短歌 | すれ違い

ただ聞いて
ほしいと思った
だけなのに
わきみちに逸れ
わたしのせいね

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ひとはみな
地球のヘソに
生きていて
メタの視点を
得ることもなく

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文字の先
想像力が
足らなくて
病んでる君に
気づくことなく

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ズタズタに
切り裂かれゆく
精神も
見た目変わらず
人知れず病む

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最悪の
タイミングほど
来るLINE
既読スルーも
難しいもの

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ひとはみな
いつもどこでも
泣き笑顔
涙隠して
無理に微笑む

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考えず
返す言葉は
消えないで
つなぎ合わせて
君をうらやむ

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あのときの
耳に残りし
君の声
寄せては返す
後悔の波

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許してと
言うに言えずに
手首見る
ここを切り裂き
サヨナラこの世

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