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#59 「ハチミツ」のガチ解説

今回は「ハチミツ」についての解説をしていきます。

炭水化物のところで、少し触れたのですが、詳しく解説をしていなかったので、改めて解説していきたいと思います。

○「ハチミツ」とは?

「ハチミツ」は、健康に良いと言われる食材の一つですよね。

では、具体的にどのように健康に良いのか?

「ハチミツ」に含まれる何が良い効果をもたらすのかをしっかりと理解していきましょう。

まず、「ハチミツ」を解説する前に、大前提として、ここでお話しする「ハチミツ」は、「ハチミツ」の匂いや色を取り除いた”精製ハチミツ”やとうもろこしデンプンを原料として作られる液状糖(異性加糖)を加えた”加糖ハチミツ”ではなく、純粋な「ハチミツ」について解説します。

また、純粋な「ハチミツ」だったとしても加熱、クリーム化などの処理がされたものは、本来の「ハチミツ」と比べると効果が落ちてしまうので、あくまでも純粋な「ハチミツ」であることをベースとしてお話していきます。

「ハチミツ」とは、ミツバチが花の蜜(花蜜)を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものを良い、自然界で最も甘い蜜と言われています。

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花蜜が採取された時は糖度40%のショ糖ですが、ミツバチの体内で唾液酵素などによってブドウ糖と果糖に分解したものを巣に蓄え、羽ばたきによって水分を蒸発させ、糖度が80%になるまで濃縮させて「ハチミツ」を作り出します。

「ハチミツ」は、ただ花から蜜を集めてできるのではなく、ミツバチの働きによって加工、精製されているということになりますね。

国産の「ハチミツ」の種類としては、

”レンゲ蜜”=日本で人気No. 1の「ハチミツ」。
      上品な香り、まろやかな舌触り、綺麗な淡い色n「ハチミツ」です。

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”アカシヤ蜜”=レンゲ蜜と同様に、非常に人気のある「ハチミツ」です。
       通常、純粋な「ハチミツ」は結晶化して固まりやすいですが、
       ”アカシヤ蜜”に関しては、冬でも結晶化しにくいという特徴を
       持っています。
      ちなみに、結晶化する「ハチミツ」は、決して悪いわけではなく、
       むしろ純粋な「ハチミツ」である証拠です。
      もし、結晶化してしまった場合は、温めてあげれば元に戻ります。

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”クローバー蜜”=レンゲ蜜、アカシヤ蜜に並ぶ人気の「ハチミツ」です。
        淡い色と香りもクセのない「ハチミツ」で、日本だけでなく、
        アメリカなどでも人気の「ハチミツ」です。

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”ナタネ蜜”=大根のような香りが特徴の「ハチミツ」。
      レンゲ蜜と比べると、やや濃厚な味で、好みが分かれます。

”ミカン蜜”=ミカンの花と同様に柑橘類特有の強い香りと酸味がある「ハチミツ」

”トチ蜜”=特有の強い香りがありますが、この香りを好んで食べる人もいるそうで
     す。西洋栃は、マロニエと呼ばれ、街路樹などに使われています。

このほかにも、国内だけで、”りんご蜜”、”びわ蜜”、”さくら蜜”、”菜の花蜜”、”ラベンダー蜜”、”萩蜜”など季節やその地域で様々な種類があります。


○「ハチミツ」の栄養価

続いて、「ハチミツ」の栄養価について解説していきましょう。

・糖分

まずは、なんと言っても『糖分』が多いです。

さらに「ハチミツ」は、面白いことに、特定の『糖分」だけを持っているのではなく、様々な『糖分』が含まれているのが特徴です。

「ハチミツ」100gあたりに含まれる『糖分』の割合ですが、

フルクトース(果糖)が最も多く51%を占めており、

続いてグルコース(ブドウ糖)が42%。

そのほかに、ガラクトースが4%、マルトース(麦芽糖)が2%、スクロース(ショ糖)が1%とされています。

これだけ多くの種類の『糖質』を含んでいます。

さらに、みて貰えばわかると思いますが、”単糖類”や”二糖類”がほとんどということで、非常に消化吸収、エネルギーに変換するのが早いという特徴もあります。

また、フルクトース(果糖)は摂取しても血糖値を急激に上げないという特徴もあります(ただし、だからといって果糖はたくさんとっても良いという意味ではありません。)。

・ビタミン

「ハチミツ」には、ビタミンも含まれています。

含まれるビタミンの種類ですが、ミツバチが集めた花の種類によって、多少の違いがありますが、基本的に「ハチミツ」に含まれているビタミンは

ビタミンB1

ビタミンB2

ビタミン B6

葉酸

ニコチン酸

パントテン酸

ビオチン

ビタミンC

ビタミンK

コリン

などです。

また、このビタミンの中にはねつに弱いものもあるため、加熱処理などの加工された「ハチミツ」の場合、成分が入っていない、含有量が少ないといった状態になっている可能性もあります。

そのため、できるのであれば、無加工の「ハチミツ」を選んで買うと良いでしょう。

・ミネラル

今度は『ミネラル』をみてみます。

実は「ハチミツ」には、人の健康維持に必要とされる『ミネラル』が全て含まれているということを知っていましたか?

