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第332号『数の暴力とそばかすの姫』

コロナワクチン(2回目)を摂取してしっかりと副反応で38.0くらいの熱にうなされてホテルで寝込んでいた私です、が、うなされながらも頭の中ではまるで夢を見るように常に思考していてハッと思いついたことはスマホにメモをするようにしていました。

そして熱が下がってふとスマホを開くと『数の暴力』と書かれていました。

たぶん、なにか思う所があったのでしょう。

まぁ心当たりはハッキリとあってそれが理由であることは明白なのですが、こんな前半パートでそれについて言及するとまた色んな所からお叱りを受けてしまうのでハッキリとは言いませんが。

要するに、世の中の大多数の人が「正しい・素晴らしい」と評価したものはやはり素晴らしいということになってしまい、それに異を唱えるものはそれこそ異端児となってしまって糾弾されても仕方が無いという風潮に対して憤りを感じているということですね、私が。

割とここ最近もそんなことがあって、というか、割と続いていて――だからこそ「そう」感じてしまったのかもしれません。

熱に苦しみながらもしっかりとまるでダイイングメッセージのようにメモを残している自分にちょっと引いたりもしますが、まぁそれだけ常に世の中に対して言いたいことが無いとメッセージ性の塊である作品なんか作れないということで無理矢理にでも勘弁してやってください。

ただ一方で、いくら個人的意見で「俺はそうじゃあない・俺はそうは思わない」と意地を張ったところで世の中の多くが「素晴らしい」と評価して結果を出しているものはやっぱり認めざるを得なくて『売れているもの=正しいもの』という指標が一定数で絶対的に君臨する業界においてはなかなか世知辛い感じがしますね、どうも。(京楽隊長)

ということで、もう前置きはこれくらいにしてサッサと本題に入りましょうかね。

例によってまたかなりデリケートな話になってしまいますのでここから後半部分に突入させていただきますね。

一応ちゃんと全部思っていることをハッキリと言葉にしてまとめますので。

それでは張り切っていきましょう。

数の暴力とそばかすの姫

まず『数の暴力』について考えるきっかけになったのは明確に以下の2作品が原因であるということをお伝えしておきますね。

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