属します。

しかし、『菌類』が全て「キノコ」になるわけではなく、『担子菌類』と『子のう菌類』の一部のものを総称して「キノコ」と呼ぶそうです。

地球上には、約150万種類の菌類が生息し、日本に生息している「キノコ」の種類は5,000〜6,000種程度いると言われています。

また、その中でも名前が付けられているものは、約2,000種なので、まだ半分以上は名前が付けられていない「キノコ」があります。

名前が付けられている約2,000種の「キノコ」のうち、食用の「キノコ」は、およそ200種程度、その中で好んで食べられているものは約70種程度だと言われています。

これを見ると、現在スーパーに売られている「キノコ」がほんのごく一部であることがわかりますね。

地球上に多く存在する「キノコ」ですが、実は生態系において、非常に重要な役割を担ってくれています。

その役割とは、“植物や動物の遺体などの有機物を分解し、無機物に還元し、最終的に土に戻す“働きです。

植物は土壌中の無機物を利用しながら、光合成によって有機物を合成しています。

その無機物を今度は、動物や菌類が摂取することで、生活のためのエネルギーとして活用することができます。

このようなサイクルを永遠と繰り返しているのが、生態系であり、そのためには菌類、つまり、「キノコ」などは欠かすことができないものになります。

例えば、化石などは、その時代に「キノコ」のような死骸を分解する立場の存在がなかったことで、分解されることなく、今現在まで残り続けることができています。

そして、ここ最近の研究では、ダイオキシンや内分泌錯乱化学物質（環境ホルモン）などの難分解性物質を分解する能力があることが判明し、注目を集めています。

つまり、まだまだ「キノコ」は解明されていない部分が多くあり、様々な可能性を秘めているといえます。

◯「キノコ」の栄養価と効果

今度は、栄養面を見てみましょう。

・低カロリー食材

栄養面を見てみましょうと言いましたが、その前に・・・。

まず、「キノコ」は非常に低カロリーな食材です。さらに、これから解説する栄養素もあるため、ダイエット、減量の人にはとてもおすすめの食材です。

「キノコ」の種類によって、食感も違うため、食に飽きることなく、楽しくダイエット、減量ができると思いますので、ぜひ有効に活用してみてください。

・食物繊維が豊富

「食物繊維」は、腸内で水分を抱え込み、数倍〜数十倍に膨らみます。

有名な話ですが、「食物繊維」をとることで腸内環境が整ったり、腸内にある有害物質を巻き込んでまとめて排出してくれたり、少量でも膨らんでくれることで満腹感を感じることができたりと、「食物繊維」は良い効果をたくさん持っています。

特に、ダイエット中や減量中は食事量が落ち、栄養面でも「食物繊維」の量が減る傾向にあるため、便秘や浮腫を起こしやすいです。

「キノコ」をとることで、カロリーを抑えつつ、「食物繊維」は十分に摂取できるので、非常に効果的な食材だと思います。

・ビタミンが豊富

「キノコ」には、『ビタミン』も非常に豊富に含まれています。

「キノコ」の種類にもよりますが、特に

『ビタミンB1』、『ビタミンB2』、『ナイアシン』、『ビタミンB6』、『ビタミンB12』などの『ビタミンB群』や『ビタミンD』が豊富に含まれています。

糖や脂質の代謝や免疫力向上、体内の酵素生成に必要であったり、骨や皮膚の生成に関与したりと、『ビタミン』には非常に多くの作用があるため、欠かすことができない栄養素になります。

ちなみに、「キノコ」に含まれる『ビタミンD』は、そのままでも良いですが、より多く取るために、天日干しすることで『ビタミンD』含有量が日光に当たることで約10倍程度に増えます。日光に当てる時間も30分程度当てるだけで、約10倍に増えるそうなので、手間もかからないと思います。

最近売られている干し椎茸などは、天日干しではなく機械で乾燥させることが多い為、そこまで『ビタミンD』の量は多くありません。できるのであれば、生の椎茸を買ってきて、自分で天日干しにした方が良いかもしれません。

・ミネラルが豊富

「キノコ」は、ビタミンだけでなく、『ミネラル』も豊富です。

体内の水分を排出しやすくしてくれる『カリウム』や骨の形成に必要な『リン』、貧血予防に必要な『鉄』などを中心に『ミネラル』も含まれています。

上記の『ビタミン』と『ミネラル』は、普段の生活でも不足しやすく、ダイエットなどをすると、さらに摂取量が落ちやすいので、「キノコ」をうまく活用できると良いですね。

○「薬用キノコ」！？

「キノコ」には『薬用キノコ』と呼ばれるものがあるのを知っていますか？

『薬用キノコ』と呼ばれる「キノコ」は、

マンネンタケ

メシマコブ

アガリスク（ヒメマツタケ）

などが有名です。

数ある「キノコ」の中でも、特に健康に良い機能性効果を発揮することが認められているものを『薬用キノコ』と言います。

アガリクスは、『ガン予防』に効果がある「キノコ」として有名ですね。

正常な細胞を活性化させ、新陳代謝も促してくれる効果があるので『ガン』に効果的と言われています。

○まとめ

「キノコ」が如何に優秀な食材であるか理解していただけましたか？

やはり、低カロリーであるという点と、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれているということを考えると、ダイエット・減量をしている人にとっては、マストな食材といっても過言ではないと思います。

価格自体もそこまで高いものでもないので、比較的手に取りやすいと思いますので、ぜひ、ご自身や家族の食事に活かしてみてはいかがでしょうか？

自分や家族の健康は、自分自身が作り上げていかなければならない世の中です。

いろんな食材に詳しくなって、健康を守れるようにしていきましょう！

最後までご覧いただきありがとうございました😊

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