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3-1-3気づけば、いつも同じ方向を向いて寝ている赤ちゃん

 こんにちは!最初に向き癖か斜頸かというお話は、これを読む前に詳しい専門医へお尋ねください。尋ねても異常なしといわれ、でも気になる方へお伝えしていこうかなと思います。(自己紹介はココ)



見るべきは、できないではなく
赤ちゃんがそうしたくなる事情です


総論:その向きが好きなのか、その向きしか向けないのか本当のところは赤ちゃんにしかわかりません。
枕など対応しても変わらないのであれば考慮すべきはそこではない。思考を切り替えていこう。
同じ向きを継続することで、気になることといえば活動の自由さの差があるかもしれないということです。

いつも同じ方向が好きだからむいてるの?



 冒頭のご理解いただいた後ということで、続きのお話をさせて戴くと

▼ママの声からは
・頭は左右どちらも向ける。反対にしても元に戻る
・頭の枕・背もたれで傾斜つけてみたところで意地でも戻ろうとする
・ベッドの頭位置を足元位置へ移したところで変わらない

 このお話を聞いた印象としては、物理的にどうこうしてもどうにもならないというのが赤ちゃん側の声のような気がします。好き・好きじゃないという解釈ではなく、物理的にどうこうする方向じゃないものを探した方が良いのではと思うのです。

次に出てくる話題が「頭の形」



 寝姿+頭の形はセットでご質問を受けることが多いですが、くれぐれも専門のことですから詳細は専門医へ尋ねてください。


 それとは別の話で、赤ちゃんの頭の骨は、狭い産道を通ってくるため、出産に特化し、頭の骨と骨の継ぎ目に隙間が沢山あるから産道の形に沿って柔らかい骨をもって生まれてきます。


 出生すると、骨は本来ある形へ戻していき、隙間を徐々に埋めていくかのように骨が形成されていきます。同じ向きで寝ていることで頭の重みがお布団の接地面に長時間当たることでそこが丁度良いかのように平らになります。


 それを「凹んだ」と言われているようなことになるんだと思います。実際のところは、凹みがあったのかもしれないし、はたまた凹んだのではなく当たっている他の面が圧迫がなく育ちやすかっただけかもしれないこともあるわけで、丸い形がこのお話の主旨になる場合、そのように言われるんだろうと推測しています。実際のところは研究している専門医か赤ちゃんご本人しか知りえないことです。誰かのせいにしなくていいのかもしれないですよ。

同じ方向で不具合がないの?



 では、なぜ同じ方向を向いているのか。本当のところは赤ちゃんにしかわかりません。しかし赤ちゃんの行動と発達の過程においては、同じ方向を向いているということで、得意と不得意を作ってしまうことがあります。


 得意を使いこなそうとして、得意でない方を使うことを控えたり、使いづらかったりということです。となると「原因は何?」と追及されることもありますが、私にはその答えは判りません。判ることは、向き続けることで体の使い方が変わってくるかもしれないということだけです。

 今回は私が出会ってきた事例も含め、赤ちゃんの発達の積み上げ過程で気になることなど書いてみたいと思います。


『3章赤ちゃんの行動発達、生まれてからの大変化』『3-1赤ちゃんのあおむけ時代に達成する変化』も良かったらお立ち寄りください。


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