PINPOUSSE(ピンプッス)

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Lean against hero

君のところまで届けてみせるさ 強がりかもしれないたった1つの声を 例えば誰にも知られずに 傷つく今日を見てらんないだけ 大きな大きな怪獣を 倒さなきゃ君も傷ついてしまう 指先の僅か勇気があるのなら 怖がりバレずに立ち向かえるだろう 弱音吐いたままで下を向いてても 歩いていける たった1人の君はほら 心隠したまま言えない言葉で 涙を隠せる君はきっと誇らしいヒーロー ひとりで恐怖に飲み込まれ 傷んだ身体はただ軋んでいる 些細で大きなプライドで 耐えてなきゃ僕を救えないから

    • また時計は 0時を回っている 瞬きする間に落とした 宝石 悲しいお知らせ ループしている 熱が押し寄せ 鳴き声が聞こえる 確かに飛べるような気がしていた 平気なふりがやたら上手くなった 瞬いて浮かんで光に触れた 夜の景色の中言えない想いが チカチカと瞼に明かりが灯る ため息を吐いてた 君に 聞こえないように そっと そっと 噓つきながら 毎日は廻る 平気なふりをして 歩く坂道 誤魔化す私を君は笑ってた 今夜は星が降る 一緒に行けたら アイスの当たり棒を 誇らしげに掲げ

      • 僕はゆうれい

        消えてもいいかも僕は君が笑えるなら 大切な何かを見つけてほしいからさ 花は枯らさないように気をつけて 少しずつ本音も出してみなよ ゆらゆら浮かべている感情論 キラキラ透き通ったホログラム 足元は確かにここにある 僕ら友達になれたよな いつも通りの場所で また、懲りずに歌ってみるよ 先の未来はわかんないけどさ 幽かに隣で泣いてたこと 君の隣で笑ってるあの人はいい人 確証はないけど多分そうだと 星を見に行くんなら冷えないように 暖かい格好して行っておいで できれば最小限の

        • drop by drop

          多くの声は聞こえない 15時過ぎの画面越し それでも僕らは止まらない こじつけながら約束する 君の熱を逃がさない 眠い目をこすりながら 冷たい床では眠れない うなされてまた目覚めた あなたへ届くように自己満足の歌声を 一等星みたいに光れなくたって もうそれでいいか 消える言葉をさらって連れていってよ 遠くの海の向こうまで 落ちる心掬って持っていってよ ああ濁るひとしずく 毎日消さないように 決められたこと繰り返し 寂しさ一つも消えやしない 落ち着けない夜と朝 暗くな

          Lens

          君の肩越しに見える街が とても綺麗な水彩画みたい 頭上流れる雲を見上げ それでも浮かばない言葉たち 春を吸い込んで喉が痛いや 少し冷えたねくしゃみをしてる 遠くで手を振ってる誰か 優しく楽しそうに写り込んだ ああ消えないで消えそうな 苦くて淡い色またひとつ無くして ああ溢れて手に入れた 景色は僕らだけ覚えてる今も 記憶と痛みは失うもので 窓を開けたらモノクロになって 足元転がる石ころ蹴って ぼんやりわかってる強がりだと 夕暮れ照らす町並みは 人混み歩くほんの少しの切な

          青の前に

          誤魔化せなくなった君の目に ずっと映っていてさ笑っちゃうよな 遠く向こう行った雲の跡 もう消えているか泣きそうなんだ 揺れた影が映った壁 ぬるい風がなでた肌 見慣れた街を吸い込んだ 乾いた地面に何もかも落とした あなたの声も全部 彩が消えてく朝が壊れた 僕らの声も 死にたくなるだけの夜の音 けど信号機は変わらないな 電話越しの君はもう泣いてて また枯れるまでは泣きそうなんだ 好きなことがあった頃 苦手な人がいた事 記憶の中へ潜っていく 雨粒落ちてく何もかも流して 未

          魔法みたいな

          少しずつ時間を刻むのが速くなっていって 微熱でたくらいの感覚になってしまって まともには頭が働かず辛くなっていって 薬のむくらいに重症なのかもしれない チカチカしてる星とか月とか夜景とか ユラユラ揺れる海とか川とか湯船とか 全部絶景に見えるんだ これは気づかないうちに きっと魔法にかけられたんだろうな そうに違いない 君が現れたときに 今日明日が動きだしたんだろうな そうに違いない いつも通り仕事に向かう道も楽しく思えて 小言聞くのも全然苦にならないなんて 君と最後

          エウレカ

          終わるまで今日を探していた 息をしてるのはあなた 追われていた昨日に置いていかれ 目を閉じたのもあなた ただいつも精一杯だったから 言い訳をしてもいいよって 見えたもの眩しすぎたんだと 見えないふりをしていた どうか何もないようにと そうか理解してる頭の中で ひとつも逃さないように 自分に問いかけたのだろう 伝えられるうちに言わなくちゃ 灯り揺らめく瞳を見つめて 震える指先と鼓動が伝わるから 思わず君は笑ったのかな きっと大丈夫だよと自信なく 君は言うから手を握って

