『週刊少年松山洋』準備号⑥

前回に引き続き成功報酬の話の続き実態

損益分岐を超えると成功報酬が発生します。

と一口に言っても、その実態はこの10年で大きく変わりました。

(ゲームソフトの)開発費の高騰によるものです。

今から10年前のPS2やNDSの時代では1本のゲームソフトを開発するのにおよそ1億円前後の予算が設定されていました。しかし現在のPS4のゲームソフト開発では10億円から20億円を超えるプロジェクトも珍しくなくなりました。

単純にお金がかかるのです。

お金とは、人です。

機材です。

スケジュール=開発期間です。

高性能なゲーム機の登場により、まるで実写と見間違えるようなリアルな描写だったり、オープンワールドなどの自由度を売りにしたゲームソフトは単純に時間とお金がかかります。

昔は5万本や10万本を超えると損益分岐点を突破し、成功報酬が発生したりもしていました。

しかし、現在の開発タイトルではそうはいきません。

なにせ10億円から20億円以上も投資しているわけですから。

私が知る限りの話になりますが、現状の損益分岐の実態は……。

*****

ここからは具体的な数字の話になりますので後半部分とさせてください。もちろん機密情報には触れることなくあくまで一般論として語っている内容になります。

【ゲームソフトビジネス損益分岐の実態】

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株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役 ゲームソフト開発タイトル代表作『.hack』シリーズ 『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズ 『ジョジョの奇妙な冒険』 著書『エンターテインメントという薬』『熱狂する現場の作り方』漫画『チェイサーゲーム』

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コメント (2)
99年発売のシェンムーが開発費70億かかったと言われているので、あれは今考えても相当凄い部類に入りますよね〜!
そうですね。時代が時代でしたので明らかに過剰投資だったと思います。
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