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I just undertake ―全肯定という忍耐も、将来のことも―

この曲で何度も出てくる
”undertake”
という単語を調べてみたら、
”引き受ける”
という意味だった。


※この曲自体の内容とこれから書く話は、全く関係のないことなのでご了承を。




私は、何かをすきになりハマってしまうと、それを結構研究してしまうタイプ。
情報収集して、詳しく知りたくなる傾向がある。

そして、
今、鬱病無職で家族しか話し相手がいない中、
そのすきなひとなどが家族の中で話題になると、
「このひとこうでこうで、こうなんだって!」
と、言いたくなる。
つい。

だって、他に話し相手がいないから、、、、、、

お笑い中毒になると、芸人さんのいろいろな知識で脳内が溢れてしまうし、
気になる音楽があったらこれ○○の主題歌で売れてるんだよねって言いたくなる。
それは、単なる日常会話として、何気ない会話として。


でも、
それが、
「、、、、、、なんでも知ってるんだね。」
と、上から目線の発言に敏感な母にとっては、気に障ることがあるらしい。


、、、、、、難しい。会話。


たまたま、
平野紫耀くんに癒されていた母と、YouTubeでダンスパフォーマンスに夢中になっていた私はKing&Princeにハマっていたわけだが、
一緒にアルバムを聴いていたりする中で、
そのKing&Princeに最近、突然の発表があった。

私は、今までのキンプリに詳しくなかったので、世間やファンの皆様が、何を根拠にどのように考えて、騒いだり変なネット記事を書いたり、その悲しみから立ち上がろうとしているのか、よく知りたくてSNS中毒になるくらい、がっつりハマってしまった。
メンバーの関係性、仕事の仕方、個々の性格、ファンとのこと、その他諸々。

どんどん、King&Princeがすきになっていった。

ただ、やはりまだキンプリにハマって浅い私には、理解しきれていないことがほとんどだろうと思う。


癒しだった平野くんが退所してしまうことで落ち込む母には、
一か八か、Twitterでファン(通称ティアラさん)が元気になるためにがんばっていた
#平野紫耀オモロテロップ選手権
というものの存在を教えてみたら、
メンバーがバラエティ番組に出演したときの面白映像で溢れていて、母は大爆笑して数日過ごしていた。
、、、、、、よかった。
(気になった方は調べてみてください)

でも、
最新アルバム『Made in』の初回盤に入っていた『ichiban』という曲のメイキング映像を観たり、
そのTwitterでの選手権の中の、5人が仲睦まじく過ごしている様子を観ていて、だんだんと

「どうしてこの5人でいられないんだろう、、、、、、、」

という、寂しさを感じていたようだった。

もちろん私もそうだ。


私自身、事務所が何かしたとか、そういうことは根拠がないし、
怪しくはあってもあくまですべては憶測にすぎない、、、、、、
という考えで、以前母に何か話をしたらしい。
それは、下手なことは考えないように、自分を守る意味でもあった。

それを覚えていた母は、

「あんたは全て憶測だっていうけど、やっぱり事務所が何かしたと思うんだよね」

と、ついに事務所の話をしだした。

私が、そこを考え始めたらますますメンバーのメンタルが心配になるから考えるのはやめよう、と自分を守ってきた、その話。


「あんたはそういうけど、会社っていろいろあるじゃない。」

と、”それはわかってるけども、、、”と言いたくなるような社会の話から、キンプリがこう言われたのではないかという母の予想の話。

それこそ、母にとっては日常会話だと思う。


でも、私の言いたくなる病は発症してしまう。


「うん。だから、ティアラさんたちはいろいろと行動を起こしたりして、、、、、、」

と、私が放つや否や

「まーーーた!今は私の話をしているの!!!!!
あんたはいつもそうだね。
情報じゃなくて、今は私の考えを話してるの。
なんなら私だってティアラでしょ?年齢のこととか言うの?」


あああああ、やっちまった。


そこから、いろいろと説教が始まる。

「そうだね」と言い、とにかく”話を聞く”練習をしなさいと。
心の中で違うと思っても「そうだね」と言う練習をしなさいと。
否定しないで相手の話を聞きなさいと。
父に対する愚痴のときもそうだと。


自分の思いは一切言わず、
肯定し続けないと、ひとと会話はできないのか。

社会人としては、そうかもしれない。

自分の考えを、飲み込んで会話を進める練習は、必要かもしれない。


ただ、母は私の話を途中から食って奪っていくことが多いし、結構飲み込んでるよ、私、、、、、、
「でも」って否定もするよね、、、、、、

でも、これも、飲み込むしかないのか。

そして、言われたのが、

「SMAPだって、私がファンだったんだから。」
(ファンだった妹が、まだ立ち直れていない)

「だいたい、あんたがすきなひとも私から始まってるからね?
L’Arc-en-Cielにしても、中島美嘉にしても。
私が見つけてきたんだからね。」


、、、、、、、、、ええ


母は昔からJ-POP・J-ROCKを流していて、私はそれを聴いて育ってきたので、ほぼほぼ母の聞いてきた音楽で私が構成されていると言っても過言ではない。

ただ、
そういわれたら、
私の”推し”は全て、母のもの?

