週刊少年松山洋_タイトル_修正

第70号TVアニメ『ジョジョ第5部』は何クールになるのか?

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』が2018年10月よりスタートすることが先日発表されました。

ファンとして一番気になるのは“何クール放送になるのか?”ということだと思います。

これまでのTVアニメシリーズの経緯を振り返りつつ『第5部』が何クールになるのかを予想してみたいと思います。

*この記事は全て私自身の個人的な主観と体感と想像で書かれています。関係者から聞いた内容や事実は一切含まれておりません。全て個人的意見です。

まず最初にTVアニメとして放送された『ジョジョ』は2012年。

『第1部』『第2部』を合わせて2クールの放送でした。(全26話 第1部9話+第2部17話)

始めに話を聞いた時は“2クールかー、だいぶ駆け足になるなー”という感想でした。なぜなら原作における話数は『第1部』が44話で『第2部』が69話。あわせて113話。

通常漫画原作をTVアニメにする時はだいたいアニメ1話で原作を2~3話分消化します。

仮に3話消化したとしても(113÷3=)37回分となります。3クールやってもおかしくない話数が原作にあるわけですが2クールということはやはり駆け足になる、と。

実際に放送されたTVアニメはやはり駆け足で1話につき原作を4話分詰め込んだ内容となっていました。ただそれでも原作における名シーンや名セリフはカットされることもなくうまく構成され非常にテンポ良く見ることができて私は大変満足……だったのですが。

一部の熱狂的なお客様からは“原作のあのシーンが無い!”とか“あのセリフが無い!”なんてことがやはりささやかれていました。

尺になんとか収めているので全てのシーンが入らないのは当たり前なのですが。やはり熱狂的なファンの方々からはそういった声がチラホラと上がっていましたね。

そしてTVアニメ『第3部』が放送されたのが2014年から2015年。分割4クール形式でした。(全48話)

『第3部』は原作の話数が152話。(152÷48=)アニメ1話につき原作3話消化。これはちょうど良い。実際の放送でもほぼ原作の名シーン&名セリフは網羅されて実に丁寧に描かれていました。

ただ世間の反応は意外にも“テンポが悪い”というものでした。私が見かけた意見としては“たるい。早くあの名シーン見せろ。名セリフ早く!”といったものが多かったように記憶しています。なんでしょう、これは。中には“原作に無いシーンを追加するな。余計なコトをせずに早く進めろ”なんて意見も。(分割4クールだったために最初の2クールの最終話にあたる24話で区切りとしてオリジナルのシーンが追加されていました。老ジョセフが潜水艦の中からスージーQに電話をかけるシーン。私は個人的には“さすが小林靖子!素晴らしい!”って思っていたのですが……一部の方々からはそういった真逆の意見も出ていました)

(アニメの製作委員会にこれまでの世間の反応や経緯がどれだけ反映されたのかはわかりませんが)TVアニメ『第4部』は2016年に全39話=3クールで放送されました。

『第4部』の原作はなんと174話!(『第3部(152話)』よりも長い)

なのにまた3クール!?

パッと計算しても(174÷39=)4.5話消化!?

『第1部+第2部』の時よりも消化話数が多い!!

ど、どれだけ駆け足になるんだ!?(怖い)

そう思っていたのですが。実際に放送を見てみると実にテンポよくまとめられ、特に後半の吉良吉影戦が始まる前のチープ・トリック達との闘いに関しては3つの視点で同時に描かれるなどの大幅な変更が加えられていたにも関わらず凄くスリリングに表現されていて世間の評価も上々だったように思います。

これはただアニメの製作チームに称賛を贈りたいと思います。

普通に作るとどうやってもダイジェストアニメにしかならない所をあんな形でうまくまとめられていたのは並の苦労ではなかったと思います。

素晴らしい。

さて。

ここからが『第5部』の予想です。

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