人の健康維持に必要な『ミネラル』とは、

カルシウム

マンガン

リン

硫黄

カリウム

塩素

ナトリウム

ケイ素

であり、これら全て含まれています。

このことから「ハチミツ」は健康に良いと言われています。

・ポリフェノール

「ハチミツ」に含まれるポリフェノールの種類は、

カフェ酸

フェルラ酸

クリシン

などです。

ポリフェノールは、その食材によって、様々な名称に変わるため、種類は何千種とあります。

「ハチミツ」にも、上記以外のポリフェノールも含まれています。


先ほど、少し話しましたが、「ハチミツ」に含まれる『果糖』は、本来体に良いものではありません。

血糖値をあげないので、インスリンが出にくいという点で、良いと言われていますが、『果糖』は結果的に中性脂肪に変換されやすい『糖質』であり、体の『糖化』を起こすことにもつながるので、決して良いものではありません。

ただし、上記にあげた『ビタミン』や『ミネラル』が含まれており、『糖分』と『ビタミン・ミネラル』を天秤にかけたときに、相殺、もしくは、良い効果の方が上回っているため、「ハチミツ」は健康に良いと言われます(これは果物も一緒の考え方ですね)。

○「ハチミツ」の効果

では、「ハチミツ」を食べることによる効果を見てみましょう。

これで「ハチミツ」がどのように良いのか、理解できると思います。

・即効エネルギーチャージ&疲労回復効果

「ハチミツ」には単糖類、二糖類が含まれているというお話させてもらいました。

そして、特に単糖類の含有量が多くを占めていることから、エネルギーに変換する時間が非常に早いです。

つまり、運動後などでエネルギーを多く使った日のリカバリーとして、「ハチミツ」を摂取することは、エネルギーの回復が早くなるので、疲労回復にも効果があると考えられます。

ということは、よくある試合の途中で可愛いマネージャーが「ハチミツレモン漬け」を差し入れで持ってくるというのは、理にかなっていることであることがわかります(漫画に影響されすぎですね。実際にそんなことあったらよかったのにな・・・。笑)。

ということで、スポーツをしている人は、「ハチミツ」をうまく活用することは大切かもしれません。

・殺菌作用

「ハチミツ」には、”グルコン酸”というものが含まれていて、これには『殺菌作用』があります。

さらに、強い殺菌力を持つ”過酸化水素”を作る”グルコースオキシターゼ”という酵素も含まれています。

つまり、ダブルで『殺菌作用』があるということ。

特に、”マヌカハニー”という「ハチミツ」は、非常に強力な殺菌作用があると言われていて、インフルエンザなどの対策として有効だと言われています。

これによって、体内の殺菌作用を高めてくれるので、風邪予防などの効果も期待できます。

・美容・美肌

「ハチミツ」は、経口摂取だけではなく、クレンジングやパックによって、肌の保湿効果をもたらしてくれます。

洗顔後に、少量の「ハチミツ」を顔全体になじませるようにしてぬり、しっかりとすすげば、クレンジングができます。

唇が乾燥などによって荒れてしまっている場合でも、「ハチミツ」を塗ることで保湿してくれるので効果的です!

・体の老化防止

これは『ビタミンC』や『ポリフェノール』といった”抗酸化作用”を持つ栄養素が含まれていることによる効果です。

体内で活性酸素などが増えたり、ストレスなどによって体が酸化してしまうと、しみやそばかす、しわなどのいわゆる”体の老化現象”が起こります。

これを”抗酸化作用”を持つ栄養素を摂ることで、老化現象を抑えてくれるので、アンチエイジングになるということです。

特に年齢を重ねても若しく居たいという方は、「ハチミツ」を摂取すると良いかもしれませんね。

○「ハチミツ」を食べ過ぎたらどうなる?

まずは、「ハチミツ」の1日の推奨摂取量ですが、およそ30g(朝・昼・夜に10gずつ)と言われています。

一応、40gまでであれば健康に害はないということが証明されていますが、やはり取り過ぎてしまうと、悪影響がでてしまいます。

取り過ぎたときに起こる症状として挙げられるのは、『下痢』の症状。

「ハチミツ」の中にある”グルコン酸”は、腸内の環境を整える働きを持ち、活性化もさせてくれますが、取り過ぎてしまうと、逆にお腹が緩くなってしまう可能性があります。

また、「ハチミツ」は砂糖などよりも低カロリーかつ低GIという特徴もありますが、いくら低カロリーとはいえ、取り過ぎればカロリーが増え、結果として太ることにつながります。

適切な量であれば、上記にあげた良い効果が非常に多くありますので、1食10gを目安に「ハチミツ」を摂るとよいでしょう。

○まとめ

「ハチミツ」について、初めて詳しくまとめてみましたが、結果として「ハチミツ」は非常に優秀な食材であることがわかりました。

アスリートだけでなく、一般の肩にもおすすめの食材の一つだと思います。

自分の目的に合わせてうまく活用できると良いですね!

少し長くなりましたが、これで今回の記事は終了になります。

自分や家族の健康を守れるように、日々一緒に勉強していきましょう♪


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