え、何か、遠慮とか必要なの?

気を遣わないといけない?
25年弱ずっとだいすきなL’Arc-en-Cielの話をするときも、いちいち”母のおかげですきになった”という枕詞をつけないと、ダメ?


ちょっと、これには狂いそうになった。



、、、、、、何も、すきなものなんて、なければいいのに。


そうしたら、誰にも迷惑かからない。


キンプリの件だって、私は永瀬廉くん(King&Princeに残留し守っていく)にハマってきて、平野くん推しの母とは、会話が成り立たなくなってくるだろうとは思っていた。

寂しい気持ちは一緒で、
『ichiban』のメイキングを観ながら、メンバーの輪の外から見ていたり、ときどき入ったりという廉くんの距離感を受け止めてくれているメンバー、メンバーのことでなら笑っていられる廉くんが、これからどうやって笑えるんだろう、、、、、、
と、考えたときに

「なんか悲しくなってきた」

と言ったら

「いや私の方が悲しいよ」

と即否定された。


まぁ、わかる。

噛み合わないだろう。


もう、これ以上すきになるのはよくない。


情報過多で疲れてきたのもあって、
Twitterでをスマホからアンインストールしてみた。

でも、
どうしても、TikTokで廉くんを見てしまう。

そんな簡単に、すきはやめられないよね、、、、、、


L’Arc-en-Cielや中島美嘉さんのCDを、部屋の見えるところに配置しているけれど、これを全部見えなくしてしまおうという衝動にも駆られた。


家族に迷惑をかけるくらいなら、すきなものなんていらない。


、、、、、、でも、体力的に無理だった。



ただ、
勢いで中島美嘉さんのポスターを裏返してしまった。
”共感すること”について、裏側に、書いて貼った。


美しいひとの、裏側を汚した。



罪だとも、思わないメンタルになっている。


全肯定で話を聞くことを、がんばろうと思う。

だって、これから、多分、死ぬまで私は、ここで生きていく運命。
それを、undertakeしようと思っているからだ。

そのために、母との関係性は、壊せない。




つい最近まで、
私の将来の方向性は、自立すること、上京することにあった。

ひとり暮らしをするタイミングを逃したまま鬱病で療養となり、
もうすぐ36になるのにまだ一度も実家を出ていない。

人生で一回は、家族と離れて生活する経験をしたい。
年齢相応の経験値が、あまりに足りなさすぎる。
というか、ここではないどこかへ、行きたいのだ。

今は、家族の中にいて、それが全て。

でも、きっとそうじゃない世界もたくさんある、それを知りたい、
私自身の、縛られない考え方とか、生き方を見つけたい。


10代とかその辺の子が考える夢みたいなことを言っているが、
こういう身なので、年齢なんて考えている場合ではない。



でも、

自分が、見ないようにしてきた現実が、もう迫ってきた。

結婚も出産も未経験。
それ自体は、きっと現代では珍しくはないかもしれないが、
恐れていたのは、

このまま、鬱病がよくならず社会に出られず実家暮らしの間に、
両親も高齢になって介護を必要とする。
そのときに、無職で家にいる私がふたりを最後まで面倒見て、
看取って、
その後はもう、何歳になっているかわからないけれど、
独身で、子どももいない、親に孫の顔も見せないまま、
親を亡くし、ひとりになる。


という、リアルな未来だ。


自分から何もしようとしない子どもみたいな父は、
家系的にめちゃくちゃ長生きすることが予想される。

最近自分の母を亡くした母は、
「私もわがままだから、年取るにつれてああやってどんどんわがままになっていくんだろうな」(かなり苦労した)
とこぼす。


そして、
最近、

「よろしくね」
「面倒見てね」

と、ついに母に言われたのだ。


、、、、、、そもそもこういうとき、
「いやいや、そんなこと言わないで」というのが正解か、
「わかった」というのが正解か、どっちだ?


でも、


もう、いいや。



こういう人生だったと、思おう。

もし、今私が急に元気になったとしても、
私と共に鬱病に悩む母をおいて、上京なんてするのは、
私が不安で仕方がない。


というか、

最近、もう、ストレスでおかしくなっても、
家出的に出ていくことが、力がなくてできなくなってきた。

散歩とはまた別の話。


もう、この家で、一生終えてもいいかな、、、、、、

もう、未来とか、自分に期待することにも疲れた。


はっきりとした夢も、あるわけではない。


もう、何もやりたくない。


疲れた、、、、、、



息を吸えているだけで、しあわせだよ、、、、、、



こうして、PCで記事も書けるし。



いいんだ。





運命だと思って、引き受ける。


これでいいんだ。


介護なんて相当な覚悟がないと、、、、、、
とかいうことは、まだちょっとおいておく。


明日も、しっかり息を吸って、生きていけますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。