青の前に

誤魔化せなくなった君の目に
ずっと映っていてさ笑っちゃうよな
遠く向こう行った雲の跡
もう消えているか泣きそうなんだ

揺れた影が映った壁
ぬるい風がなでた肌
見慣れた街を吸い込んだ

乾いた地面に何もかも落とした
あなたの声も全部
彩が消えてく朝が壊れた
僕らの声も

死にたくなるだけの夜の音
けど信号機は変わらないな
電話越しの君はもう泣いてて
また枯れるまでは泣きそうなんだ

好きなことがあった頃
苦手な人がいた事
記憶の中へ潜っていく

雨粒落ちてく何もかも流して
未来も今も全部
君の悲しみ街へ溶けてく
僕らの声も

ひとつふたつ ひらひらと落ちていって
ふたつひとつ ゆらゆらと落ちていって
また 繰り返して

乾いた地面に何もかも落とした
あなたの声も全部
彩が付いてく青がひろがる
僕らの声も
僕らの声を

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