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銀座並木通りに佇む「鮨 紀文」。素材の旨さと個性光る一品に注目

築地から直送で届く高級な天然ミナミマグロを始め、ピンク岩塩をふりかけた穴子、白い卵焼き、トロエシャレット、ロマネスクのムースいちごソースかけなど、ほかとは一味違ったお寿司がいただける「鮨 紀文」に行ってきました。では、さっそく行ってみましょう!(現在、緊急事態宣言中につき、一時的にお店を閉めています。再開したらお知らせします)

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お店はこちら。新橋駅そば、銀座並木通りの入り口にあります。前回来た時とは変わってビルの一角になっていますが、以前のように柱と暖簾、看板があり、面影を残しています。建物が変わっても、入口の雰囲気を残すことは大事ですね。

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のれんをくぐると、広々とした店内には、カウンターが2つ。右と左に、2つもカウンター席があるのです。さらに奥にはテーブル席、2階にはお座席。銀座でこれだけ大きなお店を(40年間)続けていられるというのは、とてもすごいことです! こちらが、今回お寿司を握ってくれた店長の石井さん。お寿司さんの店長、大将というと、なんだかちょっと堅苦しくて怖い印象を持つ人もいるかもしれませんが、石井店長は物腰柔らか。きさくでとっても話しやすい方です。

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目の前でお寿司を握るのを見ながらいただけるのは、本当に楽しいです。贅沢なひとときです。

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こちらは、れんこんのすりみの吸い物。始めていただきました。れんこんの揚げ物と花を添えているところがポイント。

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イカ。表面に細かい切れ目が入っています。イカというと淡泊なイメージがあるかもしれませんが、こちらはほんのり甘め。そして歯ごたえがありながらも、切込みがあるため食べやすくなっています。

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カワハギ肝。実はカワハギを食べたのはこのお店が初めて。食感も組合せも含めて、食べてみてほしい逸品です。

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イワシ。赤身と銀色、万能ネギの緑といったコントラストがきれい。ちなみに、この万能ネギ、すりおろした生姜が混ぜてあります。薬味一つにも手を抜かない!美味しさの秘訣です。いわしも細かく包丁が入っています。この均等に入った切込みの美しさ、熟練の職人技ですね!

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天然ミナミマグロの赤身。ここの赤身は味が濃くて好きです。ミナミマグロはクロマグロと同様、高級魚。今年のお正月のコロナ支援で別途注文していただきましたが、本当においしいのでぜひたべてみてください。

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炭に火をつけ、ブリの一部をあぶっています!こんなところが見えるのもカウンター席の魅力の一部です。

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はい! あぶったブリが登場!大きくて肉厚!しかも、ちゃんと食べやすいように筋を切ってあります。こういう細やかな気配りができるお店は、素敵ですよね。

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「え?卵焼きが白い? 黄色じゃないの?」と思ったら、お米を食べさせた鶏が産んだ卵で作っているのだそう。貴重な白い卵焼き、おいしくいただきました。

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続いてもう1つ不思議な光景が!石井店長、なにやら半透明な塊を持ち、お寿司の上に削っています!なにをしているのかといえば、岩塩を削り、あなごとうなぎにかけているのです。こういうライブ感ある演出、楽しいですよね! あー今日きてよかった!

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塩よりも細かい、ふわふわの雪のような岩塩をかけて、いただきます!黒いプレートにほんのりピンク色の岩塩が映えます。写真は、あなごとカレイ。

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車エビの握り。しっぽのサイズでこのエビのだいたいの大きさがわかりそうです。エビの身も程よくしまって、食感がよかったです。

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ローストビーフのトリュフのせ! 贅沢しすぎて舌が肥えすぎちゃいそうです(笑)

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中トロ。脂ののったマグロ、一口食べたらため息が出ちゃうほどの美味しさ……。

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ウニ。軍艦巻きじゃなくて、こんなにたっぷりウニを食べられるなんて、さいこうじゃないですか⁉ ウニ、大好きなので貯まりません!

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とろたくとエシャレットの巻物。一緒にいった友達が「ぜひ食べてみて!」と勧めてくれたのがこちらの巻物。たくわんの塩加減とエシャレットのシャキシャキ感、トロとよく合うんです! 食べてみてほしい~。

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赤貝のひもきゅう。赤貝といえば、50年ほど前は東京湾でもさかんに取れていたようですが、現在は漁獲量がかなり減ってしまったそうです。

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いくら。口の中に入れて軽くかむと、プチプチとはじけるようにジューシーないくらの味が広がります。あぁ、たまらない!いくらも、大好きなんです。

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冬の逸品、あん肝。「今日は天国ですか⁉」というくらい、超高級食材ばかりをいただいています。私は日本酒を飲めませんが、これをつまみに出されたらお酒が止まらなくなりそう!

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いなり寿司3品。ちょっとメモし忘れてしまったのでなんの味だったのか確かではないため書くのを控えますが、いなり寿司の概念が変わるかも?全部味見したくて、1種類ずつ切ってもらっちゃいました。

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ロマネスクのムースいちごソースかけ。ロマネスクってなんだかわかりますか? 少し緑かかったカリフラワーのような野菜です。ブロッコリーとは違うのでご注意ください。ロマネスクを茹でてマッシュして、そこにいちごジャムをかけた、「紀文」オリジナルのスイーツです。〆というと、フルーツの盛り合わせなどをいただくこともありますが、今回はこんな素敵なスイーツをいただいちゃいました。ちなみに、このスイーツを考案したのは、石井店長だとか⁉ スイーツですら「体に優しい食材を」という心遣い、さすがですね!

現在、緊急事態宣言が出たため、「鮨 紀文」は一時的にお店はクローズしているそうですが、再開したらまた行きたいです。銀座並木に佇む江戸前鮨店、コロナがおちついたら一度出かけてみてはいかがでしょうか。

高級魚「ミナミマグロ」取り寄せでコロナ支援

↓こちらは、2020年に取り寄せた、同じ会社のミナミマグロ赤身とトロセット。飲食店関係の人は、今本当に大変な時期だと思いますが、いろんな知恵を出しながら新しい生活に即したスタイルで続けていけるといいですね。



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