第377号『こんなにも悪い奴がいるのか②』
「いい人は天国に行ける、けど悪い人はどこにだって行ける」
これはある韓国映画の中で登場したセリフです。(要約しました)
実に言い得て妙ですし、なんなら少しだけ悪に対するアウトロー的なカッコよさすら感じます。
ある意味で『悪=自由』だとも言えます。
そうなんです。ルールから逸脱した存在は選択肢だって無限ですしそれこそ制約がありません。
だからカッコよさのようなものを感じてしまうのかもしれませんが。
それは本当にカッコいいってことなんでしょうか。
私は『たまに人助けをした不良が評価される文法』が好きではありません。
普段からこつこつ努力して真面目に生きている人間の方が評価されるべきですし、劇場版のジャイアンみたいなキャラクター性は虫が良すぎて嫌いです。(お前がテレビシリーズの中でのび太に意地悪してたのを忘れてないからな、って思いながら観ている子どもでした)
悪は悪党らしく日陰を歩け。
私は常々こう思っています。
昔の任侠道などを描いたヤクザ映画はそういった部分が一貫しているので好きですね。
だってほとんどの登場人物(ヤクザ)たちがどんなにカッコよく争っても最後は必ずゴミのように死ぬからです。
誇りのために生きてカッコ悪く死ぬんです。
だから釣り合っています。
けど、本当の悪の実態はそうではありません。
私がこれまでに見てきた本当の悪は社会的な地位も得ていて表向きは綺麗な顔をしている人たちばかりです。
そしてある一定の肩書きがあるおかげで発言が独り歩きするのです。
今回ご紹介するタイプの悪はまるで吉良吉影やプッチ神父のような、本人自身は「正しく生きていると思い込んでしまっている人間」です。
自分自身が「悪いことをした」と思ってくれない部分がタチが悪いです。
なんか私がこれまでに出会った悪人のカタログのようなシリーズ記事になってきましたが、これもどんな世界だって蔓延っている悪の姿なのでしっかりと共有することで対策を見出してもらえればと思います。
それでは張り切らずにいきましょう。
こんなにも悪い奴がいるのか②
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