貴方「で」いいではなく、貴方「が」いいと言われる働き方

自分に付加価値をつけたい

 きっと、誰もがそう思ったことがあるだろう。人間には元々承認欲求があるからそう思うことは無理もない。そういった人々の中には綺麗な洋服に身を包んだり、男性を転がして自分は好かれてると思い込んだり、飲み屋で昔の武勇伝を語ったりしている人をたまに見かける。私はそのようなことをして承認欲求を満たすことができ、本人が幸せになれるのならいいと考える。パッとしない自分に嫌気が差したら新しい服を買いにいって新しい自分を見つければいいし、男性を思う存分(ただし相手の心を傷つけない程度に)転がして恋の駆け引きを楽しめばいいし、ストレスがたまったら声を大きくして武勇伝を語り自分を励ませばいい。しかしながらこれはあくまで気分転換にすぎない。今回、本当に自分自身に付加価値をつけたいと思っている方々に向けて私は提案していきたい。

貴方「で」いいのではなく、貴方「が」いい

 自分に価値があるかが分かる分かりやすい指標としては、仕事がその中の一つとしてあげられる。一般的にその人のかわりがいなければいないほど給与が多いと言われている。その人のかわりがいないということはその人自身にそれなりの需要があるということだから当たり前のことだろう。

 そのようなことから、私は大学生活のアルバイトの中で自分にしかできない仕事とはどんな仕事だろうとよく考えた。これは非常に難しい問題で正直な話、普通の女子大生がアルバイトの中でできることといったら他よりも気を回して先を見据えて行動したり、自分のキャラを確立してお客様に覚えて頂くことくらいだった。正直、こんなことだれでもできる。笑

考えることをやめなければ思考がレベルアップする

 私ができることと言えば誰でも出来ることしかないとここで肩を落としてはいけない。なぜなら、自分ができることは何かを考え続けることで思考がレベルアップできるからである。仕事を始めたばかりのときは、ありふれたことしかできないことはある意味当たり前だ。ある程度仕事に慣れ、思考がレベルアップして様々なことを考える余裕ができると鮮度のあるアイデアが生まれてくる。鮮度のあるアイデアとは、その業界に染まりきっていないからこそ、いい意味で新鮮で斬新な考え方である。これは企業的にも非常に重要で、新人の鮮度のあるアイデアを取り入れることにより更に企業が業績を上げるための手がかりとなることがある。例えば、あるクリエーターの方がアイデアを自分の所属する業界からあえて取り入れずに、別の業界から取り入れることが多いと言っていた。これはある意味自分自身が鮮度のあるアイデアを取り入れ続けるためであると言える。だから唯一無二の働き方ができるのである。

 はじめはまねることからでいい

 どんなにすごい業績を残している人でもはじめは誰かをまねることから始めている。ただ何が違うのかと言えば、自分のやりたいことや自分にしかできないことを考え、探し求め続けるという探求心を持ち続けていることにある。働くことに慣れたら、考える余裕が生まれる。考えが生まれたら、伝えてみる、試してみる。そうやって更に思考が拡大し、レベルアップしていく。貴方「で」いいのではなく、貴方「が」いいと言われる働き方をするために、考えることをやめてはいけない。気づいたら他の誰かができないことを出来るようになっている可能性は誰にでもあるのだ。

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