苦しい時期に助けてくれたのは小説
暗くて悩み過ぎていて、ふとした拍子で、あるいは何かのタイミングが合えば、死んでいたんだろうなと思うような、あの暗い時期のわたしを救ってくれたのは、本だった。
小説は自分を許してくれるきっかけは実家に帰って間もないころに、部屋でひとりでいたときに母親に「悩んだときは小説を読みなさい」と言われたこと。そこから小説を読み始めて、自分がどんどん許されていくような感覚を味わった。
世間一般の目線で見れば馬鹿にされそうなこと、幼稚なこと、矛盾すること、道徳的でないこと、否定しなければ