5-2-5背もたれ椅子に座らせると頭が前になり戻らないのは
こんにちは!離乳食を与え始める場面で投げかけられるご質問が、背もたれ椅子に赤ちゃんを据わらせると、なぜか頭を前かがみにしてしまい苦しそうというお話。(自己紹介はココ)
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赤ちゃんは居心地求めそうしてます
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リクライニングチェアなのにリラックスできてない椅子
見出しだけで、リラックスできるだろうという思いやりが、リラックスできていない、リラックスさせてあげれていないのは、椅子が悪いのか?!赤ちゃん用品のはずなのに?という思惑、片隅にあると思います。
リクライニングチェア・バウンサーでも、頭を前かがみにしようとするというお話もあります。
椅子の選択が悪かったのではなく、今使える椅子ではなかったということです。赤ちゃんが頭を前かがみにするのは、居心地を求めての話。赤ちゃん用だから赤ちゃんが使えるはずという思い込みをとっぱらってお考えいただいた方が良いかもしれない案件です。
テーマは「いごこち」この一択ですよ
では赤ちゃんの行動から読み解くと、ちょっと理解できるかもというお話を書いてみたいと思います。やり方そのものを書いているわけではありません。よかったらお付き合いください。
頭を前かがみをするの正体はなに?
まず、この椅子を使おうとしているのは、座位(おすわり)が安定していない時期に座位にさせようとしていること、ここがそもそもの話になります。
座位の獲得は『3-7おすわり姿勢への変化』でも書いている通り、移動を安定して確保したころに自分の力で座位になることが可能となります。
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リクライニングチェアだから
背もたれにもたれているだけじゃないの?
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と、思われがちですが、腰や座面に着目してみると、あおむけ姿勢と違って、頭の重みが背中や腰へ重力負荷がかかるので、腰や座面が安定していないときに使うとつらいのです。それに耐えきれなくて、逃れようとする動きを発見、腹筋を使って頭を前かがみにする正体です。
頭を前かがみにするにも、限度があると思うので、椅子に座り続けること難しく短時間しかできないかもしれませんね。
離乳食はじまるんだから要るよね?
離乳食を食べている姿を正面から見ようとすれば、椅子に座ってくれている方が与えやすいと思います。
しかし一人で座位ができない状況においては、椅子に座らせると、左右のどちらかに傾くか、前へ頭を上げるか、赤ちゃんがそのとき一番取りやすい(逃げやすい)方向を目指して傾いていきます。
左右は傾かないようにバスタオルグルグル巻きを傾く方へ挟めばまっすぐになるはず?!は、目指す方向が違い、赤ちゃんが余計に苦しくなり、おそらく泣いて椅子から離れたい行動を起こしてくることを見受けます。
すわらないではなく、すわれない、すわることができないということです。ゆえに今リクライニング背もたれ椅子として使うときではないということ。
いつから使えるようになるの、適切な時期は
椅子に関しては、当レッスン「離乳食おくちの育て方」でもお話ししていますが、ひとりで座位ができるようになってから、それまでは大人のお膝の上に座らせ腰を腕で包み込むことをおススメしています。
リクライニングチェアですから、仰向け寝はできます。座らせるのが現在無理させてしまう状況となりますので、そのときまでは仰向け寝でそちらの椅子をお使いいただければと思います。
あ、バウンサーも、うつ伏せ姿勢がぐらぐらせず、長持ちするうつ伏せ姿勢になるころには安定するころには使えるお子様が多い印象があります。
赤ちゃん用の椅子だから赤ちゃんが使うものという大人の先入観が、赤ちゃんの気持ちと行動のすれ違いが起こっているかもしれません。いつか使える時期がきますので、そのときまでフラット(あおむけ姿勢)でつかってくださいませ。
椅子に関しては、当レッスン「離乳食おくちの育て方」で、姿勢のお話だけではない濃厚なお話をしています。ご関心があれば
▼当レッスンのご案内です
ほかにも
▼当方は赤ちゃんの行動から読み解く、赤ちゃんの発達に即したベビーマッサージもしていますが、こういった雑談ネタもレッスン中よくしています。
この度は、「5-2-5背もたれある椅子に座らせると頭が上がるのは何故」をご覧いただき、誠にありがとうございました。あなたの子育てライフを応援しています。
0歳の教科書の著者、ぴよままより
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