          鳴き虫

          雨が降った日曜日や 部屋の隅っこでうずくまって 心割れそうな声響く 悲しいメロディ 声が枯れて思ったより 君のほっぺたは赤くなって とても寂しくて響く 楽しいメロディ 大事のように誰かに話した 人生を分かったふりして むこう側まで聞こえるように 叫んでいた 大丈夫 分かってるよ ずっと 君の声がどこにいても聞こえている 大丈夫 きっとできるよ いつも 僕の声でいつまでも抱きしめてる 僕の独りごと 風が強い明け方に 屋根の真ん中で寝っ転がって まっすぐ見つめてひとつ

          barely

          疲れた眼と耳が 見聞きしたくないこと それでも君と僕が 分け合いたい痛みも 離れる気持ちとか 止められない事があって いやいや分かるフリ 誤魔化した自分の中で 1つも終わっちゃいないのに 襲い来る平凡な日常 僕らの方位磁石はどうやら 壊れたみたいだ 精一杯 やらなきゃいけないのに ちょっと頑張れそうにはないな もう一歩 踏み出すための 何かをみつけられるのかな 狂ってるのは世界とか 語って騒ぎたてるけど それでも街中に 拡がる笑い声の音 変わってく未来の前に 変えな

          瞬き

          ひとつずつ放り投げた 短針の向こう側に みっともない言葉 君にぶつけてしまった 話したいことがあって 口開いたはずなのに どうでもいい思い 僕の中ではじけた ひとつもない良いところ 探すほうが難しいよな 夕暮れに染まった 街を見て笑ってしまった いやなことだらけの毎日 終わらせたいはずなのに 止められない呼吸 息を切らして歩く ひとつずつ落として拾って集めて ひとつずつ燃やしては明かりにして 躓かないように下向いて 頑張って歩いてたんでしょう 追い立てる朝日が昇って

          ウッドペッカー

          今日もこんこんこん ひたすらに堀り続けて 見まわしたら独りぼっちで 寂しくなってしまった 今日もこんこんこん がむしゃらに掘り続ける 自ら選んだ木は堅すぎて 苦しくなってきちゃった 今日も意気揚々と いつもの木まで飛んでいく でも先客がいるみたいだ 横取りされちゃったみたいだ 今日もこんこんこん 狂った調子で堀り続けて 気が付くと真っ暗で 悲しくなってしまった 今日もこんこんこん ひたすらに堀り続けて 向こう側にいた君と会えて 嬉しくなってしまった

          ちゃわんむし

          「大丈夫?ごはん食べれられそう?」 君が心配そうに聞いてくる。 こんなに体調が悪いのはいつぶりだろう。 この喉じゃ何も食べられそうもない。 君は少し考え込む。 「わかった」 そう言うと、君は部屋から出ていった。 しばらくすると、台所から優しい香りが漂ってくる。 香りの正体を考えているうちに、また眠ってしまった。 目を覚ますと、湯呑茶碗を片手に君が覗き込んでいた。 「おはよう」 まだ少し、クラクラする頭振りながら、うなずく私。 君が湯呑茶碗の蓋を開けると、優しい香りが溢れてきた

          おぼろづきのよる

          光の粒が乱反射しながら、キラキラ舞っている。 ツンと冷たい空気が頬を撫でる。 街灯がない、この通りをゆっくりと歩いている。 ふと、さっき食べた、伊予柑の香りを思い出す。 「これじゃ、みかんのおばけだね。」 つまんない冗談を言いながら、君はおどけていた。 霞がかかった空には星たちが居なくて、 お月さまだけが寂しそうに一人ぽつんとしてる。 寂しそうだけど、凛としている。 「ここは冷えるな。」君が言った。 少し先を歩いていた私は振り返った。 照らされた、まだ少し長い影を見つめた。

          おぼろづきのよる

          ひとりぼっち

          ひっそりと始まったお話は いつの間にか誰かのもとへ 明け方に雨が降るのかもね 傘差さなきゃ濡れちゃうかな リピートするおはようで始まる 少し重い頭じゃ やる気がでないや 小さく咳をしてしょうがなく 君に届くように唄ってみるよ それでも上手くは唄えないけど 君が動けなくなったその時に 思い出せるくらいの唄でもいいから ずっと点きっぱなしの蛍光灯 チカチカと信号みたいに 夕暮れに雨が降り始めたから 傘持つから隣に居させてよ 繰り返すバイバイはきっと いつも同じだと そう思

          なんてことない日

          いつもより早く起きてみようか そうやって違いを探してみる 少しくらい遠回りしてみようか でも笑ってごまかしている ごめんなさい言えたら楽なのに 強がって思いを隠している 間違えた落書きを消したら いつもの顔でありがとうと 少しずつ変わるかな 変えられるといいのにな 君の待つ景色なら 変わらなくてもいいかな 同じ景色の中にいられるように ただそれだけを願っていた 騒がしい日常の中に現れた君が 笑顔を増やしていく 明日が来るどうしようもなく 狂ったように押し寄せてくる 今