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第363号『成功するための7年の法則』

「漫画家になりたい」

「アニメーターになりたい」

「イラストレーターになりたい」

「ゲームクリエイターになりたい」

「映画監督になりたい」

もちろん「プロ野球選手になりたい」「アイドルになりたい」「大金持ちになりたい」など世の中には色んな夢がありますし、みんながボンヤリとそういった夢を抱いたり抱かなかったりしています。

他のお仕事=職業=夢に関しては定かではありませんが、「ゲームクリエイターになりたい!」という目標を持っている人には私は最近こう告げるようにしています。

「だいたい人から評価してもらえる作品を作れるようになるにはおよそ7年ほどかかりますけどいいですか?」

必ずしも「絶対に7年かかる」というわけではありません。

ただ、経験則上どんなジャンルのプロフェッショナルであっても「どれくらい前から努力されてました?」と尋ねると「小学生くらいから」とか「中学生から」と答えられる方が多くて、通算するとだいたい7年ほどの研鑽期間が見て取れます。

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漫画家さんの多くが「子どもの時から絵ばかり描いていて途中から本格的に漫画を描くようになりました」とおっしゃります。

だいたいのべ7年以上を費やして一定以上の能力=漫画を描く力を身につけられているという人が多いです。

ゲームクリエイターも同様です。

弊社(サイバーコネクトツー)に入社する新人の中でもみんなが同じレベルの能力なんてことは無くて、20人から30人もの新入社員がいるとその中でも『即戦力』と言えるほどの技量を持った人間もわずかながら存在します。

だいたい2人から3人なので全体の中でも10%くらいの比率です。

弊社ではそういった突出した能力を持っている人間のことを『特記戦力』と呼んでいます。

そして『特記戦力』と認定されるような新入社員に話を聞いてみると、だいたいみんな「小学生(もしくは中学生)の頃からパソコンを使って独学で技術を身につけました」という答えが返ってきます。

その期間はおよそ7年でした。

そういう人間は専門学校や大学などでゲーム制作を専門的に学ぶ環境に進学しても、周りの人間があまりにも自分とは意識もレベルも違っている(低すぎること)ことに驚き、絶望することもなくただ「ああ、自分はこんなバカ共とは違うんだな、良かった、やって来たことは間違ってなかった」と感じるようです。

だからもうハッキリ言った方がいいと思うんですよね。

「専門学校や大学に行って初めてゼロから勉強しよう!」なんて思っている人間はその時点ですでに7年分出遅れているって。

『特記戦力』と言われるような人間がやってきた7年分の努力をわずかの時間で追いついて凌駕するためにはそれ相応の覚悟と尋常ならざる努力が必要だってことです。

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またそれぞれの業界に入ってからコツコツと日々の仕事を続けながら、だいたいその世界のことや仕事のコツなんかも理解してコナレてきた頃に昇進すると思うんです。

ただの一般社員の状態からチーフとかシニアとか呼ばれる「ひとつ上の立場」になる人って、だいたい入社して7年ほどが目安っていう時点でもなんか信憑性があるって思いませんか?

ただ、勘違いしないで欲しいのは「出来ている人の多くがやってきた7年の努力をたかだか専門学校や大学の2年から4年程度の期間で追いついて追い抜こうなんて虫が良すぎるのでナメんなよ?なんの準備もしてこなかった時点ですでにオマエは詰んでるんだよ、マヌケ」なんてことが言いたいわけでは決してありません。

事実を事実として受け入れて受け止めた先に『対策』というものが生まれるはずです。

『問題』がわかったらあとは『対策』して『攻略』するだけなんです。

では7年という時間をを2年から4年に圧縮するための方法とはなにか?

今回はその『時間圧縮』という禁断の超魔法について考えていきましょう。

7年の努力を2年から4年に超圧縮する方法とは

これからご紹介する圧縮法は「絶対に成し遂げたい・夢を叶えたい」という明確な目標を持っている人に向けた「こうすればきっと出来ます」という方法論となります。

また「ゲームクリエイターになりたい!」と思っている人に絞った形でお話していきます。(私はゲームクリエイターですので)

やるべきことを順番にお伝えしていきますね。

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